35歳は転職の限界年齢とよく聞きますね。
求人を見ても、「~35歳」となっているものをよく見かけます。
今35歳のあなたは転職するなら最後のチャンス!と思っているのではないでしょうか?
と同時に「35歳で転職なんて、本当に出来るのかな」という不安も抱いていることでしょう。
そんな35歳のあなたに!35歳で転職に成功した先輩10人リアル転職体験をご紹介したいと思います。
実際に転職成功した先輩の言葉があなたの助けになることでしょう。!
登場人物
35歳の時に転職に成功したAさん
キャリアアドバイザー エス
福祉業界から福祉業界へ、自分の能力限界を見定めた転職に成功
今回は35歳のときに福祉業界から福祉業界の同業界転職を果たしたAさんに色々聞いてみようと思います。
Aさん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
同じ福祉業界での転職だったわけですが、転職前はどういう働き方だったのでしょうか?
前職は、利用者の支援をするという本来の業務の他に、会計、広報誌作成(原稿を書く、記事を依頼、編集、印刷、封入、発送)、講演会の企画・運営、地域のイベントに参加をし町内会に挨拶する、外部の会議が最低週に1回はある等、とにかく忙しく、自分のキャパシティーを越えてしまいました。
ちょっとどころじゃないですね。その福祉会社は、Aさんが回していたと言ってもいいくらいでは?
そのレベルですよね。自覚はなかったですが。
丁度、妊娠・出産というライフイベントも重なり転職を決意しました。
同じ福祉業界で探したということですが、何を重視しましたか?
本来の利用者支援に関わる仕事が中心であることでしょうか。
今の会社はそれができていますか?
本来の利用者支援に関わる仕事が中心に加えて、付随する事務の仕事はしていますが、キャパシティーを越えることもなく、仕事をさせていただいています。
給料の面ではどうですか?
前職は大きな団体に所属していましたが、現在は小規模の団体ということもあり、給料はかなり下がり、従業員の人数も少ないため、休みも取りにくい状況です。その代わり、残業はほとんどありません。
概ね満足ということですか?
総合的に考えて、転職した今の方が良いと思っています。
最後に、転職を考えている、または迷っている人に向けてアドバイスをお願いします。
転職を迷っていた時、インターネット検索で「一つの会社に居続ける人は、その会社で成功をしている人か、会社を辞められない人だ」という言葉と出会いました。私は前の職場で成功をしている訳ではなかったので、その言葉が転職を後押ししてくれました。
転職をする際には、自分の絶対に譲れない点は譲らない方が良いと思います。私の場合は労働時間と通勤時間、職場の理念でした。その点では、私の転職は良かったと思っています。
「一つの会社に居続ける人は、その会社で成功をしている人か、会社を辞められない人だ」
これは名言ですね!転職を迷っている人は是非自問してみてほしいですね。
Aさん、ありがとうございました。
他の先輩の体験談も聞いてみた!
35歳というのは、仕事とライフバランスに加えて、体力を考える年齢でもありますね。
そんな中、35歳で転職したほかの人はどのように転職を果たしたのでしょうか?
Aさん以外の9人の体験談も紹介したいと思います。
★がむしゃらに頑張った営業は結果を出せば出すほど負担増に
食品会社の営業から食品会社の営業(40代・男性)
前職の仕事は営業と配送を同時に行っていました。朝から晩まで、関東中を走っていました。仕事は大好きでした。しかし、営業マンとして、がむしゃらに結果を出し続けましたが、給料が上がることはありませんでした。結果を出せば出すほど、自分の負担が増え続け、納得行かず退社しました。転職先では、年齢や今までの経験などは関係なく、採用されました。初任給も前職の退職時より、4万5000円ほど高くスタートしました。加えて前職と違い残業代も支給されるので大変助かっています。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
正直、この度の転職活動でアドバイスできるとするなら、今この瞬間の時代はどこも人材不足です。転職するなら今が1番いい時期だと断言できます。世の人材不足により、人材は取り合い状態です。だからチャンスです。自分も最初は年齢的にまずいと思ってましたが、転職して今は心にも、経済的にも豊かになり大変幸せです。ピンチをチャンスに変えてください。
参考にしたい、ネット記事!
35歳以降の転職は求められるスキルレベルが上がるため、決して簡単ではありません。自分に合う求人を見つけたタイミングで具体的な行動を起こし、機会を逃さないようにしてくださいね。
引用:転職の最適なタイミングは?転職目的・年齢別にご紹介します。
★深夜12時間の勤務は体力と眠気との戦いだった
ガソリンスタンドの技能職から食品工場のパンの仕分けへ転職しました(30代後半・男性)
ガソリンスタンドではセルフの深夜の仕事をしていました。お客様が来たら許可を出すボタンを押す。洗車の液体を交換する。などわりと簡単な仕事でした。ただ12時間勤務の為、それなりに体力と眠気との戦いがありました。福利厚生は社会保険もあり、良かったです。人間関係は基本1人仕事なので特に何もありません。次の食品工場の仕事は、これも深夜勤務で5人くらいで、出来上がったパンを各コンビニの箱に仕分けしていきます。人間関係はあまり良く無かったです。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
一度、アルバイトか派遣社員として入社する事をオススメします。とくに人間関係は要注意です。あと仕事のキツさも注意しましょう。肉体労働なら、これは交代勤務の仕事で、自分に合うかどうかなど、肌で感じてください。長時間労働も注意する点の一つです。さすがに12時間は長すぎと感じる人もいるでしょう。自分に合った働き方の時間を選ぶことも重要です。
参考にしたい、ネット記事!
人間関係や仕事内容が合わないと悩んでいる人は多いようですが、人事異動などによって問題が解決することもあります。むやみに転職しようとするのではなく、頼れる上司や人事部に相談してみるのも一つの方法です。
転職をするなら「今の職場・仕事が嫌だから」とネガティブな気持ちで取り組むのではなく、「新しい仕事で実現したいこと」など目標となるキャリアを描き、前向きな気持ちでスタートさせましょう。
引用:転職は「とりあえず3年」働いてから? 入社3年以内の転職は不利? アンケートで分かった意外な事実とは
★月給制・ボーナスも出ないコンビニ店長
コンビニエンスストアの店長から自動車製造業の技術職(30代後半・男性)
コンビニの店長時代は、オーナー店でしたので休みも週休1日で毎日12時間勤務でした。
勤務時間以外でもアルバイトの面接や商品発注で毎日2時間のサービス残業がありました。
体調を壊しても代理で入れる人材がいない為、かなり無理をしていました。
給料も月給制でボーナスも無い為、これ以上続けていたら身体を壊すと思い、転職を決意しました。
転職先は、製造業できちんと休みもあり、残業もやれば給料に反映される為、肉体的にも精神的にも良い状態で仕事が出来ます。
今では、現場のリーダーとして設備保全や作業者の教育をメインにやっていて、やり甲斐も感じています。
以前よりも生き生きして仕事が出来ている為、毎日が充実しています。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
私は、異業種への転職をしましたが、製造業であれば最低限の資格を取得しておくと、有利だと思いました。
私は以前フォークリフトやクレーンの資格を取得していた為、製造業での選択肢も広がりました。
また採用後の待遇もきちんと確認しておくべきだと思います。
求人票だけが全てでは無いため、給与や賞与、休日や残業、福利厚生も採用前に確認が必要だと感じました。
★メンタル的な余裕とフリーランス故の時間的な余裕が1番の報酬
メディア・放送関係から翻訳・契約社員(30代後半・男性)
前職は首都圏外の大型放送局でクリエイターとして「創造力を活かした職」を続けてきましたが、スポンサー数や広告費の低下に伴いクリエイティブな内容よりも「無難な内容」を重視されるようになりました。方針や方向性を改善しない限り先の見込みがないと考え、転職しました。報酬は明らかに下がり安定性は全くありませんが、メンタル的な余裕とフリーランスから生まれる時間は大きな報酬だと思っています。人間関係の面でも、放送・メディア関係では色々な方々とお仕事させて頂き、楽しかったです。フリーランスでは一人作業が多く、プライベート以外では社交的な和は縮みます。個人的にはそこが寂しいところです。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
明確に毎日どのようなライフスタイルで生きていきたいのかを明確にしておけば、成功率は上がります。転職といっても二通りあり、一つは「報酬が上がるから」の転職ともう一つは「描いていた人生に近づけるから」の転職があり、どちらかであるかを明確ししておかなければ同じことの繰り返しになる可能性が高いと思います。迷ったときはとりあえず興味のある分野でバイトをして見たり、その職を持たれてる方々からお話を聞くことだと思います。最近では転職「セミナー」や「講座」を行っている方々も多く、いろんな分野でお仕事されていた人たちと出会うことで、大きなヒントを取得できることがよくあります。土日を使ってでも、興味のある分野もしくは興味のある企業主催のイベントまたはセミナーや講座などは積極的に参加すべきだと思います。
★12時間労働の飲食業は瞬発力勝負でお昼も14時
飲食業から製造業「派遣」(50代・男性)
飲食業の時は土日は仕事、昼ごはんも14時にならないと取れない状態でした。内容も瞬発力勝負の上に、毎日12時間働いて給料はそこそこでした。
転職後は、土日が休み昼休みも1時間ありました。1日10時間の労働だったのですが、2時間の残業手当がついて給料もだいぶ上がりました。
35歳ははっきり言ってギリギリの転職年齢ではないかと思います。それを超えてくるともう条件面が悪くなると思います。
飲食業を辞めて正解だったと、おもいました。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
転職するなら、賃金も大事ですけど、1番は労働条件だと思います。下手に転職すると、そこがブラック企業だったり、賃金が下がったり、ろくなことはありません。
そのあたりは、慎重にかつ今の仕事と比較して、何を最優先するかを決めて、上手に転職しましょう。
35歳あたりが転職の限界年齢だと、思いますので、時間のない人は特にそうです。
参考にしたい、ネット記事!
「仕事と報酬」は切っても切り離せない重要な要素ではありますが、仕事や人生の価値は、決して報酬だけが決めるものではありません。転職する・しないにかかわらず、自分の人生を豊かにする収入以外の物差しを準備しておくと、いざというときに必ず役立つはずです。
★同じ歯科助手へ転職したのは◯◯だから。35歳女性のリアル転職ストーリーはこちら
歯科助手から同じ歯科助手に転職しました。(30代後半・女性)
以前勤めていた歯医者は給料はそこそこよくて他のスタッフの人とも仲は良かったのですが仕事内容がとてもキツかったです。
院長との考え方も全く合わなかったので毎日イライラしていました。
転職してからは今の院長の考え方にも賛同でき、同じ仕事をしてるとは思えないぐらいやり甲斐があります。
ただ以前より給料が減ってしまったので生活はかなり苦しいですがイライラする事もなく毎日笑顔で生活できているので転職して本当によかったなと心の底から思っています。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
転職するのに35歳という年齢は最後のチャンスだと私は思います。
迷ってばかりいては時間がもったいないので、逆に迷っているのであれば転職してしまった方が絶対後悔がないと思います!
色々な転職サイトに登録しハローワークにも通うと必ずいい転職先が見えてくると思います。
迷っているのならとりあえず即実行に移した方が絶対にいいと思います。
参考にしたい、ネット記事!
年齢が高くなると、仕事の負荷が大きくなり、職場での責任も重くなるもの。自分の仕事さえ片付けば早めに帰宅して転職活動するなどということも難しい。とはいえ、今の仕事に振り回されながらダラダラ活動をしていたら、転職の意欲もしだいにしぼんでいく。この事態を脱出するには、希望条件や活動資金などを早急に見直し、転職したい希望日を目標設定することが大事。
引用:35歳以上必見!転職の落とし穴と脱出法、教えます【前編】
★看護師15年のキャリアを捨て、リンパドレナージュへ
看護師からリンパドレナージュのセラピストへ(30代後半・女性)
看護師として15年働いていました。子供が小学生になると夜勤免除がなくなってしまう事と、リンパドレナージュという仕事に興味があり、その資格を取るべく1年間、鳥取県から大阪まで仕事の合間をぬって通いました。筆記、実技とも合格し、無事に資格を取る事が出来てので昨年の年末に転職を決めました。給料は前の職場の3分の1。自分の考えやペースで仕事が出来るのと、自由に動ける時間を手に入れる事が出来てので大満足しています。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
上司にそれとなく 少しづつ今の仕事を辞める事をアピールしていきました。もちろん前向きな方向で伝えました。自分のしたい事があっての転職は、上司も最初はしぶっても、最後は背中を押してくれたので、円満に退職する事が出来ました。例え 今の仕事が辛くて嫌であっても、それを少しでも顔や態度に出しては行けません。
★365日営業の小売店は休日もバラバラ、パートさんとの関係も大変!
小売業の販売員から団体職員(30代後半・男性)
前職は365日営業の小売店で、シフト制で勤務時間や休日もバラバラでした。給与はそれなりに高い方だったと思いますが、時間外手当てはつきませんので、実際の勤務時間に比べれば安かったと思います。人間関係も長年勤務しているパートさんのご機嫌伺いが大変でした。
団体職員として転職してからは、土日休みで9時~18時の勤務時間でほぼ定時に終わることができるようになりました。ただし、給与は低くなったため自由な時間が増えたとは言え、自由になるお金も減りました。仕事内容的には専門知識のいる仕事なので勉強も必要になりました。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
まずは自分の中で優先順位が何かを考えることだと思います。100%希望通りの仕事はなかなかありませんので、例えば家族との時間が一番なのか、時間よりも給与なのか、通勤時間も含めた勤務場所なのか、キャリアアップなのか考えてみるとよいと思います。正直、希望の一つくらいしか叶えられないと思います。あとは、家族によく相談することと自分のライフステージをよく考えて、人生の大きな行事(結婚や出産、子育て、自宅購入など)に対して優先順位を決めないとその時の一時的な感情で転職するときっと後悔します。
★将来を考えて造船業界から電機業界へ
造船業界の製造業から電機業界の製造業(50代・男性)
造船業界の製造業で約10年勤務していましたので係内をまとめていける地位にはおりましたが、将来の事を考えた時、業界の将来を比較すると当時、電機業界の方がはるかに将来性がありましたので、最後のチャンスと考えておもいきって転職活動をしました。幸いにしまして面接していただいた方にご理解していただく事になり給料が減額することなく転職ができました。その会社は大手企業でありませんので転職した時は仕事が忙しく毎日遅くまで残業することになり、実質賃金は増加しました。前職の経験もありすぐに役職を務めさせていただく事になり人間関係もよく35歳で転職したことに満足できる結果となりました。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
転職をしようと考えている方は、今の仕事に不満ではいけないと思います、今の仕事で自分でできる事は頑張るべきと思います、それが自分のスキルアップとなり職種が変わっても基本は同じです、上司の方は人材を大事にしていただけ方が多いので必ず転職しても平等に見ていただけると思います。ただ転職する年齢では私の思いですが35歳が限度と思いますので迷っている方は、後悔しないためには考慮されるべきと考えます。
参考にしたい、ネット記事!
変に転職を軽く考えてほしくないのです。「転職をすればなにかが見つかるんじゃないか」とか、「やりたいことが見つからないから転職して探す」という人は、転職してもなにも見つけられないでしょう。まずは目の前の仕事をやりきらないと、自分の能力や素養が見えてこないのです。
35歳のリアル転職事例まとめ
この記事では35歳のリアル転職事例を紹介しました。
体験談を語ってくれた先輩の多くが35歳は転職の限界である、と言っていました。
同時に、35歳で転職してよかったと思っている人がほとんどであることも事実です。
様々な職種からの転職事例は、35歳のあなたの状況に近いものも合ったのではないでしょうか?
ぜひ参考になさって転職に役立ててくださいね。