転職理由は本音にする?建前にする? 面接でこんな風に話したら好印象!

休みも取れないし、家族との会話もない!娘が初めて歩いたところもあとからビデオで見せられただけ!

そんなこんなで会社を辞めたAさん、

新しく面接に行った会社で、休みが取れないことの愚痴をこぼしまくってしまいました。

結果は残念ながら×。

うっかり言い過ぎた・・と思いつつ じゃ、何と言えばよかったんだ?と考えこみます。

Aさんのような経験はありませんか?  あなたと同じ悩みを持っている人は1人ではありません。

そこで、今回は「転職経験者」の方々に 「転職理由をこのように話して成功した!」という経験談を伺ってきました!

「転職理由の話し方」について検討中の方は 是非、今回の記事を参考にしてください!

登場人物

 転職は、もう少しキャリアを積んでからにしようか思案中 Fさん

 転職理由はキャリアアップのため。キャリアアドバイザーエス

 

転職理由をこんな風に話して成功!

 転職理由ってだいたい聞かれますけど、素直に話すものですよねえ?

 まあ、そうですね。あえて嘘をつく必要も感じませんが、とにかく印象の良い話し方はあるみたいですよ?

 印象、ですか?

 面接する会社が、ただの駆け込み寺に見えている場合、失敗する場合は多いんじゃないかと思います。

 え?駆け込み寺? ちょっと意味がわからないんですけど・・。

 それではFさん、ではまず先輩たちの意見を参考にしてみましょうか。それではいってみましょう!

 

★不満は言わず、主婦業との両立がしやすいので!と話しました(建前は必要派)

美容部員から車検の事務へ転職(女性)

転職の理由

以前は美容部員をしていたのですが、上司との折り合いが悪かったです。上司は独身女性だったのですが、それが悪いとかではないのですが、私は結婚をしていて主婦業との両立も大変でした。
自分は暇だからかわかりませんが、なかなか帰らせてもらえませんでしたし、給料をたくさんもらってるにもかかわらず仕事を押し付けてきて困っていました。

面接などで伝えた転職理由

転職理由は、主婦業との両立がしやすい事務の仕事がしたかったと伝えました。美容部員の仕事は否定せず前の仕事も楽しかったと話しました。

面接に建前は必要?後輩へのアドバイス!

面接に建前は必要だと思います。
正直に話していいことと、悪いことがあります。建前で面接に受かっても入社してからはバレるかもしれませんが、それも覚悟して臨むとよいかもしれません。

ネット上にはこんな記述も!

「どうして転職したいの?」という質問に適切に答えるためには、できるだけ正直に答えることが大切です。心から湧き出る正直な言葉は、相手の胸に響きやすいからです。とはいえ、採用面接の場では、ただ正直に答えればいいというわけにはいきません。それなりに話の組み立てが必要となります。

引用:「どうして転職したいの?」この素朴な質問にあなたは答えられますか?

★本音は述べましたが、あくまで建設的なことを!(建前は必要派)

 印刷業からWEB業界営業へ転職(男性)

転職の理由

紙媒体の衰退と給与面。印刷業の営業時は既存顧客に新たに受注してもらえるように営業活動していましたが、どんどんWEBに移行していく現実を目の当たりにし、何よりネット印刷のコストと納期に負けており、世の中は低価格で、ある程度の質がいいもので十分という傾向だったため、在席したいた会社ではクリアにならない部分なので転職を考えました。

面接などで伝えた転職理由

本音の部分を伝えて、これからもっと稼いでいかなければいけない状況だったので、その理由を素直に伝えてすぐに採用していただけました。

面接に建前は必要?後輩へのアドバイス!

建前は必要だと思います。ただ、何より自分がこの会社で何をしたいか、将来自分がどうなっていきたいかを素直に話すこと。
少しの建前とあとは素直さだけで十分かと。自分も面接官をしたことがあるので、素直で夢を語れる人間が一番強いと思います。

★ミスマッチをなくすための本音は必要だとは思います、でも・・(建前は必要派)

不動産コンサル会社法務からクレジットカード会社法務 へ転職(男性)

転職の理由

勤めていた会社がベンチャー企業で、かつ、オーナー企業であったため、離職率も高く、私傷病休暇も多かったことから、中長期的な未来を描く事が難しかったため、結婚というタイミングと年齢を鑑み、比較的給与水準、休み、昇級昇格、福利厚生などが安定した大手、知名度の高い会社で働きたいと考えるようになり、転職しました。

面接などで伝えた転職理由

本音と同じです。

面接に建前は必要?後輩へのアドバイス!

転職の面接に、ある程度建前は必要だとも思いますが、本音を言って採用された会社の方が入社した後のミスマッチは少ないと考えますので、言い方などの注意は必要ですが、素の自分を受け入れてくれる会社の方が中長期的には良いのではないかと考えます。

ネット上にはこんな記述も!

ホンネランキング1位の「上司・経営者の仕事の仕方が不満」、3位の「同僚・先輩・後輩とうまくいかない」は、タテマエランキングではそれぞれ9位に下がりました。逆にホンネランキングで7位だった「キャリアアップしたい」が見事1位に。この結果から、転職者は退職理由のホンネとタテマエを上手く使い分けていることが見てとれます。

引用:転職理由と退職理由の本音ランキングBest10

★早出残業代も出ず、体調も崩した→生活を豊かにするため!と言いました(建前は必要派)

アパレル からライターへ転職(女性)

転職の理由

サービス残業が当たり前のような会社で、上司に改善を求めたが聞く耳すら持ってもらえなかったため。また、あまりの長時間労働で体調を崩したのもきっかけとなりました。強制的な早出出勤と残業で給与がでることは一切なく、タイムカードも上司が訂正できるような会社で全く意味がないシステムでしたので不信感がどんどん募っていきました。

面接などで伝えた転職理由

生活を豊かにするため。

面接に建前は必要?後輩へのアドバイス!

建前は必要だと 思いまう。ただ、マイナスなことも、プラスに転換して話すべきだと思います!

ネット上にはこんな記述も!

転職希望者から相談を受ける内容としてよくあるのが、「ありのままの自分を見てもらいたいので、転職理由は嘘をつきたいくない」というものです。確かにその通りで、嘘はいけません。嘘をついて入社してもいいことはないですし、内定取り消しの対象になる可能性すらあります。しかし、嘘をつくのではなく相手に伝わりやすい表現を丁寧に工夫することは、極めて重要です。

引用:転職理由の書き方…人間関係等ネガティブ理由の時は?

★体力の限界→新しいことにチャレンジしたい(建前は必要派)

飲食業からアパレル店員へ転職(女性)

転職の理由

飲食業は体力が必要で、今後体力的なことを考えると今後長く続けて行くことに不安を感じました、
また休みが取りにくく、希望休もなかなか取れないですし、残業も多く、なかなか残業代も出ませんでした。
休みを増やしたり希望休を取りたい、という思いと、体力をあまり使わない仕事をしたいと考え、転職することを決めました。

面接などで伝えた転職理由

面接では、新しいことにチャレンジしたい、ということをアピールすると好感を持たれ、採用に至りました。

面接に建前は必要?後輩へのアドバイス!

建前は必要だと思います。ポジティブに受け取ってもらえるものを選んだ方がいいと思います。
建前だけでなく、本音の部分も少し話すことで好感を持たれることもあるので
本音2割、建前8割くらいで面接時にアピールすると良いと思います。

ネット上にはこんな記述も!

倒産など会社の事情で退職した場合はともかく、個人的な事情による退職理由はなかなか真意を伝えにくいものです。下手すると、いまの状況に対する泣きごと、責任転嫁ととられて、応募先の人事担当者に不愉快な思いをさせてしまう結果にもなります。しかし、不平不満をもとにした退職理由でも、表現を変えるだけでポジティブな姿勢を表わすことは可能になります。

引用:面接時の転職・退職理由をクリアする

★前の会社でできなかったことを御社で出来るようになりたい!と(建前は必要派)

 建設コンサルタンツの技術から建設コンサルタンツへ転職(女性)

転職の理由

コンサルタンツ 部内の人が仕事を進める上で、まだ右も左も覚束ない私に対して指示を投げるだけで、質問してもほしい回答が得られなかった。それでも頑張っていたのだけど、資料作成に必要な調査資料や参考資料を隠され充分な成果が上げることが出来なかった。そんな繰り返しで、ここでは仕事を学ぶことも出来ない上に私に出来る僅かな仕事さえきちんとさせてもらえないと思ったから転職しました。

面接などで伝えた転職理由

転職理由を上記のように話し、私はこの仕事を学びながら一人前に出来るようになりたいことを伝えたら好印象でした。

面接に建前は必要?後輩へのアドバイス!

転職理由はきちんと筋が通っていれば問題視されないので、きちんとした理由がなければ作るべきだと思います。同じ職種に転職するのであればその転職理由に加えて頑張りますということを伝えれば働きたいことが伝わるはずです。

★競争や肩書の毎日より、自分自分を成長させたいんです!(建前は必要派)

加工食品の営業から語学学校のカウンセラー へ転職(女性)

転職の理由

ゆったりした職場で気ままに仕事をしたいなと感じたからです。毎日が営業成績との戦いで、精神的にとても辛かったからです。仕事の中で身につけたノウハウを、ほかの営業職で役立たせたいと思ったのがきっかけで、転職活動を始めました。肩書きよりも、自分自身を大きく成長させたい、させるしかないと強く思いました。

面接などで伝えた転職理由

本音のまま伝えました。

面接に建前は必要?後輩へのアドバイス!

転職活動は、かなり身の詰まった話ができる場所です。皆が経験することでもないので、可能性を広げて行きましょう。

★ブラックからの転職。→正社員にチャレンジしたい!と伝え(建前は必要派)

飲食業から病院受付へ転職(女性)

転職の理由

飲食店なので日曜祝日はもちろん、GWやお盆、年末年始に休みが取れなかった。残業代も30分単位でしかつかないし、有給休暇もないというブラック企業ぶり。勤めている人はそんな企業でも年齢や能力の問題で辞められない人ばかりで、仕事が出来ない人ばかり。しかも万年人手不足。休みは週1だわ、仕事の負担は多いわで転職を考えました。

面接などで伝えた転職理由

転職先が正社員の募集だったので、フルタイムのパートではなく、正社員にチャレンジしたいと伝えました。

面接に建前は必要?後輩へのアドバイス!

建前、必要だと思います。 面接ではネガティヴなことは言わず、前向きで意欲があることを演出した方がいいと思います。

ネット上にはこんな記述も!

「給与が低い」「残業が多い」「人間関係が嫌になった」という不満が退職理由になっていると、「いずれ当社でも同じような不満を抱くようになるのではないか」と考えて採用は見送られかねません。面接官がやむを得ないと思えるような理由としては、応募先でなら解消されるような不満、あるいは応募先では起こりえない不満と言えます。ネガティブな理由は自分自身も前向きな姿勢を持てる「やりたいことを実現するための退職」へ変換することを意識して、伝えていくとよいでしょう。面接時間は限られています。退職理由は簡潔に伝え、これからの話題へ早めに転換させるように心掛けましょう。

引用:退職理由で伝えていいこと、伝えないほうがよいこと分類

★忙しすぎ→営業のサポートの方が向いていると感じ(建前は必要)

保険会社営業から専門商社事務へ転職(女性)

転職の理由

保険会社の営業 前の仕事で営業のノルマがきつくて、残業も多く、精神的にも肉体的にも疲れ果ててしまったことが転職を決めた理由です。ちょうどその頃、長い間付き合っていた人と結婚の話が出始めたのですが、当時の仕事を続けながら家事や育児をするのは到底無理だと思いました。そこで家庭と無理なく両立できる事務職に転職を決意しました。

面接などで伝えた転職理由

専門商社の事務  営業をしながら事務もこなすうちに、自分は事務に徹して営業のサポートをする方が適性に合っていると感じたため。

面接に建前は必要?後輩へのアドバイス!

嘘をつかずに、本当の理由をポジティブに伝えるにはどうすればいいかを考えるのが大事です。

ネット上にはこんな記述も!

多くの応募者は、人間関係や社内環境の問題で転職を考えます。大切なことは、そのことをきっかけとして、何をするかということです。過去を引きずっていても何も解決しません。

引用:人間関係が理由で退社。退職理由の答え方は?

★聞きにくいことも面接で聞いておくこと!(建前は不必要!)

飲食店から社会福祉業界へ転職(女性)

転職の理由

シフトワークだったので、自分の時間を作りにくかった。夜遅いことが多く、趣味の時間が取れなかった。趣味が出来ないので、プライベートが充実できず、仕事に打ち込めなかった。また、働く時間がバラバラだったので、体調も崩しやすかった。店長にプレッシャーをかけられて自律神経失調症になり、生理が止まってしまった。たくさんご飯を食べてもどんどん痩せる。出勤途中や仕事中に過呼吸になることが多くなった。夜もストレスで眠れなかった。

面接などで伝えた転職理由

今の職では仕事が終わる時間が遅く、趣味の時間が取れません。プライベートが充実すると仕事もより打ち込むことが出来ます。
働く時間が決まっていて、休みがきちんとあるので応募しました。

面接に建前は必要?後輩へのアドバイス!

建前はいらないと思います。年間休日数や残業があるか等、聞きにくいことも面接で聞いてしまった方がいいです。それでも採用してくれる会社はありますし、私はきちんと聞いた上で採用されました。
きちんと休みがあって残業がないのであれば、プライベートが充実するので仕事のやる気にも繋がります、と最後に意気込みを伝えたら採用されました。

まとめ

 わあ。9割が ”建前は必要” ですって!

 そうですね。皆さん、器用にポジティブな言い換えをされていますね!

 やっぱり、前の会社の悪口みたいなのはだめですよね?

 そうですね、私が最初に言った「駆け込み寺」って、つまり現状の会社が嫌で逃げることだけを考えていて面接に臨んだ場合なんですよね。たいへんだった気持ちはわかるんですが、新しく受けいれる会社の立場としては、「かわいそうだから、じゃあうちにおいで」ってことには、残念ながら、ならないでしょうね。「御社でもっとこういうことをやりたいから」、みたいなことを言ってくれたほうがうれしいし、働いてほしいな、と思う。そんなところではないでしょうか。

 自分が人を雇うとしたら、どんなことを話す人に入ってほしいかな と考えると妥当ですね!

 はい。少し建前を入れてポジティブに! ですね。企業も自分の会社に興味を持ってほしいですからね。

 

いかがでしたか? 今回は面接で転職理由を話すにあたって、うまく話せた!という方達にお話を伺わせていただきました。 「ある程度は建前を使おう」 「なるべく前向きな発言で好印象!」など、是非、自分のキャリアなどにもつなげて考えてみてくださいね!

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