キャリアアドバイザー笹田

キャリアアドバイザーの笹田です!
インターン→新卒→転職→フリーランス→経営者、全てのキャリアを歩んできた私が、様々なキャリアを歩んでいる先輩たちにインタビューしてきました!

職場の人間関係が原因で転職する事はよくありますね。

でも、転職理由を聞かれたときに、

「人間関係が悪かったから転職しました」

とは伝えにくいものです。

そこで今回の記事では、面接官が納得しやすい伝え方のコツと、実際の成功事例について紹介します。

登場人物

 キャリアアドバイザー 笹田

 過去に面接官をたくさんやってきたFさん

転職理由は人間関係が悪かったからです!キリッ

 転職したいときって、ほとんど100%人間関係も要因になってるような気がしますが

 私は3回転職したけど、実は一度も人間関係はないんですよねー。

 え?そうなんですか?それは珍しいんじゃないですかね。普通は「条件」と「人間関係」の両方に不満ができて、辞めるみたいなのが多いと思いますが。では、人間関係は良好だった?

 人間関係はどこも比較的良好だったなあ。少し美化されてるかもしれないけど

 嫌な人とかいなかったんですか? 合わない人とか

 それはいたさ。でも、それが直接のやめる理由にはなったことがないだけで。

 確かに、人間関係がメインになることってのは少ないのかも

 人間関係だけで転職するのって、キャリア育成という点では、ちょっと寂しいよね。

 それはそうですね

 やりたいことがあって、その会社に入ったわけだろうから。

 人間関係ってのもちょっと幅が広い気がしますよね
普通に直属の上司と合わなかった、みたいなマンツーマンの関係性の場合もあるし
組織風土として、パワハラが横行していて、直属の上司や役員もパワハラマシーンばっかりだったというのもあるわけで
それって、似ているようで全然違う気がします

 確かにそうだね
前者の場合は、上司がずっと同じってこともないから、少し辛抱したり別の部署に移ったりで回避できるけど、後者は難しいね。組織風土だと。そうなれば私も転職するかな。

 そのあたりは、やっぱり伝え方も大事な部分かなと思いますね。変な伝え方して損をしないように、色々と考えておくのがよさそうです。

というわけで、伝え方のコツと例文を見てみましょう。

コツ1:バラバラに孤立していた⇒個人プレーだったと表現

「チームで仕事をしてみたいというのが退職理由です。
これまで○○の販路拡大のため、新規開拓営業を行ってきました。以前の会社は個人プレー重視の営業スタイルだったため、3年間営業を続けるなかで、自分で開拓先企業を探し、計画的にアプローチや提案を行い、受注に結びつけるスキルを身につけてきました。今後はさらに成長するために、チームプレーで仕事をやり遂げる力を身につけたいと思い、顧客の課題に合わせてチームを組み、解決にあたっておられる御社を志望いたしました。」

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コツ2:上司が気にくわない⇒評価制度が悪かったと表現

退職理由としましては、前職の人間関係に問題があった事が理由です。前職では営業成績は全て上司の物とされており、それに従わない人間は担当の顧客から外されるという状態がありました。やはり自分で営業をして獲得した顧客は自分で担当したいと思い、正当な評価を受けられる企業へ転職したいと思い応募しました。

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コツ3:年寄りが多かった⇒若手が活躍できなかったと表現

前社は硬直的な組織で、若手社員が意見やアイディアを発表する場はほとんどありませんでした。年齢や社歴に関係なく、自由に意見が言える職場で働きたい、新しい仕事にどんどん挑戦し続け、スキルアップしていきたいと考え、退職を決めました

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コツ4:上司のパワハラに閉口⇒叱咤激励に理解を示しつつ

前職では、営業成績が上がらない場合、灰皿を投げられたり暴力を受けるなどといった事が頻繁にありました。叱咤激励は必要だと思いますが、やはりモラルに反する企業で働き続けるのは難しいと考え、転職を決意しました。

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コツ5:上司からのセクハラ、いじめ⇒とくに言わない

応募先企業に対して、セクハラ被害に関して伝える必要はないと思います。○○さんとしても話題に挙げるのはお辛いでしょうし、その点に触れることで○○さんに対する面接官の評価を高められるということでもありません。

転職アドバイザー縁 ゆ か り転職Q&A

個人攻撃はNG!?

 やっぱり面接官としては、その人が「個人的に合わない人がいたから嫌になって辞めた」というのはちょっと厳しいなと思っちゃいますよね。個人的な合わない人と同じ部署で働いただけで転職するとなると、まぁ自社でも起こりえるわけで

 私もたくさん面接してきたけど、人間関係を持ち出されると、ちょっと警戒してましたね。 それはやっぱり、自社でも同じことが起きるんじゃないかと、心の奥底でアラートがなるんですよね。

 そうなんですよね。人間関係というのは、ちょっと客観的に判断できないから怖いです。夫婦喧嘩だって、絶対にお互いに「相手が悪い」っていうわけだから。個人攻撃っぽく聞こえてしまうと、ちょっと警戒しちゃいますね

 そうそう。 扱いにくいテーマだから、転職の理由が本当に人間関係だとしても、面接ではそこは話さない方がいいと思う。その会社で働きたい理由なんて、人間関係以外にたくさんいいところがあるはずなので。 そこを中心に話をした方がいいだろうね。

 苦手な人がいても、組織で働く以上はある程度うまく付き合って欲しいしねぇ。でも、それでも人間関係が理由で転職したって感じている人は、やっぱり「人間関係が悪くなるような組織風土だった」という要素が必ず見つかるはずだから、個人攻撃じゃなくて組織の話にもっていったほうが無難ですね

 どうしても、それを言わなければいけない場合は、組織風土の説明の方がいいよね。それは客観的でもあるから。

 そうですね。面接って本当に思ってることを言ったほうがいいと思うので。変に話題をそらそうとしたり、思って無いことを無理やりとってつけたように話すとすぐばれます。人間関係で辞めた!というのも別に本心ならいいのですが、面接前にしっかり「組織として、不合理なところがあった結果、人間関係が悪くなっていたのではないか?」というのを分析しておくと良いと思います。

まとめ

今回の記事では、人間関係が悪くて転職しようと考えている人が、面接で転職理由をどう伝えればいいか?という4つのコツと、面接官経験者からの経験談をお伝えしました。

あまりにひどい上司がいて、周りの人は良い人なんだけど自分の部署だけメンタルやられて退職者続出・・・なんてことも、避けがたい場合もあると思います。

そういう場合は、人間関係の話はすっぱり忘れて、本当にやりたかったことを探して転職活動をしてみるのが良いでしょう。

もし、今の仕事が本当にやりたい仕事だったら、たった一人の上司のために転職するよりも、周りの他の上司や、上司の上司にかけあって異動させてもらうなども検討したいですね。

その際に、組織全体の人間関係や風土が悪いと感じたら、迷わず転職するのをお勧めします。

やっぱり、自分に合った風土の職場で働けるのが一番ですからね。