「経理に転職したいけど失敗したらイヤだな…」
「経理に転職したら上手くやっていけるかな???」
という心配をした経験はありませんか?
あなたと同じ悩みを持っている人は1人ではありません。
そこで、今回は「経理に転職したけど失敗してしまった」方々に
「失敗を回避して成功するコツ」について伺ってきました!
ネット上でも同じことで悩んでいる人もたくさんいたので
「経理への転職を成功させて人生を切り開きたい!!」という方は
是非、今回の記事を参考にしてください!
登場人物の紹介
派遣の塾講師・教室管理スタッフからIT会社管理部門へ転職したKさん
キャリアアドバイザーエス
事例1、今いる会社でいかに経理の仕事を兼務できるかトライしてみよう
本日は、派遣の塾講師・教室管理スタッフからIT会社管理部門へ転職したKさんにお越しいただきました。
Kさん、ありがとうございます。経理への転職が失敗だと思ったのはなぜですか?
未経験で経理を志望したためです。多くの会社さんでは最初に仕事を覚えさせ、会社のカルチャーや雰囲気に慣れてから配属を決めます。実際、経理にとどまらず管理部門の方は普段の仕事と兼業というスタイルが多いのではないでしょうか。
一般的な会社は、そうですね。
また、転職活動をした時点ではそれほど社会経験を積めていなかったため、そうした点を指摘されることもありました。
Kさんの前職の「塾講師」のお仕事は、一般的な会社とはカルチャーが違うので大変でしたね。
ご自身のご経験を踏まえて、経理の仕事へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
経理に携わることは会社のお金関係を任されることです。担当できる実務の幅は、そのまま会社からの信頼といえます。まずは今いる会社でいかに経理の仕事を兼務できるかトライしてみて下さい。年齢を重ねるほど未経験は厳しいと思います。また、近年では会計ソフトの操作に対応できることも大切です。
実務は教科書通りではなく、
Kさん、ありがとうございました。
では、ここからは、他の方の事例から、経理転職のための「失敗を回避して成功するコツ」をご紹介します。
事例2、会社特有の処理があることを念頭に入れて取り組もう
男性/40代/経理
前職:専門学校講師
なぜ、経理の仕事への転職が失敗だったと思うのですか?
前職が簿記の講師をしていたので、理屈周りでは万全の準備ができていたと思います。ただし、経理に大切なことはやはり実務経験だと思いました。実務経験がないため、履歴書の段階で落とされるものが大半でした。たまたま、受かった職場に現在も勤めていますが、実務特有の処理をなかなか理解できず、5年ほどの間、かなり苦しむことになりました。
経理の仕事へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
簿記の勉強をしておくことは、応募した時の相手の印象だけでなく、仕事をしてからもかなり役立ちますので、最低限2級位までは取得することをお勧めします。ただし、実務は教科書通りではなく、会社特有の処理があることを念頭に入れて置いてください。
ネット上にはこんな記述も!
転職を考えるときは、新しい会社で働く自分を具体的にイメージしてみましょう。そこで、理想と違う状況になりそうだと感じたら、その会社には転職しないことをおすすめします。そのためには、地道な情報収集が必要です。同世代や中途入社の社員がどんな働き方をしているのか確認しましょう。面接の前などに「こんな人に話を聞いてみたい」と企業に申し出ることもできます。そして起床や帰宅の時間、プライベートの過ごし方など、1日の流れを想像してみましょう。
引用:あこがれの仕事に転職しましたが、想像以上につらいです…。 |転職なら DODA(デューダ)
事例3、中小企業は、社長と同じ経営者としての自覚が必要
女性/40代/システム開発経理
前職:大手会社の事務
なぜ、経理の仕事への転職が失敗だったと思うのですか?
わたしは、大手の会社に勤務していました。リストラをされたのです。以前の会社は、経理の一部だけをまかされていたので、全体的なものが把握していなかったのです。例えば、わたしは売掛や買掛だけと担当していて、現金の扱いや資金繰りや財務表の作成はしていなかったのです。中小企業に転職してからは一度にすべて一人でこなさないといけない重圧に負けてしまったのが失敗の原因です。
経理の仕事へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
できれば、これから経理の仕事へ転職しようとしているのあれば、中小企業は特に責任感がものすごいプレッシャーとなります。すべてを一気に任されるので社長同じ経営者としての自覚が必要です。経理には先を見通す力がないとできません。
ネット上ではこのような記述も!
とにかく即戦力であることを求められるし、企業が求めているスキルに見合ったスキルをその転職活動時点で備わってなくてはなりません。入社してから勉強します、頑張りますは一切通用しないのです。
マネジメント層をほしがっているならば専門知識+マネジメント経験があることが必要ですし、特定の経験、スキルを求められているならば、その求められているものと同じものを高いレベルで持っていなくてはならないし、実績も必要です。
未経験としての転職もできないわけではありませんが、その時は待遇面で妥協する必要もでてきます。
引用:40代以降の中高年が転職が失敗してしまう理由。むしろ年齢以外の原因が多い。
事例4、応募する会社の経理課の特徴を調べていなかったため、入社後、失敗したと思った
女性/30代/経理
前職:資産管理
なぜ、経理の仕事への転職が失敗だったと思うのですか?
経理の仕事をしたいと思っていただけで、応募する会社の内容や経理課の特徴を詳しく調べていなかったため、入社してから失敗したと思ったことがありました。入社後にギャップとして感じたことは例えば、興味のない事業内容や商品、女性ばかりの部署であること、デスクワークばかりで銀行等へ出向くのは経営企画課の仕事であったこと等です。
経理の仕事へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
経理の仕事をしたいという熱意も大事です。それに加えて、応募する会社の内容や経理課の特徴をしっかりと調べることも重要です。たとえ仕事が面白くても、事業内容に興味がなかったり同僚と上手くコミュニケーションがとれないと、その会社で続けていくことができません。
ネット上にはこんな記述も!
転職を失敗する30代は、転職理由が曖昧です。転職市場が活気づく中、自分も転職した方がいいような気がしたり、友人や同期が転職する姿を見て妙に焦る気持ちが生まれたりします。しかし、キャリアは周りがどうかではなく、自らの頭で考えて築き上げていくもの。転職面接では明確な転職理由がある人材かどうかを必ずチェックされますから、面接失敗の確率も高いでしょう。
引用:30代での転職失敗は致命的!失敗する30代の特徴と失敗しないためのコツ
事例5、常時、経理を募集している会社は、部内の風通しに問題があるかも…
男性/30代/経理
前職:経理
なぜ、経理の仕事への転職が失敗だったと思うのですか?
会社の規模大きいと、経理同士の連携が重要となるが、上司の組織をまとめる力がないと、担当者ごとに縦割りになってしまし、まとめるのが大変だった。
経理は、みんなでひとつのものを作る(決算)仕事がメインであるから、協力体制、連携体制がないと厳しい。
常時、経理を募集している会社は、部内の風通しに問題がある可能性があると知りました。
面接では、勤続年数を確認するといいと思います。
経理の仕事へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
経理はやりがいがあるとともに、責任もある仕事。
自ら経理を希望する場合には、中途採用に応募するほうが早く経理に就ける場合もあります。
私は、事務職未経験から経理に転職したのが25歳のとき、経理募集に応募し、イチから学びました。現在は、経理経験10年目。
経理は非常に面白い仕事です。どんな会社にも必要な業務であり、スキルアップも無限大です。
経理に転職したくなったら、ぜひ行動してみましょう。
ネット上にはこんな記述も!
事務の仕事は、企業によって、また、配属される部署や担当する業務内容によって、かなり異なります。事務への転職を希望される際は、どんな仕事を担当するのかをよく確認されることをお勧めします。
事例6、単にお金の流れだけでなく、その会社のこともよく知っていなければならない
女性/40代/物流倉庫作業
前職:精密機器販売会社経理事務
なぜ、経理の仕事への転職が失敗だったと思うのですか?
勘定科目など基本知識が身につけばよいと考えて簿記学校に通いましたが、先生の勧めで2級を取得することになりました。試験には一発合格しましたが、実務知識は全く身に付いていない状況で卒業した為、実際就職してみると分からない事だらけでした。経理担当は1人だけの小さな会社だったので相談したり指導してくれてる上司も居なくて、毎日試行錯誤で残業ばかりで辛かったです。
経理の仕事へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
経理事務はどこも共通かと思っていましたが、業種によって勘定科目も違いましたし、同じ会社でも独立会計なら支店によって処理方法が違うとか、単にお金の流れだけ理解していればよいものではありませんでした。その会社のこともよく知っていなければ流れが繋がりません。今ではソフトも進歩して随分ラクになっていると思いますが、根気がいる日々勉強の仕事です。
ネット上にはこんな記述も!
さまざまな情報源を利用して関心のある求人情報を見つけたら、その求人企業について理解を深めましょう。特に未経験の業界への転職を希望する場合、会社が何をして利益を得ているのかという「事業内容の理解」は必須事項です。(中略)応募先企業の事業内容を理解・共感することが出来たら、企業が属する業界について把握します。応募先企業の業界内での位置づけ・競合他社などについて調べることで、応募先企業の特徴や将来性などが見えてきます。
事例7、数字が命なので、単純なミスを犯さないよう何度もチェックできる根気強さ必要
女性/30代/IT会社の経理事務
前職:IT会社の営業事務
なぜ、経理の仕事への転職が失敗だったと思うのですか?
1ヶ月の中にたくさんの締め日があり、その日は絶対に仕事を休めないです。うちの会社の場合、1日、10日、15日、20日、25日、末日が各社の締め日に当たるので、長い夏休みを取ったり、海外旅行にも簡単には行けません。経理は数字を絶対に間違えてはならず、取引先への請求書の数字を間違えて実際取引がなくなったりすることもあるのでプレッシャーがすごいです。
経理の仕事へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
経理は事務職ではありますが、締め日などの絶対に休めない日などがあるので、自由に有給を取りたいと思っている人は注意が必要です。また、経理は数字が命なので、単純なミスを犯さないよう何度も自分でチェックできる根気強さも必要です。必要に応じて簿記などの資格を取ったり、専門知識を勉強する必要もあると思ってください。
ネット上にはこんな記述も!
目先のメリットだけにとらわれてしまうのは典型的な失敗例です。転職を考える際は中長期でのイメージを持つことが大切といえます。
引用:年収アップを追い求め、本当にやりたいことを見失いました|転職ケーススタディ|転職成功ガイド
事例8、地味で社内での地位が高くない割にミスが許されない、できて当たり前で、ストレスがたまる
女性/20代/メーカーの経理事務
前職:広告代理店営業
なぜ、経理の仕事への転職が失敗だったと思うのですか?
経理の仕事は、地味で社内での地位が高くない割にミスが許されない、できて当たり前と思われている業務なので、ストレスがたまります。お金に関わる仕事なので締め日があり、それにあわせて社員に経費精算などの依頼をするのですが、皆他の業務で忙しいため、事務作業は後回しになりがちです。そのため、結局こちらが締切ギリギリに急いで作業をすることになります。そして、お金に関わることなので計算ミスや入力ミスにより金額を間違えると他の部署からの信頼を失ってしまいます。また、締め日前は業務が忙しく有給休暇を自由にとることができません。
経理の仕事へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
経理の仕事は、華やかではないけれど責任感ある「縁の下の力持ち」の役割にやりがいを感じる性格の人に向いていると思います。営業など仕事を取ってくる人たちと比べると、確かに日々のプレッシャーは少ないです。しかし、経理は会社のお金を管理している重要なポジションです。ミスはしないのが当たり前と考えられており、毎月間違いをせずに仕事ができたとしても褒めてくれる人はいません。お給料も、営業の人たちと比べると低いです。それでも、責任感を持って会社に貢献したいと考える人でしたら、経理に転職して活躍できると思います。
事例9、小さい会社で自由な社風でよかったのですが、あまりに手に負えず退社
女性/40代/無職
前職:経理事務
なぜ、経理の仕事への転職が失敗だったと思うのですか?
個人の小さな会社に就職しました。
従業員は私ともうひとりのパートさんのみ。社長と奥様の4人です。
事業内容は不動産賃貸業などでしたが、最初は経費などはあまりないし、簡単な経理事務と聞いていました。
しかし、現実は…
社長、奥様があまりに無知で、個人で使用した生活費、ライフラインの明細なども含め、とにかく領収書、レシートを渡して来るのです。
その中から、経費に認められるもの、そうでないものを振り分けるのですが。この作業が大変で。
小さい会社で自由な社風でよかったのですが、あまりに手に負えず退社しました。
ご自分の美容院や愛犬のトリミング代まで持ってきましたからね。本当にびっくりしました。
経理の仕事へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
雇用側はある程度しっかりしたところが良いと思います。あとは税理士さんや会計士さんと密にコミニケーションがとれると良いですね。
私の場合、私が経費には該当しない、と判断し、社長に話してもなかなか引き下がらず、言いにくいこともあったので、
すぐに担当の会計士さんと連絡をとり、会計士さんの方から説明をしてもらいました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「経理に転職したけど失敗してしまった」方々に「失敗を回避して成功するコツ」について、お話を伺わせていただきました。
「社長と同じ感覚で知らないと、お金の流れはつかめない」
「ミスが許されないので、何度もチェックする根気強さが必要」など、是非、自分のキャリアや転職につなげて考えてみてくださいね!