キャリアアドバイザーのエスです!
「会社をやめたいから辞めちゃっていい?」
「会社をやめてしまったら後悔してしまううかも??」
という心配をした経験はありませんか?
あなたと同じ悩みを持っている人は1人ではありません。
そこで、今回は「会社をやめたい!」と本当に辞めてしまった方々に
「失敗したエピソードと失敗を回避して成功するコツ」について伺ってきました!
ネット上でも同じことで悩んでいる人もたくさんいたので
仕事辞めたいけどどうしようと悩んでいる方は
是非、今回の記事を参考にしてください!
登場人物の紹介
会社をやめてしまって失敗したと感じているDさん
キャリアアドバイザーエス
自分の能力が発揮できないと思い辞職したら再就職は激ムズだった!
本日は、会社を辞めてしまったことが失敗だと感じているDさんにお越しいただきました。
Dさんありがとうございます。
まずは、辞める前の仕事を教えて下さい。
中小企業のWebデザイナーでした。
なぜやめようと思ったのですか?
長年勤めていて実績を積んでも昇給しなかったことが一番の理由です。
昇給しなかった、という事以外にも理由はありますか?
はい。業務がら新しいアプリケーションや素材などが必要になるのですが、購入申請を出してもなかなか稟議が通してもらえず、私たちの部署は社内であまり理解してもらえてない感じがしていました。
理解されない、評価されないってつらいですよね。
そうなんです。そのため業務がスムーズに進まずにストレスがたまることが多く、クライアントの要望にも応えることができず、せっかく技術を持っていても不完全燃焼に仕事を終えなければならないことが多かったです。
仕事をきちっと終える、ということができないと次の仕事にも影響が出てしまいそうですね。
こんなことなら、デザインを本業とした会社に移ったほうが気持ちよく仕事ができるのではないかと思い、会社を辞めました。
会社をやめてどうなったのでしょうか?
デザイン会社も実際は厳しいところが多く、環境は大差ないのだということを知りました。
環境はある程度整っていても、勤務時間や給与が結構ひどいと思いました。
再就職はできましたか?
実は、決まっていません。現在休職中です。
Webデザイナーは余っているというか正社員として採用しているところが少ないので、再就職先を探すのがとても大変です。
辞めるのを早まってしまったと思いました。
そうでしたか。
では最後に、今すぐにでも会社を辞めたいと感じている人に向けて、アドバイスをお願いします。
長年勤めていると不平不満がたまっていくのは当たり前のことだと思います。
それは自身がスキルアップした証拠でもあると思うので、その気持ちで今の仕事をネガティブに考えないほうが良いと思います。
ここにいたらダメになると考えるのではく、自分がなんとか良い方向に変えられないかをしっかり考えるべきだと思います。
どうしても辞めたいときは、次に進む道を決めてからにしたほうが良いです。
Dさん、ありがとうございました。
このあと、よろしければキャリアアドバイザーのカウンセリング受けませんか?
え、いいんですか?
もちろんです!
実は、女性専門のキャリアアドバイザーの方がいらっしゃいますのでぜひどうぞ。
先輩の失敗事例から学ぶ!会社を辞める前にココを考えて!
将来の不安からの転職。しかし、仕事の質は落ち、給料は著しく減る結果に。
- 以前のお仕事:システムエンジニア
- 今のお仕事:システムエンジニア
上司が親会社の人でパワハラが多く、自分のやりたい事が出来ませんでした。また、社員で過労死が出た事があったため、長く務めるのは無理かなと思いました。
プロジェクトごと転勤があり、半年から1年でいろいろな勤務地に飛ばされていました。
また、裁量労働制という退職金も残業代も出ない仕組みで働かされていたため将来がすごく不安になりました。
親会社は残業代も退職金もあり楽しそうでしたが、私たち子会社の社員は親会社から出向した駄目な上司のために残業時間が月100時間を超えていました。
それでも給与は他の会社よりは高めでした。
☆どうして失敗したと思う?☆
会社を辞めた事が失敗だったと思った理由は、給与と仕事内容についてでした。
かなり仕事の質を落としてしまった事と給与も200万以上少なくなってしまいました。
子会社でしたが地元企業と比べると全然もらえていました。
☆今にもやめようと考えている人へのアドバイス☆
会社を辞めたとしても次に行くところが良いところだと限りません。
私はその後4社の会社に転職しました。
ずっと最初から努めている人が上司になり、能力があっても年功序列制という壁は壊せそうにありません。辞めておきましょう。
再就職に年齢の壁があるなんて思わなかった
- 以前のお仕事:障がい者の就労移行支援所 講師
- 今のお仕事:在宅ワーカー
私は40代後半で正社員として採用され喜んだのもつかの間、その会社の営業所は新規オープンでメンバーは皆その仕事には不慣れな集まりでした。4人で協力しあいそこの営業所を運営しなくてはならなかったのですが、一人だけ足並みを合わせることなく、勝手な行動と言動を発する女性がいました。また意地悪で人を傷つけることが多く周りからも嫌がられる存在でした。私も毎日のように意地悪され、例えば挨拶しても返事がない・私のアイディアを自分のアイディアのように発言する・急にキレ始めるなど。その上遅刻魔で定時にはさっさと帰るなど勤務態度も悪く、上司といっても同時に採用された指導力のない方だったので舐められまとまりのつかないチームでほとほと疲れ3か月の試用期間と+2か月で退職を決めました。
☆どうして失敗したと思う?☆
その時は初めての仕事で覚えることも多く、また通勤も1時間かけるので体力も精神的にも疲れて続けられないと思っていました。そして次の仕事にすぐ就けると思っていましたが年齢がひっかかり再就職は厳しく、今思うともう少し様子を見てもよかったかなと思いました。
☆今にもやめようと考えている人へのアドバイス☆
会社を辞める・転職するのは自分自身で決めることなのでとやかく言えませんが、ただ、次の仕事への見込みや希望が必ずあるとは限らない場合は今の会社で踏ん張って様子をみてみるのもいいのかなと思います。時代や時間の流れで会社も同僚も変わっていくかもしれないので。
◆ネットで見つけた「会社を辞めたい」人へのアドバイス!◆
理想と思った会社に転職しても、働き出せばイメージとのギャップは必ず出てくるもの。
すべてを満たす転職はまれなのです。
現職に不満があると転職した場合のメリットを追いがちですが、一時の感情や半端な覚悟で進めるには代償が大きいことをお忘れなく。
海外支社に派遣中に起きた内紛。知らぬ間に内紛グループに名前を使われていた!
- 以前のお仕事:中小企業翻訳会社 経理・総務
- 今のお仕事:営業職
取締役が二人いたのですが、経営方針が異なり一方は海外進出を目指し、もう一方はそれに反対していました。その後私が知らない間に、内紛が起こり管理職のと取締役の一部の人がもう一方の取締役を解雇しようと画策し、取締役を形だけの一般社員にし、経営権限をはく奪しました。それだけでは収まらず、再度内紛が起こり、一般社員になった元取締役が再度権限を握りました。一番驚いたのは、そのことを後になって聞かされたことです。私は小さな海外支社に派遣されていたので、日本本社と離れていたので把握できなかったということもありますが、何も聞かされていないにも関わらず、勝手に再度内紛を起こしたほうの味方に名前を連ねられていたということにも驚きました。
☆どうして失敗したと思う?☆
この内紛を除けば、小さな企業の小さな海外支社にいたということもあり、割と自由の利く勤務形態で働いていましたし、給与もそこそこ良かったので、会社を辞めて再就職先を探すときになかなか同じ条件の企業を探すことができませんでした。
☆今にもやめようと考えている人へのアドバイス☆
少し変な言い方かもしれませんが、明らかなブラック企業でなければ、計画的に会社を辞めることをお勧めします。退職後の求職活動は思ったよりも時間がかかることがありますので、蓄えが底をつきそうになることもあるかもしれませんので、再就職できる目安を自分が思っているよりも少し長めに考えてた上で会社を辞める時期を決定したほうがいいと思います。
価値観が合わず転職。漠然としていたために後悔する結果に
- 以前のお仕事:銀行事務
- 今のお仕事:飲食店パート
仕事自体が私には理解できず失敗が多くなりよく怒られました。評価も下がるため、ボーナス額にも反映されて情けなかったです。自分に自信が無くなりました。さらにはカードや年金などのノルマにも嫌気がさしました。色々な人に迷惑をかけました。また、朝から渉外課で上司の機嫌が悪い時は、こちらが挨拶をしても挨拶を返さないので気分が悪かったです。常識がないのでしょうか?渉外課などでは大の大人が毎日のように叱られており、その声が耳に入るのも苦痛でした。また、朝礼での会社の方針や支店長のやり方が宗教的だと感じて無理だと思いました。
☆どうして失敗したと思う?☆
やりたいことは漠然とはあったけど、それを叶えるための実行力が自分には無かったと思います。漠然と考えていただけで具体性に欠けていたために努力不足であり、成果もありません。そのため、新しく正社員の仕事を得ることができなくなりました。
☆今にもやめようと考えている人へのアドバイス☆
会社を辞めるのは簡単ですが、仕事を辞めた先にどうするのか考えておくべきだと思います。せっかく築いた人間関係や慣れた仕事、良かった福利厚生などを手放すことになるのは思ったよりも痛いです。次に正社員になれるかどうかもわからない今、簡単に正社員を辞めるのはリスクがあると考えるべきです。
◆ネットで見つけた「会社を辞めたい」人へのアドバイス!◆
転職先を決めていない、あるいは目処が立たないうちにあてもなく辞めてしまうのは絶対にNGです。
再就職に対する理想が高いためなかなか次の職場が決まらない。
- 以前のお仕事:作業療法士
- 今のお仕事:休職中
初めて勤めた会社で仕事の流れもわからず、専門職者としての知識・技術もないため、指導が必要でした。しかし業務の忙しさのため指導は中途半端であり、十分な教育体制がないまま仕事をしなくてはいけませんでした。数年勤めると仕事もある程度こなせるようになりました。しかしこの職場で働き続ける上で忙しいばかりでやりたいことはできず、自分への勉強やスキルアップにはならないと感じました。また給料も他の職場と比べて安いと感じていました。そのため安月給で成長にもならない職場だと感じたことがきっかけで辞めたいと思うようになりました。
☆どうして失敗したと思う?☆
辞める前に次の転職先や作業療法士の給料の相場などを調べずに退職願を出してしまいました。そのため再就職の際に私の理想が高く、なかなか決まりませんでした。また数年務めた中で自己アピールできるものを何一つ築くことが出来なかったため、転職に苦労する羽目になりました。
☆今にもやめようと考えている人へのアドバイス☆
転職は新しい刺激や勉強・スキルアップになります。しかし職種の価値や相場を理解しておかないと理想ばかり高くなってしまいます。その理想に対して自分はどれだけ近づける人材なのか・どれだけ価値のある人材になれるかを考えたうえで会社を辞めると失敗はしないでしょう。
セクハラ・パワハラの上に無茶苦茶な上司
- 以前のお仕事:アパレル会社
- 今のお仕事:フリーランス
社長からのセクハラ・パワハラに加えて同僚の嫌がらせ(陰口・無視など)により軽い鬱病とメニエール病を発症した為やめることにしました。
上記の病気で仕事に支障をきた始めた頃、社長に体調が悪いと相談するも「俺の方が大変」「俺の方がしんどい」と話をまともに聞いてもらえず、同僚からの私の悪口ばかりを真に受けて、ある日突然「お前は来月からアルバイトに降格、時給数百円で月12日以上はシフトに入れない」と口頭で言われて退職を決意しました。
来月いっぱいで辞めたいと相談した際、「俺来月●●へ旅行行くから再来月にして」と言われてキレそうになりました。
☆どうして失敗したと思う?☆
こんな事でも無いと辞めたくても死ぬまでこき使われそうだったので良かったと言えば良かったのですが、病気で中々職も見つからず、安定した収入が無いのでアルバイトで残っておいてフリーランスの仕事を始めてみても良かったのかなと思う時があります。
☆今にもやめようと考えている人へのアドバイス☆
可能であれば受け入れてくれる会社を見つけてから辞めた方が安心です。
しかしながら、一番大切なのはご自身の身体や精神状態ですので、死にたい程辛い目に遭っているなら何よりも自分を大切にして下さい。
ハローワークでは失業保険を貰いながら職業訓練を受ける事も出来、新しい道を探すことも出来ると思います。
妊娠を気に退職。しかし、同じ条件での再就職先は困難
- 以前のお仕事:銀行員
- 今のお仕事:専業主婦
妊娠をして体調がすぐれず、これまで簡単に出来ていた仕事が今まで通り出来なくなってしまったことです。
当時上司だった方がバツイチの女性で、あまり妊婦への理解もありませんでした。
片道電車で約3時間かかる場所へ出張に行かされることもありつわりできつかったです。
「安定期になったら、もっとバンバン働いてもらうからね」と笑顔で言われ、正直怖かったです。
自宅から会社まで1時間30分かかり毎日の通勤も辛かったです。
もし、万が一の事があったら後悔する、仕事はまた働きたいと思えばいつでも働く事が出来ると思い、会社を辞めようと思いました。
☆どうして失敗したと思う?☆
出産・育児を経て、子供の手が離れたので「また働きたいな」と思い仕事を探しましたが、前職と同じ条件の求人はありませんでした。
あの時は簡単に正社員の資格を捨ててしまっていたんだなぁと後悔しました。
仕事を辞めるのは簡単でしたが、再度働くことはとても難しいことだと痛感しました。
☆今にもやめようと考えている人へのアドバイス☆
会社を辞めたいと思う事は何度もあると思います。ブラック企業ならともかく、まだ少しでも頑張れそうなら、踏ん張った方がいいと思います。
辞めるのは簡単に出来ます。ですが、再度就職するのは簡単ではありません。
私は会社を辞めて専業主婦になってしまいましたが、自由になるお金も少なく、虚しく感じる事もあります。
◆ネットで見つけた「会社を辞めたい」人へのアドバイス!◆
会社を辞めることの悪い点は「将来が不安」の一言に尽きます。
前職を1ヶ月未満で辞めたことで、面接で厳しく追求される結果に
- 以前のお仕事:不動産関係
- 今のお仕事:歯科助手
入社後1か月間の研修があったのですが、研修ではマラソンや声出し、ゴミ拾い、社歌を熱唱するなど、仕事とは関係のない、「根性試し」のような内容ばかりでした。一人でもうまくできないものがいると、「連帯責任」と称し、補習が行われました。また毎日宿題が出されるのですが、簡単には終わらないものばかりで、時にはほとんど寝ずに次の日の講義に出ることさえありました。「このままでは身がもたない。これ以上続けたら死んでしまう。研修からこの調子では、職場はもっとキツイことが待っているのではないか」と恐怖を感じるようになり、入社から2週間で辞職を伝えました。
☆どうして失敗したと思う?☆
辞職後、求職活動を始めましたが、前職を一か月未満で辞めてしまったことがネックになりました。
面接ではその点について「一か月も続かないようじゃウチも厳しいんじゃない」と厳しい指摘を受けることが多く、なかなか内定をいただけませんでした。
☆今にもやめようと考えている人へのアドバイス☆
どの職場にも必ず嫌なところがあるので、どんなにキツイ職場でも一定期間は続けた方がいいと思います。
短期間でやめてしまうと「会社の問題」というよりも「個人の資質の問題」と捉えられてしまい、あまりいいイメージを持たれないことが多いです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は会社を辞めてしまった人の失敗談を伺わせていただきました。
「妊娠を気に退職。しかし、同じ条件での再就職先は困難」
「前職を1ヶ月未満で辞めたことで、面接で厳しく追求される結果に」など、会社を辞める事について失敗した人がたくさんいますね。
是非、先輩の体験を無駄にせず、自身のこれからのキャリアや転職に活かしてくださいね。