もしかして…私の会社も?ブラック企業経験者が明かす、ブラックあるある10事例

「うちの会社、もしかしてブラック企業かも?」
「ブラック企業ではないと信じたい。でも…気になる。」

自分だけなのかな? 他の人はどう思っているんだろう?と 思ったことはありませんか?

今回は「ブラック企業に勤めていたことがある」方々に「ブラック企業あるある」について伺ってきました!

「ブラック企業の実態ってどんな感じ?知っておきたい」という方は 是非、今回の記事を参考にしてください!

登場人物

 転職は失敗だったと感じているAさん

 キャリアアドバイザー エス

マンガ喫茶で寝泊まりすることもありました!

 今回は、ブラック企業で勤めていた経験のあるAさんに話を聞いてみようと思います。Aさん、よろしくお願いします。

 

 よろしくお願いいたします。

 

  どういったお仕事をされていたのですか?

 

 某居酒屋チェーンでホール担当でした。その会社は研修時に、挨拶100連発や階段ダッシュなどがあって、少しおかしいなとは思っていました。ただ、その頃は自分が無知なだけで、居酒屋に正社員として就職をするなら当たり前と思っていました。

 

  違和感は薄々感じていたと。ちなみに、どういった点がブラックだと思いましたか?

 

 働いてみると勤務形態は朝から日付が変わるまで。しかも、休みは週に一回でした。仕事が終わって自宅に帰ると、朝の仕込みに間に合わなくなってしまうため、近くの漫画喫茶に寝泊まりすることも、しばしばありました。身体がもたなくなって、結局、退職しました。

 

 家にも帰れないとは。それは大変でしたね。Aさん、貴重な体験談ありがとうございました!

 

他の先輩の体験談も聞いてみた!

Aさんの体験のように、ブラック企業とは研修時からすでに、異様な雰囲気を出していることもあるのですね。

他にも、ブラック企業で働いていた!という方々の体験談をご紹介します!

Aさん以外の9人のエピソード、是非、ご覧ください!

★私は自分を全否定される環境が嫌でした

30代女性
ブラック企業での職業:コンビニ在庫のカウント
現在は退職して別の会社で勤務

ブラック企業だ!と感じたエピソードを教えてください。

残業は当たり前だし、時給以上に働かされる。休みたくても休ませてもらえない。また、働く環境も人の良し悪しだとは思うのですが、上下関係が凄く厳しかったです。愚痴を言う人だらけ。一方で、私が何か発言すると全て否定をされるような環境でした。体力面、精神的に凄く病んでいきました。毎日毎日、自分はなんでこんな所で働いているんだろうと思いながら必死に耐えました。

★私は残業時間はごまかすものだと洗脳されていました

20代女性
ブラック企業での職業:SE兼PG
現在は退職して別の会社で勤務

ブラック企業だ!と感じたエピソードを教えてください。

ゲートでの勤務時間管理はありましたが、抜け道があり残業時間が36協定に引っかかる場合は抜け道から勤務時間をオーバーしないように言われていました。申請をすれば、月の残業時間の上限を変えることは出来ましたが、残業時間が多いことを管理職や役員に説明するくらいなら残業時間の申請をするよりも、残業時間をごまかした方が良いと上司に何度も言われて洗脳されていました。別の月にオーバーした残業時間をつけてよいと言われてはいましたが、実際につけると上司から嘘の勤務時間を申請するなと言われていました。ブラック企業の典型で、終電帰り、始発帰りを続け、精神心的に追い込まれてしまったため、本当に限界がくる前に退職しました。

★私は朝残業当たり前、休日もあってないような環境にいました

30代女性
ブラック企業での職業:正規雇用講師
現在は退職して別の会社で勤務

ブラック企業だ!と感じたエピソードを教えてください。

9時間勤務で週休2日との触れ込みでしたが、実際は出勤時間の1時間前に出社していないと遅刻扱いです。15分前程度なら社会人として当たり前ですが、1時間…。そういう社風ですから1時間前ピッタリなんて出勤できず、更に15分、30分早く出社するのが美徳とされていました。授業終了から終電までが本番で、終電より前の電車で帰ろうものなら嫌み。その癖、規定の退社予定時刻から30分後迄には退勤カードを切らないと指導が入ります。当然その時間の手当ては存在しません。果ては15時間以上毎日会社にいるとか謎の自慢大会が始まり、管理職も誇らしげに眺めています。休日も結構潰れます。滅多にない連休も年間予定表で発表されているのに、連休中に姿を眩ます社員がいるからと3日前になって突然の出勤が決まります。真面目に勤務し、たまの連休を心待ちにしていた社員はたまったものじゃありません。家族旅行がふいになった人も多いです。こういうところが社員のモチベーションを下げて高い離職率に繋がっているのに気づかないようです。

★私は達成できないノルマを与えられ、営業車を個人持ちにさせられました

40代男性
ブラック企業での職業:工作機械製造業営業
現在も就業中

ブラック企業だ!と感じたエピソードを教えてください。

採用の募集時点では固定給との案内で最終面接で営業はノルマ制を基準とする歩合給と聞かされました。ノルマをクリアーはルートセールスだから簡単だとのことでしたが、販促製品を売らなければダメとか達成したらどんどんとノルマがあがり実際にクリアーをすることは出来ず低賃金を強いられました。入社してすぐ親会社に完全子会社化されたタイミングで組合もなくなり、ある日突然営業車が、個人持ちにさせられリース代は実費で払うことになりました。今ではその部門は別の会社に事業を譲度し、実質その子会社の建屋と土地を親会社が取り込むことが目的でした。土日が休みが公にしていましたが実際は休出日数もノルマに含まれていたり、歩合のため上司が架空売上計上しており、事業譲渡の際には部下が勝手にやったと報告したため、歩合でもらっていた不正給料分を返済するための借金を背負わされているものがいました。

 

★私は有給を申請すると皆勤手当が飛びました

30代女性
ブラック企業での職業:健康食品メーカー
現在は退職して別の会社で勤務

ブラック企業だ!と感じたエピソードを教えてください。

皆勤制度は設けられているけれど、有休を取ると皆勤がなくなります。また、有休を希望日に取らせてもらえることがほとんどなく、ほぼ消化できずに一年が終わります。それだけならまだしも、土日の休みにはボランティアに半強制的に参加させられます。そのため休みなしで働き続けたこともあります。ボーナスは年に3回と書かれていましたが、例え業績が良くても社長の気分次第で出ないことがほとんどですり何よりひどいと思ったのがLINEでの連絡です。LINEを使って、部署間の業務連絡を行うのですが、グループLINEには社長も入っていて夜中だろうと早朝だろうと御構い無しに、気になったことがあればLINEを送りつけて来ます。既読がついて30分返事がなかったら、またLINEで返事がない理由を問いただしてきます。それだけで終われば良いのですが、返事をしなかったメンバー全員が理由書を書かされます。LINEが原因で精神を病んで退社した人が多数いるほど、本当にブラック企業の代表ともいえる会社でした。

★私は開店から閉店まで一人勤務(ワンオペ)をしていました

30代女性
ブラック企業での職業:携帯電話販売
現在も就業中

ブラック企業だ!と感じたエピソードを教えてください。

まず、開店から閉店まで一人での勤務で、8時間は余裕で超えていました。休憩も1時間と書いてあるけど忙しい時は取れずで、閉店後も事務作業、ミーティング、食事会、会議などことある事に日付が変わり深夜まで仕事と称して付き合わされました。その分はお給料は付いていません。何か上司に言っても怒鳴られたりわけのわからない自論で返され話にならない状態でした。みんな次々やめていき、まさにブラック企業だなと思いました。

★私は研修という名のもとにタダ働きをさせられていました

30代男性
ブラック企業での職業:信用金庫営業
現在は退職して別の会社で勤務

ブラック企業だ!と感じたエピソードを教えてください。

サービス残業は当たり前でした。入社後3ヶ月以外で定時に帰ったのは、10年間で数えるほどでした。真夏も真冬も大雨の日もカブに乗り9時から8時くらいまで外回りをしていました。それでも勿論成果がなければ上司に延々と怒られます。3時間程度怒られ日付を超えることもありました。残業時間は正確に数えてしまうと月に80時間程度だと思いますが、手当てはついて10時間分という暗黙の了解がありました。ただし、これに関しては、ついていただけましなのかもしれません。残業以外にも、休日研修と言う名の無賃での拘束時間や地域貢献という大義名分のもとでの無償労働も頻繁にあり、月の休みは数えるほどでした。各種の手当も悪く、住居手当や扶養に関するような手当てなどは存在しませんでした。県内の出張にはお金も出ませんし、感覚としては残業以外の手当てがないように感じました。ブラック企業だと一番感じたのは、中にいると感覚が麻痺してしまい、それらの状況が当たり前になり、ただただ生きるために働いていたと今になれば思うことです。

★私は会社側に勤務時間を偽装されていました

30代女性
ブラック企業での職業:印刷会社製本オペレーター
現在は退職

ブラック企業だ!と感じたエピソードを教えてください。

まずとにかく勤務時間が長くて休みが少なく、給料が安い点がブラックだと思いました。いわゆる肉体労働に当たるのですが、会社にいた時間は朝7時から24時です。その間の休憩時間は10時と15時に10分間ずつと昼の40分のみです。あとの時間は立ちっぱなしです。重いものを持ち上げたりなどの肉体労働もあります。疲れはてて帰宅するのが早くて24時半、それからお風呂入って眠るのは25時半です。それでもまた朝は5時半に起きて出勤です。長くて4時間しか眠れません。休みは日曜日のみです。隔週で土曜日休みのはずが休日出勤になるので、休んだことありません。これだけ働いて年収は200万円ちょっとです。まぁ、遊びに行く時間も気力も残ってないので、お昼ご飯をおにぎり一つとかで済ませれば実家暮らしの自分には何とかなるレベルでしたが、割に合わないと思いました。これだけ低くなる原因はタイムカードは出勤したら総務に提出し、勝手に8時17時に押されていることですね。残業してないことになってます。休日出勤も無かったことにされるか、代休を取ったこと(有休届けを出して出勤する)にされて手当てがつかなかったからだと思います。そして何よりも一番ブラックなのは、求人に「隔週土曜休み、残業月10時間程度、3年目で手取り25万円」と嘘を書いてあったことだと思います。最後は体を壊してやめましたが、今でもブラック企業だったなと思います。

★私は残業代を申請したら上司に呼び出されました

20代男性
ブラック企業での職業:プラスチック製造業
現在も就業中

ブラック企業だ!と感じたエピソードを教えてください。

勤務時間が朝8~夜23時までです。タイムカードがなく、出勤の管理は名簿にハンコを押すだけなので、実労働時間は記録されていません。一応、残業時間はパソコンの専用ソフトで自己申請できるシステムがありますが、ほぼ機能していません。なんどか申請して残業代をもらったこともあるのですが、上司に呼び出されて注意されました。いまでは仕方なく全てサービス残業で仕事をしています。8~20時まで作業現場で仕事して、夜勤に引き継ぎしてから事務仕事があるので、23時を回ることもしょっちゅうでした。引き継いだ夜勤の人と翌朝また引き継ぎをするとかもう頭おかしくなりそうです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は「ブラック企業に勤めていたことがある」方々に「ブラック企業あるある」について、お話を伺わせていただきました。

「勤務時間が偽装されていた」
「精神的に追い込まれてしまった」など、「会社がブラック企業だったこと」で悩んでいる人はたくさんいますね。

是非、先輩の体験を無駄にせず、自身のこれからのキャリアや転職に活かしてくださいね。