「IT企業に転職したいけど、仕事きつくないかな??」
「失敗したらイヤだな…」
という心配をした経験はありませんか?
あなたと同じ悩みを持っている人は1人ではありません。
そこで、今回は「IT企業に転職したけど失敗した」方々に
「失敗を回避して成功するコツ」について伺ってきました!
ネット上でも同じことで悩んでいる人もたくさんいたので
「IT企業への転職に失敗したくない」という方は
是非、今回の記事を参考にしてください!
登場人物の紹介
IT転職業界へ転職したが失敗してしまったEさん
2、現職:システムエンジニア
3、前職:製造業
キャリアアドバイザーエス
事例1、孫請けの会社だと利益率がすごく悪い。いっぱい働いたのに全然給料がもらえない
本日は、IT転職業界へ転職したが失敗してしまったというEさんにお越しいただきました。Eさんありがとうございます。ご自身のご経験を振り返って、IT業界への転職で失敗だったと思ったことは何ですか?具体的に教えてください。
転職先が人数が少なかったため教育が充実していなかったため非常に苦労しました。また、離職率が50%を超えていたため引継ぎなどが全然なく、みんないやになると責任感もなくただ辞めていき、顧客に怒られ納期遅延も半端なく多かったです。
上司も技術力がなく年功序列制だったので仕事も地雷案件ばかり取っていましたし、新卒もすぐに辞めてしまいました。
離職率50パーセントを超えていたというのは、相当ひどい環境で大変でしたね。お疲れ様です。ご自身の失敗をふまえ、IT業界へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
IT業界はお勧めできません。月の残業時間も多いですし、家に仕事を持ち込まなければ成立しません。また、技術者としての寿命も非常に短いため、キャリアも築けません。時に孫請けとかの会社だと利益率がすごく悪いため給与も安くてなんだかいっぱい働いたのに全然給料がもらえていないと悪循環になりますし、当然サービス残業ばかりになります。
Eさん、ありがとうございました。
では、ここからは他の方々の失敗事例をご紹介いたします。
事例2、社長からは労災を認めてもらえず、そのまま解雇させられた
2、現職:システム運用保守代行業
3、前職:医療職
IT業界への転職で失敗だったと思ったことは何ですか?具体的に教えてください。
転職の際に、民間のプログラミングスクールに通い、Javaの講座を受講していました。しかし、結局はJavaプログラマは挫折し、ワンマン社長が仕切る零細IT企業に就職することに・・・。そこでは、誰もプログラミングを教えてくれる余裕もなく、営業もしながら、客先でシステム保守運用もしなければならないという、いわゆる「なんでも屋SE」をしていました。深夜までの残業は日常茶飯事、徹夜での作業もありました。そんななか、ついに客先で倒れ、入院することになったのです。しかし、社長からは労災を認めてもらえず、そのまま解雇させられてしまいました。
上記の失敗をふまえ、IT業界へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
どんなに熱意や目標を持っていても、やはり福利厚生のしっかりした企業を選ぶべきでした。日に日に体力と精神力を削られるような職場に居ても、遅かれ早かれ、また転職することになるからです。
そして、熱意だけでは、良い就職先は見つかりません。やはり最低でも、基本情報技術者の取得は必要です。基本情報技術者が応募条件となっているIT企業が多いからです。
ネットで上がっている事例
仕事内容で大切にしたい「軸」を考えてみる
会社の制度や社風、あるいは知名度や給与などの面で希望通りの転職を実現できたにも関わらず、仕事内容への不満から強いストレスを感じ、再度転職を図る人は少なくありません。逆に、仕事がおもしろいから条件や環境面での不満はそれほど気にならない、という声もあります。転職先を選ぶ際、どんな「軸」を優先するにしても、仕事内容においてもこだわりたい「軸」を意識しておくと、入社後「こんなはずではなかった」という事態を防げるでしょう。
引用元:リクルートエージェント
事例3、ITは派遣されることを前提に。環境が短期間でコロコロと変わる
2、現職:システムエンジニア(開発)
3、前職:システムエンジニア(インフラ)
IT業界への転職で失敗だったと思ったことは何ですか?具体的に教えてください。
インフラ系のシステムエンジニアとして入社し、派遣されるという意識はその時ありませんでした。
派遣されるため会社への帰属意識は無く、人によっては環境が短期間でコロコロと変わるため、環境の変化についていけない人はストレスになると思います。
また派遣先によりますが、あくまでも派遣扱いなのでプロパーと派遣に温度差があり、気まずい環境になる場合があるようです。幸い私はプロパーも派遣も平等に扱ってくれるところでしたので、良い環境でした。
上記の失敗をふまえ、IT業界へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
まずITは派遣されることを前提に考えたほうがいいと思います。
そして環境がコロコロ変わっても平気で、会社への帰属意識なんて必要なく、人間関係がさっぱりしたい人は派遣でもいいと思います。
派遣も様々な現場に行くことで幅広く技術が身につくというメリットがあります。
あとどうしてもIT業界で頑張りたいというのなら、最初は派遣で頑張ってそこそこ技術がついたら独立してフリーランスになるのも手段かもしれません。
ネットで上がっている事例
特にIT業界では、入社してみたら事前に聞いていた話と違い、酷いプロジェクトや客先に放り込まれることがあるという。
引用元:キャリコネニュース
事例4、数年前の技術が使い物にならないこともよくある。常に新しい知識を取り入れる勉強が必要
2、現職:商社営業
3、前職:SE
IT業界への転職で失敗だったと思ったことは何ですか?具体的に教えてください。
ITのIの字も知らず、全くの未経験で入社したことが最大の失敗だったと思います。入社した会社は未経験可ということで募集していました。今にして思えば「実際の現場経験が無くても歓迎しますよ」という意味だったのではと思います。私はそれを「全く何も知らなくても歓迎しますよ」というニュアンスで捉え入社しました。入ってから何とでもなると思っていた私の考えは甘く、研修に全くついていけませんでした。もし未経験で入社するのであれば最低限でも勉強しておく必要があると思い知らされました。
上記の失敗をふまえ、IT業界へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
異業種から知識もなく未経験で入社されるのであれば、事前に勉強しておく必要があると思います。むやみに勉強するというわけではなく、ITに関する資格がありますので資格取得を目指して入社前から勉強すると入社後に研修に対応できるだけの知識の貯金が出来るかと思います。また、勉強し続けられる忍耐力、継続力を持った方に向いている業界だと感じます。IT業界は「ナマモノ」だと思います。常に進化し続けている技術、数年前の技術が使い物にならないということもよくあります。そのため常に新しい知識を取り入れるだけの勉強が必要です。身に付けたらまた新しい技術を取り入れることの繰り返しになるので、それを続けられる力がないと難しい業界だと思います。
事例5、IT業界は離職率が高く、慢性的な人手不足。経営者の考え方一つでブラック企業体質になる
2、現職:システムインテグレータ
3、前職:不動産営業
IT業界への転職で失敗だったと思ったことは何ですか?具体的に教えてください。
独学でITスキルを身につけて転職に臨みました。仕事自体は厳しいものの勉強したスキルを活かせています。しかし会社の労働条件が最悪でした。取引先からのクレーム対応や機器の不具合などで家に帰れないことも珍しいことではありません。しかもサービス残業のため時間外手当など一切でないのです。自分お力で解決しないとならないため精神的にまいってしまっています。
上記の失敗をふまえ、IT業界へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
IT業界を選ぶ際には会社の情報を極力収集することが大切です。大手であれば対外的なものがあり無茶はしませんが中小・零細のIT企業には当たりはずれがあるため安易に飛びつかずに労働条件を把握しましょう。特にIT業界は離職率が高いことに加え慢性的な人手不足のため経営者の考え方一つでブラック企業体質になってしまうのです。
ネットで上がっている事例
インテリジェンス社の調査によれば、IT業界からの転職理由には、
「会社の将来性が不安」
「ほかにやりたい仕事がある」など、生活面やメンタル面をもっと安定させたいというものが多いようだ。今回のY氏の場合は、前職では安定した会社で働いていたものの、仕事をする環境そのものに不安や疑問を抱き、自分の存在価値を認めてもらいたいという理由で転職活動に踏み切っているので、メンタル面での安定性を求めていたということになる。
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事例6、女性は体力面で男性に劣る、システムエンジニアになるなら相当の覚悟を
2、現職:ライター
3、前職:事務
IT業界への転職で失敗だったと思ったことは何ですか?具体的に教えてください。
システムエンジニアの具体的な業務イメージを抱けていなかったです。プログラミングの時間が長く、残業は当たり前の世界でした。プログラミングを1から勉強しつつ、仕事を頑張ろうと思っていましたが、そんな余裕はまったくなく、「できないやつ」扱いを受けて精神的にも厳しかったです。課の飲み会でもひとりだけ残って残業していました。できるまでやるというスタンスは、パソコンがあればいつまでも働けるIT会社ならではだと思います。
上記の失敗をふまえ、IT業界へ転職を考えている方へのアドバイスをお願いします。
IT技術は日々進化するので、一生勉強し続けつもりでIT業界に入社したほうが良いと思います。私は、事務をしていましたがシステムエンジニアとして働きたいと思い、入社しましたが、正直なところ心身ともに疲れ切ってしまい、病気になってしまいました。特に女性は体力面でも男性に劣るので、相当の覚悟を持ってシステムエンジニアになった方がいいと思います。私は、システムエンジニアを諦めてライターとして活躍する道を選択しました。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「IT企業に転職したけど失敗した」方々に「失敗を回避して成功するコツ」について、お話を伺わせていただきました。
「転職先の労働条件や離職率は事前に調べておくこと」
「長時間労働や日々新しくなる技術を取り入れるために勉強を怠らないこと」など、是非、自分のキャリアや転職につなげて考えてみてくださいね!