【現状維持?現状打破?】女性が転職で迷うとき。そこには、女性ならではの理由があった!

「転職しようかな~。でも…色々とハードルあるよな。」
それって自分だけなのかな?
他の人はどうなんだろう?と思ったことはありませんか?

今回は「転職したい。でも、何かしらの事情で迷っている(もしくは、迷っていた)」経験のある方々に、「転職したいと思ったきっかけや、どうして迷いが生じたのか、スグに実行に移せなかった理由」について伺ってきました!

「転職したいけど、迷うなぁ…」という方は
是非、今回の記事を参考にしてください!

登場人物

 転職を迷っていたAさん

 キャリアアドバイザー エス

業務が自分に合っていなかった!でも…

 今回は、転職するべきか迷った経験をお持ちのAさんに話を聞いてみようと思います。まず、お仕事について教えてください。

 

 はい。雑貨メーカーの営業事務です。営業のサポート、電話対応や書類作成をメインに行っていました。

 

 辞めたいと思ったのは、なぜでしょうか。

 

 業務量が多いことと、事務の仕事が合っていないなと感じたからです。

 

 転職するかどうかを迷った理由を教えてください。

 

 福利厚生もしっかりしていて、昇給もあったこと、お世話になった上司の方に対して、人材不足の中、辞めることを言い出しづらかったこと、また新しく仕事を覚えるのは大変かもしれないと感じていたので。

 

 なるほど。結局はどうされたのでしょうか?

 

 転職しました。辞めたい理由を伝えたところ上司の方にも納得頂けたので、ご迷惑はおかけしましたが、嫌な雰囲気にもならず退職することができました。業務的にも接客業の方が自分にはあっていて、今は、やりがいを持って働けています。

 

 そうですか。良かったですね!Aさん、ありがとうございました!

転職に迷う女性たち9人の本音はこちら!

Aさんは、雇用条件や新しい仕事に対する不安などで、踏ん切りがつかなかったようですね。でも、向いていないと感じる仕事を無理して続けるのは、本当に良いことなのか?という思いに至り、転職を決断されました。

他にも、「転職はしたいけれど、迷っている(迷っていた)」という方の体験談を、転職したいと思ったきっかけ、その理由と共にご紹介します!

Aさん以外の9人のエピソード、是非、ご覧ください!

★きっかけ:配属先が変わり通勤時間が激増!でも…

物流会社の事務員(20代)
業務内容:出荷指示のチェック、電話対応、来客対応、備品管理
お仕事の状況:続けている(転職はしていない)

転職するかどうか、迷う理由(もしくは、迷っていた理由)

  1. 会社に通勤する用に、車を購入しており、それのローンの返済が住んでいないので
  2. 地元の企業にしては、給料が良いので
  3. 年間休日数が、比較的多い企業なので

20代後半の女性です。親の希望もあり、家から近い会社に就職を決め、勤務していました。配属したセンターが閉鎖になり、新規のセンターでの勤務になったのですが、通勤時間が長くなり、尚且つ給料も上がらず、やりがいもない仕事なので転職を悩んでいます。条件だけ見れば、現在勤務している会社は、かなり良い方なのですが、キャリア形成を考えると、未来はありません。一般事務での勤務で、この会社の一般事務になると、結婚したら退職するように無言の圧力がかかります。将来のことも含めて考えると、どうしようか悩んでいます。

自分の結論(転職したor辞めなかった)について、どう思いますか?

まだ自分がどのように働きたいのか、ビジョンが決まっていません。決まり次第での転職でも、問題ないと思っています。色々な話を聞いて、転職に向けて備えていこうと思います。

★きっかけ:30代、他の職種にチャレンジしたい!でも…

医療職 理学療法士(30代)
業務内容:病院で患者様に対してリハビリテーションを行なっています。
お仕事の状況:続けている(転職はしていない)

転職するかどうか、迷う理由(もしくは、迷っていた理由)

  1. 今までのキャリアがあるので、今後も続ければ安定した生活を送れる為
  2. 今の職種と全く違う職種である事
  3. 30代という事でなかなかいい会社が見つからない。

小さいころから夢だった事を30代になり思い出し、もし転職するのであれば、これ以上遅くなると就職先が少なくなってしまう事や経験が優先されるところも多いので現在まだ迷っている段階です。このままキャリアを継続すれば、安定した生活は遅れるので、挑戦するべきか色々悩んでいます。就職先がすぐ決まるとは限らないので、お金を貯めてからなど色々と考えていると踏み切れない要因になっていると思います。

自分の結論(転職したor辞めなかった)について、どう思いますか?

新しい職種への経験が全くなく、大学も専門分野であったため、経験のある他の方に比べると不利だと感じていますので、今の会社を辞めずに会社に残った事は、正解であったと思っています。チャレンジしてみたいという気持ちもあるので、ある程度お金が貯まったら、新たな分野にやはりチャレンジしたいと思っています。その間に、新たな職種に対して、自分で出来る限り、独学で学び、アピール出来る要素を探していきたいと思っております。

ネット上にはこんな記述も!

仕事と将来のライフイベントとの両立に不安を感じて悩む人も多いでしょう。「続けるべきか、辞めるべきか」と迷い始めると、どちらにも気持ちが傾いてどんどん不安になってしまう。「仕事は辞めない」と決めてしまえば、おのずと腹が据わり、長期的なキャリアプランも描きやすくなると思うのです。

引用:age28 営業部女子課の会 代表理事 太田 彩子

★きっかけ:上司と合わず、何度もぶつかった!でも…

引越会社の事務職です。(30代)
業務内容:引越するお客様へ、契約内容の最終確認の架電、契約完了後の契約内容入力、その他庶務を行なっていました。
お仕事の状況:辞めて、転職した

転職するかどうか、迷う理由(もしくは、迷っていた理由)

  1. 家庭の事情での急な休みに比較的柔軟に対処してくれていました。
  2. 会社に申し出ましたが、人が足りなくて引き留められたからです。
  3. 同じように急な休みに柔軟な対応をしてくれる会社に再就職できるかが不安だったからです。

元々結婚前に現在の職種と同じような仕事をしていて、その仕事がとても好きだったのですが、当時の会社は残業も多く、結婚、出産をした後働ける職場ではありませんでした。出産後、少しでも長く働ける仕事で、且つ、時間の融通も利く長期契約の事務職についたのですが、とにかく上司と合わず、とても悩んでいました。入社当初にいた先輩もほとんど仕事を引き継いでくれることなく辞めてしまい、一時は苦労しましたが、何とかこなせるようになった所上司がかわり、その方ととにかく合わず辛かったです。新しい方が入られてもすぐ辞められるのでなかなか言い出せず、辞めるのに時間がかかりました。

自分の結論(転職したor辞めなかった)について、どう思いますか?

思い切って辞めて再度就職活動したら、自分の理想の仕事に巡り合うことができました。勇気を出さなければずっと辛いままだっと思います。転職して、本当に良かったと思っています。

ネット上にはこんな記述も!

自らの価値を上げるには、自分が一番だと誇れるものを見つけ、自身のブランドを築くこと。そのためには、目の前のことを漫然とこなすのではなく、「どうせなら一番になってやろう」「どうせなら高く評価してもらおう」 と野心を持って挑戦を続けることが大切です。「野心」と言うとネガティブに捉えられることも多いですが、私は自分自身の可能性を広げるパワーになる欠かせないものだと思います。

引用:age28 カラーズ 社長 経沢 香保子

★きっかけ:残業多く、手当がつかなかった!でも…

不動産の営業員(20代)
業務内容:物件案内、物件資料作り
お仕事の状況:辞めて、転職した

転職するかどうか、迷う理由(もしくは、迷っていた理由)

  1. 人間関係が良い職場だったので辞めて人間関係の悪い職場だったらどうしようという不安があったから
  2. 新たな仕事を探してまた一から仕事を覚えるのが面倒だったから。
  3. 職場から家が近かったから次の仕事はその仕事場よりは遠くなるのをわかっていたから

面接では残業はなしという条件で入ったのですが、残業がちょくちょくあり残業手当もないという事があり転職したいなと思っていたのですが社長も良い人で会社内の人間関係もとても良い職場だったので残業手当がつかないからだけという理由で辞めるのはもったいないかなと思っていたのですが、やはり一時間帰宅時間が過ぎると予定が狂うということもありとても悩んでいました。

自分の結論(転職したor辞めなかった)について、どう思いますか?

正直人間関係は前の職場の方がやはり良かったのですが、子供の保育園のお迎え時間などを延長するよりは、今の仕事でちゃんと定時に帰れるので、よかったのかなと思います。

ネット上にはこんな記述も!

結果的に変更を余儀なくされるとしても、その時点でのキャリアプランを考えていることが大事です。キャリアプランは、「ビジネスパーソンとしてこうありたい」というイメージがあるかどうかです。結婚や出産、その他の要因でキャリアが中断したり優先順位が変わっても、「こうありたい」というゴールイメージがあるかどうか、また、そのための努力を惜しまない人材かどうかという点を採用担当者は知りたいのです。

引用:女性によくあるキャリアの悩み

★きっかけ:上司の理不尽さに耐えられなくなった!でも…

医療関係で歯科助手(30代)
業務内容:歯科医師の診療アシスタント
お仕事の状況:辞めて、転職した

転職するかどうか、迷う理由(もしくは、迷っていた理由)

  1. それなりの給料を貰っていて経済的に余裕のある生活が出来ていたから。
  2. 院長は人間性に問題がありましたが他のスタッフの人達はとてもいい人だったからです。
  3. 転職時の年齢が35歳だったので転職は難しいのではないかと思っていたからです。

院長との診療に関する考えが合わなくて毎日毎日ツライ思いをしていたのですが35歳だったので転職するにはかなり厳しい年齢だったのと田舎で生活してるので本当に再就職先があるのかがとても不安でした。仮に就職先があったとしても生活出来るだけのお給料が貰えるかどうかという経済的な不安もあり、なかなか転職に踏み切り事ができませんでした。

自分の結論(転職したor辞めなかった)について、どう思いますか?

結果的に同じ歯科助手ではありますが他院に転職しました。給料はかなり少なくなってしまい経済的な余裕は全くありませんがイライラする事が一切なくなったので心の余裕はたくさんできました。人にも優しくなれて毎日が楽しいので生活は苦しいですが転職してよかったなと心の底から思っています。

★きっかけ:配属先に不満。希望した業務ではなかった!でも…

保険の事務(20代)
業務内容:書類のチェック、受電・架電対応
お仕事の状況:辞めて、転職した

転職するかどうか、迷う理由(もしくは、迷っていた理由)

  1. 福利厚生がしっかりしており、休みも取りやすかったから。
  2. 良くしてもらった上司に、引き留められたから。
  3. 何度か転職を繰り返していたため、次の転職先が決まるかとても不安だったから。

何度か転職をしていて、お給料は少し安くても福利厚生がしっかりしている会社に入りましたが、正直に言うと配属先が自分のしたい業務ではありませんでした。最初は頑張ろうと思ったけれどあまりに向いておらず、頑張ろうとするあまり精神的にまいってしまいました。病院に行こうと思ったほど毎日が辛かったです。親には言えないため友人に毎晩、相談の電話をするようになりました。

自分の結論(転職したor辞めなかった)について、どう思いますか?

転職して良かったです。もし以前のままだと、自分にとって良い結果にはならなかったと思います。以前のことが嘘のように今は元気になり、夜友人に電話することもなくなりました。後押ししてくれた友人に感謝しています。

★きっかけ:将来のライフスタイルを考えた!でも…

システムエンジニア(20代)
業務内容:企業向けシステムの提案、構築
お仕事の状況:続けている(転職はしていない)

転職するかどうか、迷う理由(もしくは、迷っていた理由)

  1. 繁忙期の仕事量が多く、結婚や出産後ずっと同じペースの仕事をすることに不安があったから。
  2. 入籍の時期と重なっていてすぐに子供ができてしまった場合、転職先で産・育休が撮れるか不安だったから。
  3. 一から人間関係をやり直すのが面倒くさいから。

産・育休後復職し現在も子育てしながら働いている先輩社員が1人もおらず、会社の体制に疑問を覚え転職を意識するようになりました。しかし高校卒業後ずっと同じ会社に勤めていたため転職をすることで人間関係を一から築き上げなおさなければならないことや、今の仕事をしながら転職を探さなければいけない大変さもあり精神的にしんどかったです。

自分の結論(転職したor辞めなかった)について、どう思いますか?

転職活動中良い条件を提案して下さった会社もあり転職していたほうが経済的にはラクになっていたと思います。しかし、転職活動を辞めた直後妊娠が発覚してしまったので今後の産・育休の取得を考えた時に転職をしなくてよかったな。と思います。転職はタイミングがとても大切だと思いますので今後は子育てをしながら自分のライフスタイルに合わせて転職できれば良いと思います。

ネット上にはこんな記述も!

キャリアが思い通りにいかなくて悩んでいる人もいるかもしれませんが、私のように、周りとはペースや順序が違っていたとしても、人それぞれに幸せの見つけ方はあるはずです。「起きていることはすべて良しとする」。そんなふうに、自分の人生を肯定的に受け止めることも大切だと思います。

引用:age28 「日経DUAL」編集長 羽生 祥子

★きっかけ:就労時間を増やし貯金したかった!でも…

臨床検査技師(30代)
業務内容:病院の検査室での入院患者や外来患者の検査
お仕事の状況:辞めて、転職した

転職するかどうか、迷う理由(もしくは、迷っていた理由)

  1. 近所の職場で通いやすかったから。
  2. 職場に申し出たが引き留められたから。
  3. 新しい職場でやっていけるか不安だったから。

下の子が小学生になり、それまでは午前中しか働いていませんでしたが、もう少し長く働いて収入を増やしたいと考え転職を思い立ちました。また、老後のことも不安で扶養から抜けて自分で年金をかけていき、万が一夫が先に死んでしまっても子供二人と自分で生きていけるようにということ思いを強くして転職することに決めました。

自分の結論(転職したor辞めなかった)について、どう思いますか?

勤務時間は二時間増えただけなのに、時給が上がったので収入が二倍近くに増え、職場の人間関係も今のところ良好なので転職してよかったと思っています。おかげで、小学生の娘を習いたい塾に通わせることもできました。

★きっかけ:年々、不満が募ってきた!でも…

保育士(30代)
業務内容:保育所でクラスリーダーとして働いています
お仕事の状況:続けている(転職はしていない)

転職するかどうか、迷う理由(もしくは、迷っていた理由)

  1. 他園に転職もいいのかな・・と思いつつ、仲の良い同僚もいるので、迷う。
  2. 今の園は自宅からも通いやすいので、通勤面では良い
  3. 転職後の園も入ってみないと分からないことも多く、なかなか踏み出せない

保育園は実際に入って働いてみないと、分からないことが多い職場だということを痛感しました。上司との人間関係、給与面、お休み(休暇)の面、保育について・・で不満がありました。頑張っても上司に認められなかったり、給与が上がりにくかったり、人手不足でお休みもなかなか取りにくい状況の中、毎日、子どもたちのため、保護者のためと思って頑張ったり、同僚と愚痴を言い合いながら励ましあったり、していましたが、ここの保育園にいても私は先が見えないんじゃないか・・必要とされていないんじゃないか・・という不安を感じることが多くなりました。年度の途中で辞めることは出来ないので、毎年秋に行われる来年度の意向調査の時期になると転職をしようか、他園を探したり、本当に悩んでいました。

自分の結論(転職したor辞めなかった)について、どう思いますか?

6年近く続けて働いてきた保育園を私は辞め、転職をしました。転職先の保育園は若い先生方が多い中、園長先生もとても良い方で、保育園の雰囲気が全く違いました。開園して2年目のえんでしたが、大変なことはみんなで協力して行う、出来るだけ残業はしないで時間内に終わらせる(持ち帰りもなし)、週休2日で有給もしっかりと取れる体制がきちんと整っており、働きやすかったです。他の先生方から今までと違った保育を学ぶことも出来ましたし、自分のスキルアップにも繋がりました。転職を迷っていましたが、転職して働きやすい保育園に出会えてよかったと思っています。

ネット上にはこんな記述も!

仕事と子育てを両立していく上で私が重要だと思うのは、「やりきる」と決めること。「できるかな」「無理なんじゃないかな」と思ってしまうと、そこで立ち止まってしまう。でも、「やるしかない」と決めれば、誰かに聞いたり、協力を仰いだりしながら、どんなに大変でも頑張れるように思うのです。当時はそんなふうに腹を決めていたので、もしかしたら今よりも気持ちの上では楽に仕事に向き合えていたかもしれません。

引用:第11回 アジアで働くことを選んだ女性から学ぶ新しいキャリア

まとめ

いかがでしたか?

今回は「転職したい。でも、何かしらの事情で迷っている(もしくは、迷っていた)」経験のある方々に、「転職したいと思ったきっかけや、どうして迷いが生じたのか、スグに実行に移せなかった理由」について、お話を伺わせていただきました。

「同僚と人間関係が良かったので、ためらってしまった」
「辞めた後のことが気がかりで、転職に踏み込めなかった」など、「転職しよう!したい!けれど、実際に活動するには迷いがある(あった)」と思っている人は、たくさんいますね。

是非、先輩の体験を無駄にせず、自身のこれからのキャリアや転職に活かしてくださいね。

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