「職場の人間関係がやっかい!」
「なんとかして、人間関係を改善できないだろうか?」
自分だけなのかな?
他の人はどう思っているんだろう?と 思ったことはありませんか?
あなたと同じ悩みを持っている人は1人ではありません。
そこで、今回は「上手く人間関係を上手くまわすコツ」を実践したという方々に、「具体的な方法とその後の職場の変化」について伺ってきました!
「仕事はともかく、人間関係を何とかしたい!」と悩んでいる方は
是非、今回の記事を参考にしてください!
登場人物
仕事での人間関係を上手く改善したAさん(30代/男性)
キャリアアドバイザー エス
正論を振りかざすだけではダメ!だと知った
今回は、「仕事での人間関係を上手く改善した」というAさんに、お話を聞いてみようと思います。まず、お仕事について教えてください。
はい。病院の職員です。臨床検査技師をしています。
仕事の人間関係は、どんな状況だったのですか?
医療従事者は専門性の高い職種であり変わった人が多いです。外との交流が出入りの業者さん以外ほとんどなく、経験がものを言う世界ですので、年数が経つとともにわがままになりがちです。私の職場もまさにその通り、中堅以上はこだわりが強く、人のやり方を認めない頑固な変わり者が非常に多いです。
なるほど。専門性を持つ人の集団であり、指定業者とのやり取りしかなく、閉ざされていると。
ええ。それゆえ、意見のぶつかり合いも多く、腹に一物をもった人が多い環境です。
その状況で、どういったことに取り組んだのですか?
自分が何を言いたいか、ではなく、相手は何を言ってほしいと思っているかを常に考え、それを発言するようになりました。例え反対意見があったとしても、グッと飲み込んで相手の提案を笑顔で認めるようにしています。
なるほど。
結局皆、正論など求めていないのです。自分の事を肯定してほしいだけですので、プライドを捨て接するように心がけています。表でハイハイ、と従って、裏でばれないように自分のやりたいように勧めればOKです。誰も見ていないわけですから。見つかったとしても、「あ、しまった。間違えました」とサラッと流しています。相手が期待していることを的確に言ってあげれば、相手は喜びます。結果、自分の評価は上がります。
正論を振りかざしても意味がないんですね。その後、状況はどうなりましたか?
以前より、自分の意見が通りやすくなりました。職場では敵をつくらないことが一番だ、ということを身をもって体験しています。しかし本当に信頼できると思えた数少ない人に対しては本音でぶつかるようにしています。そのような人は、正しいことであれば自分の意見と違ったとしてもちゃんと認めてくれます。
Aさん、ありがとうございました!
ネット上にはこんな記述も!
一つ目に挙げた、性格が暗い、威張る、怒りっぽい、人をバカにする、いい格好をする、自己中心的、ワガママなど、本人の性格に起因する問題がある上司に対しては、「自分だけが被害者ではない」という認識を抱き、ある程度受け入れ、冷静に対処することが必要不可欠です。そういう上司を必要以上に相手をしたり、「上司に恵まれないから、自分は仕事がうまくいかない」と思い、仕事に対して不誠実になるのでは、都合のいい口実を与えてしまうようなもの。叱責(しっせき)された場合にも、「おっしゃる通りですね」などと言って受け流し、自分の仕事を粛々と行うべきなのです。
引用:【上司操縦力】苦手な上司とうまく付き合う4つの心得(古川裕倫)
「これで仕事の人間関係は改善!」先輩が試した方法とは?!
Aさんは、相手の思いを先回りし、意図を察知した上で動くことで、敵味方の対立を避けることにつながり、結果的に自分の意見を通しやすい環境を得ることができました。
他にも、「上手く人間関係をまわすコツ」を実践したという経験者の方々に、「結果としてどうなったか?」について教えて頂きました!
Aさん以外の先輩たちのエピソード、是非、ご覧ください!
★お仕事:歯科助手(30代/女性)
私は職場で年齢は真ん中ぐらいですが、転職で入ったので1番後輩になります。基本的にはみんな優しいのですが、仕事になるとめんどくさい事はすべて私に押し付ける傾向があります。特に気難しいめんどくさい患者さんが来た時は基本的には私が対応するような雰囲気になっています。
実際に試した人間関係を上手く回すコツ
みんなが嫌がる事やめんどくさがる事を出来るだけこなす事によって、自分のスキルアップに繋げるようにしました。『嫌な仕事から逃げる人はその仕事が出来ないからである』とも思うようにして、なるべく前向きに取り組むようにしました。
職場はどうなりましたか?
嫌な仕事を引き受けるようになってから、患者さんへの治療説明や対応が少し上手くなったような気がします。その姿を院長が見ていてくれて、説明が分かりやすく対応が丁寧だと褒められたりもしました。先輩にはいいように使われてるかもしれませんが、待遇が良くなったので結果的には良かったかもしれません。
★お仕事:医療事務(20代/女性)
8年以上働いているお局様と2ヶ月先に入社した先輩がいました。先輩の年は2つ上で専門学校卒業で入社したとのことでした。仕事は効率が悪い上ミスが多く、お世辞にも出来るとは言えません。お局様が毛嫌いしているのが伝わってきました。
実際に試した人間関係を上手く回すコツ
私は、お局様から先輩に対しての不満・文句・愚痴には反論はしないようにフォローを入れ、先輩にはこっそりと「こうした方が良いのではないか」とアドバイスではなく提案するような口調で伝えるように心がけました。
職場はどうなりましたか?
先輩は私のアドバイスを受け入れて仕事をするようにしてくれました。お局様は愚痴が減るわけではありませんでしたが、先輩とも仲良く話してくれるようになりましま。2人とも不満が無いとは言えませんが前よりはスムーズに仕事をしています。
ネット上にはこんな記述も!
理不尽なことで罵倒してくるのは、キャパオーバーで気が立つような、器の小さいまだまだ未熟な人間だからです。上司だって、未熟な人間なのです。あなたの反応次第で、そんな上司・先輩の気を落ち着かせることができるかもしれません。
引用:会社の悩める人間関係どうにかしたい…!嫌いな上司を上手にやり過ごす【心の操縦術】
★お仕事:介護業のグループホーム勤務(40代/女性)
私が勤めていた職場は、休みの人の悪口を言う所でした。表面上はみんな仲良しといった感じで休みの人の事を、これでもか。という位文句や悪口を言っていました。頼んだ事もやってない。パソコンも出来ない。何をやらせても全然ダメ。といった感じです。まだまだありますが書ききれない位です。私が休みの時に何を言われていたかわかりません。
実際に試した人間関係を上手く回すコツ
間違っている事も間違ってないよ。貴方は正しいよ。という感じで相手の事を否定しない事です。持ち上げていれば相手も気分がいいはず。と自分に言い聞かせヨイショしていました。案の定相手は機嫌が良くなって私に辛くあたりません。
職場はどうなりましたか?
私に愚痴を言うようになり相手が何を考えているかわかるようになりました。相手の考えがわかれば、どこに気を使えばいいかわかるのでイザコザがなくなりました。凄く難しい事ですが自分を守る為なら仕方ないと割りきって働いてきました。
ネット上にはこんな記述も!
相手が『なぜその言葉を発するにいたったのか』が理解できなければ、言葉のコミュニケーションによる誤解やすれ違いが簡単に生まれてしまいます。会話のなかでそういったネガティブ要素をなくすためには、言葉が生まれる前の気持ちを掘り下げたうえで、ベストな言い方をしなければなりません。
引用:人間関係の悩みから解放!? 嫌われない言葉のテクニック
★お仕事:石油販売業の一般職(30代/男性)
小さい会社なので高齢な社長のワンマン経営です。「昔はこうだったあぁだった」という決まり文句で話が通じません。相談できるはずの上司は現実から目を背ける感じで解決策もありませんでした。他に頼れる人は自分以外いません。
実際に試した人間関係を上手く回すコツ
まず、社長には今の世間の実態をゆっくりと説明し、昔からのやり方が正しいとは限らないことを理解してもらうまで根気強く説明しました。コツというものに当てはまるのかわかりませんが、「腹を割って話す」ということを実践するのが一番の近道ではないかと思います。自分の物差しで「これぐらい説明しなくても理解してくれる」などと思うことはやめました。
職場はどうなりましたか?
それまで会社の社員に対する待遇に5つほど不満をかかえていましたが、「腹を割って話す」ことをした結果3つは解決するに至りました。現実から目を背けていた上司も、そんな私の姿を見てなにか思う部分があったのか、少しずつですが残りの問題について協力してくれるようになりました。
ネット上にはこんな記述も!
また、何度も転職してみて思ったことだが、転職者は、必ずしも“先住民”と区別がつかないくらい組織に深くとけ込むのがいいとも限らない。転職を期に、会社とある程度距離を取って、自分はあくまでも仕事を提供するのだというクールな関係を築くことが心地よい場合もある。何れにせよ、焦らずに、自分にとって気持ちのいい職場との関わりを目指して欲しい。
★お仕事:幼稚園教諭(20代/女性)
女だけの職場だったので、とにかく妬み嫉みが酷かったです。上下関係も絶対なので、体育会系並みの厳しさがありました。どんなことでも上の人が言うことは絶対だったので、お局さんの言うがままに動くしかなく、気に入られないと、場合によってはイジメのような状態になる人もいました。
実際に試した人間関係を上手く回すコツ
自分でどんどんこなすのではなく、上の先生に甘えて相談したり、意見をたくさん聞いて頼るようにしました。その場で相手を持ち上げること、感謝を伝えるのはもちろん、ふとした会話の中で言ったこともしっかり覚えておいて、好きなものを差し入れたり、好きなことの話ができるように勉強したりしてました。
職場はどうなりましたか?
上の先生に気に入られることで信頼関係もできるので、あれこれ任せてもらえるようにもなりますし、何かミスをした時は庇ってもらえます。仕事に対してビクビクすることもなくなり、気持ちも楽になり、仕事を行くのもイヤイヤではなくなりました。
★お仕事:ビルメンテナンス業の総務(20代/女性)
私は年齢や社歴が高くないにもかかわらず、新たな業務に抜擢されたりして上司から目をかけてもらっていました。しかし、ある先輩が私のことを目の敵にしてきて、嫌がらせや休憩時間の会話などでも揚げ足取りをしてきたり、仲間外れにしようとしてきたりしました。
実際に試した人間関係を上手く回すコツ
その先輩はプライドが高く、嫉妬で嫌がらせをしているのだと思ったので、その先輩を立てることを心掛けるようにしました。具体的にはちょっとした業務について相談みたいに話しかけてみたり、意見を貰うようにしてみたりしました。
職場はどうなりましたか?
このコツを実行した結果、先輩からの風当たりは少し弱くなったように感じました。嫌なことをされても対処しようと頑張っていると評価してくれる上司もいて、私の評価は高くなりました。また、その先輩の行為が目につくようになったようで、上司が叱ってくれたようです。
★お仕事:教育業のプログラミング講師(20代/男性)
子どもを対象にしたプログラミング教室で、いろんな教室で授業しましたがある上司がものすごく言葉がきつかったり、自分の思い通りにならなかったら人にあたるような人がいました。講師同士の人間関係が複雑で、どろどろしていました。
実際に試した人間関係を上手く回すコツ
僕は、いろんな講師に自分から話をしたりとコミュニケーションを積極的に声をかけるように努力しました。そのときに、自分との共通点を探して話している人をもちあげるように心がけました。自分の思い通りにならなかったら人にあたる人には、相手の意見や考えをしっかり聞いたうえで自分の考えを言うようにして相手が気を悪くしないように話しました。
職場はどうなりましたか?
コツを実施した結果、少しずつですが講師間の人間関係が良くなったと感じました。以前よりも、講師と講師が仕事以外の共通点を見つけたりして盛り上がったりして雰囲気が良くなりました。共通点があると会話が弾み、人間関係の深さがより深くなるので共通点探しはすごく重要だと感じました。
★お仕事:レジャー業のフロント業務(40代/女性)
職場は女子ばかりなので、陰口を叩いたり、仲間はずれしたり昔は揉め事が絶えませんでしたが今は意地悪な人がいないので雰囲気はとてもいいです。人間関係も良好でいつも笑いの絶えない職場で居心地はとても最高です。
実際に試した人間関係を上手く回すコツ
私はまずは、長く勤めても偉張らずに後輩には優しく接します。先輩にはいくら仲良くても、仕事では立てるようにして仕事に関しては何をするにも相談をしてから進めるようにしています。後は、後輩に注意する前にまずは自分が率先して仕事をするようにしています。基本的に笑顔でいる事がまず大切だと思います。
職場はどうなりましたか?
笑顔でいると相手も笑顔になり明るい職場になります。自分がまずキチンと仕事をしてから注意するので相手も素直に受け入れてくれます。相手の立場を考えて行動すると中間的な立場にいますが、先輩後輩ともに信頼関係が良好になりました。
ネット上にはこんな記述も!
「人間の最大の罪は、不機嫌である」(ゲーテ)です。不機嫌って伝染するんですよ。多くの人事が「明るい人」を採用条件にあげるくらい、明るさは職場のモチベーションをあげるんです。逆に言うといつも笑顔の人は、少々仕事ができなくても職場にいてほしいと思うものなんですよね。
引用:人間関係がうまくいく極意は「最大の罪である○○」をやめること。
★お仕事:WEBサービス業の電話オペレーター(20代/女性)
女性が多い職場なので、学生時代のようにグループができていてどこかに所属しないといけないノリが嫌でした。目立つグループがいて、少しでも仕事で迷惑をかけたり目立つことをすると陰口を言い、他のグループへの影響力も高いので嫌で仕方ありませんでした。
実際に試した人間関係を上手く回すコツ
とにかく「いろんな人に気さくに話しかける人になる」努力をしました。グループ隔てなく人と関わることで、1つのグループから嫌われても変えが効くようにしていたのです。もちろん目立つグループの人にも話しかけていましたよ。
職場はどうなりましたか?
いろんな人と仲良くなった結果、他のチームの飲み会に誘われるようになったり、いろんな人に仕事の相談をされて頼られることが多くなりました。目立つグループの人も一目置いてくれているようで、あちらからも話しかけてきてくれるようになりました。
ネット上にはこんな記述も!
仕事をする上で、人間関係は確かに大切ですが、「職場に気の合う人が多い」「人間関係によって仕事がうまく進む」といったことは、あくまでプラスアルファのご褒美のようなもの。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「上手く人間関係をまわすコツ」を実践したという方々に、「具体的な方法とその後の職場の変化」について、お話を伺わせていただきました。
「相手の思いを先回りして対応。否定しないことで改善!」
「自分から積極的にコミュニケーションをとる!笑顔も大事。」といった事例がありましたね。
是非、先輩の体験を無駄にせず、自身のこれからのキャリアや転職に活かしてくださいね。