転職理由で給料アップをうまく伝えるための6つの例文と成功事例

転職の一番の理由は、やはり、給料ですよね。

でも、転職する理由は給料が安かったからです!とストレートに表現してもいいものでしょうか?

給料に不満があったからです。
もっとお給料がほしいのです。

これではいい印象がもてませんね。

では、ストレートに言ってもポイントを上げる事のできる回答とは一体どんなものなのでしょうか?

このページではうまく面接で高評価を得るための例文を6つ集めて、転職経験者の先輩に実際の体験談も聞いてみました。

転職に成功した先輩の意見をうまく参考にして、あなたも転職活動を乗り切ってください!

登場人物

 キャリアアドバイザー エス

 採用経験者のトリ

転職の理由は給料です!キリッ

 給料だけが転職理由になることってそんなに多くない気がしますがどうなんですかね

 そうですね、きっかけになることは多いですが、探っていくと転職したいという人は色々不満を持っているケースが多いです。残業が多い、人間関係がつらい、上司が嫌いとか、色々ありますが、結構給料が上がると転職を辞める、という人も多いですよ

 どちらかというと「労働環境が悪い」割に「給料が低い」というのが転職理由になるんじゃないかなと思いますね

 そうだと思います。純粋に給料が低いから辞めるというよりも、「割合わない」と思ったときが、転職したくなるタイミングですね

 どんな言い方がおすすめですかね?ここで、事例も見てみましょう。

転職理由で給料UPを目指していることをうまく伝える6つの例文

1)成長事業に乗っかって給料UPを目指したい!

私の◇◇◇◇の経験を御社の◇◇◇◇の部門で活かしてキャリアを積みたいと考えています。
御社がこの先◇◇◇◇の事業に注力するのであれば、成果のお役に立てると思います。
そのパフォーマンスに伴って、年収アップにつながるように励みたいです。

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2)実力主義の評価制度で頑張りたい!

「前職は完全な年功序列体制だったため、業績を上げても評価は一律でモチベーションを保つのに苦労しました。私は年齢に関係なく実力に応じて責任あるポジションを任せていただける環境に身を置き、成長したいと考えております。また、モチベーション高く仕事に取り組めるという意味で、御社の評価制度はとても魅力に感じております。」

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3)もっと効率よく仕事をさせてくれるなら成果も出せる!

現職では1人当たりの業務量が多く、毎日夜遅くまで仕事に専念していました。私は残業を厭いませんが、もっと効率的に仕事を進め、より高い成果を上げられると考えておりました。上司にも何度か業務フローの見直しを提案しましたが、変化を好まない体質ということもあり、私自身が成長でき、またその成果を正当に評価頂ける環境で働きたいという思いから転職を決意しました。

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4)チャレンジしてキャリアアップしたい!

前職では、新しいことに挑戦する環境がなく、キャリアアップするチャンスがありませんでした。
御社のチャレンジできる環境と、仕事に対してしっかり評価される制度に惹かれて志望しました。

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5)前の会社は売上1位を取って辞めました!

以前から転職を考えていましたが、ただ辞めるのは自分自身悔しい性分なので、絶対に1位になってから辞めると決めていました。そして前社では売上1位を取らせていただき、自分の能力をさらに高めて向上していくべく、弊社を希望させていただきました。

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6)むしろあまりアピールしない。聞かれたら、論理的に述べる

前職での実績と成績を論理的に説明した上で、自分の希望を言ってきた。自己分析が冷静にできていると好印象だった。(金融業)

前給よりも控えめな希望額を提示し、成果が出たのちに見直しの機会を設けてほしいと交渉された。(建築)

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実際に転職した先輩の成功例とは?

 ただ給料をたくさんもらうために転職しました、はNGですね。頑張って稼ぎたいです 成長して稼ぎたいです みたいな感じで、◯◯して給料上げたい っていう言い方が良いと思います
給料を上げたい、稼ぎたいという動機自体は悪いことじゃないので、「ただお金ください」みたいなニュアンスにならないように気をつけたいですね。

 やっぱり頑張りが評価されなかった、という流れがスムーズな気がしますね

 それもありですね。 前職がどんな状況だったかは、ちゃんと面接のときにも伝えたほうが良いです。面接官側も気になるので。

 前職をなぜ辞めたのかと、転職先ではどう頑張るのかと、両方が伝わるようにしたいですよね
転職先の評価制度がすごくわかりやすいときは「御社の評価制度だともっと成果を発揮できます」というのが通用しそうですが

 前職を辞めた理由が単なるワガママではない、ということと、これからどうしていきたいかがちゃんと伝えられるようにしたいですね。転職先の評価制度とかは、そうですね。 「こうしていきます」と伝えやすいので、通用すると思います。あとは社員の情報とかが出ていたら、「◯◯さんのようになりたいです」というのもよくあるパターンです。

 なるほど。その人のように働いてくれるんだな、というイメージが湧くと採用側も安心できますね。会社側も、せっかく情報を色々と出しているからには、その情報をちゃんと拾ってくれていると嬉しいですよね。

 採用する側も「続けてくれるか」「頑張ってくれるか」「成果を出せるか」の3つがざっくり見たいポイントなので、ちゃんと調べたりすることで、そういった気持ちも伝わると思います

 お勧めはどれですか?

 私だったら、3ですね
頑張りを評価され、手応えを感じたい、というのは、これまで自分が頑張ってきましたということもちゃんと伝えられるのと、面接を受けている会社の良さ(ちゃんと評価してくれそう)という気持ちも伝えられるので

 そうですね、前職で何をどう頑張って成果を出したのかは、具体的で熱がこもって話してもらえるほうがいいですね。私は実際にこのパターンで採用を決めたことがあります。
やはり前職で「どんな風に働いていたんだろう?」というのがイメージできたので、「うちでもこんな風に働いてくれそうだな」というのがイメージできて安心材料になりましたね

 わかります!
前の会社の働き方や考え方にどうしても引きずられてしまう部分もあるので、採用する側は相手の働くイメージはちゃんと持ちたいですよね

 ま、相手のイメージということになると、6番の控えめタイプは会社によってはうけがいいかもしれない。

 「俺こんなに出来るんで、給料UPしてほしいんです!」アピールをするタイプの人は、一緒に働くイメージしにくいという会社も多いかもしれませんね。会社によりますけど。外資などは違うかな?

 まあ、評価制度がある会社なら、それに倣うことになるんだから、あえてアピールする必要もないでしょう。

 そうですね。意気込みだけでは何にも判断できませんからね。給料の希望を言うにしても「家族が何人いるからこれだけ必要」「前これこれでいくらもらっていたからこうしてほしい」という説明を筋道立てて、できるというのは好印象だと思います。

最後に-その前にしておいた方がよいこと

 最後にもう一つ。転職理由が給料UPであるならば、もう一歩だけ振り返ってみるのも大切です。こちらの記事も参考になさってくださいね!

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まとめ

給料アップしたい、評価されたい、というのはポジティブに受け取ってもらえることも多そうですね。

問題は言い方。

前の仕事でどんな風に頑張っていたかを伝えて、新しい環境ではもっと成果を出せる自信があるから、年収や給料もアップしたい!という風につなげると、面接官にも高評価になりやすいようです。

先輩転職者の動き方を参考にして、転職を成功させてくださいね!