何をしても心が晴れない、そんな時どうしていますか?
私は美味しいものを食べ、ぐっすり眠ります。
とは言え、憂鬱の原因がなくなっているわけではないのでまた憂鬱になってしまうんですよね。
そんな憂鬱を振り払うにはどうしたらいいのでしょうか?
今回は、仕事に憂鬱を抱える10人の方に、何が憂鬱にさせるのか、そして、その憂鬱の対処法を聞いてみました。
登場人物
地方銀行の窓口業務のFさん(30代女性)
キャリアアドバイザーエス
仕事とは言え、人に怒鳴られるのは本当につらいです。
今回は銀行の窓口業務をされているFさんにお話をお聞きします。
Fさんよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
窓口業務のどこに憂鬱を感じていますか?
窓口業務は一日中お客様に接する仕事で、色々なお客様がいらっしゃいます。銀行では25日の給料日後、連休明け、月末にお客様の用事が多く窓口が混み合います。そんな時は普段だったら待ち時間が5分程度なものが、15分以上になる場合もあります。
人は待たされるといらいらが募りますよね。
はい。待ち時間が長くなればなるほどお客様が待たされたと思う気持ちでイライラ感もつのるようで、窓口でのお客様の口調が怖く感じたりする事があります。
早くしてほしいのはみんな一緒なのに。
さらにお客様の入出金や諸届けのオペレーションが複雑なものになるとお尋ねする事柄も多くなり、こんなことまで言わなきゃいけないのかと怒鳴る方もいます。
最近は、本人確認が慎重になっているから仕方ないですよね。
仕事とはいえ人に怒鳴られるのは本当に憂鬱に感じてしまいます。
しかし怒鳴られるのは理不尽に感じてしまいますね。
こんなお客が続くと憂鬱になると思うのですが、仕事中だとどう対処しているんですか?
憂鬱な気持ちをひきづらないようには心掛けていますが、鬱憤を晴らす為にはまず職場の仲間に話すようにしています。
同僚に?
お客様とのやりとりで感じる嫌な気持ちは大体みんなも一度は思っているような事ばかりなので、仲間とそんな人もいるよ、よくある事だから気にしなくてもいいよと嫌な気待ちを共感する事で憂さ晴らしになっています。
なるほど、共感ですか!
仕事柄、そういう客に当たるのは仕方ない部分があって、それをもろに浴びてしまうFさんのような業務は憂鬱になることが多いですよね。
そんな気持ちを同僚と共感することで和らげている。
人間、すべて受け流せと言ってもなかなかできることではありません。同じ境遇の人との共感はいい対処法ではないでしょうか。
Fさん、ありがとうございました。
他の先輩の体験談も聞いてみた!
憂鬱の原因は仕事により、受け取る側によりそれぞれですが、Fさんのように共感を求めることで気持ちが軽くなる憂鬱ばかりではありませんね。
次は、色んなパターンの憂鬱と対処法を見てみましょう。
★普通の立ち居振る舞いのできない若者が憂鬱
ゴルフスクールの運営、インストラクター業兼務(50代男性)
スタッフ教育に行き詰まりを感じています。特に若い世代の扱いが難しく何を言っても響かないというか他人事のように感じている様子です。
コンピューターやスマホでのSNSでのコミュニケーションが原因と感じますが、人との直接のコミュニケーション力が不足している若者が多くいてその対応に困っています。
ゴルフインストラクターなのでお客様からは「先生」扱いしていただけるので少々の言葉遣いの悪さは許せるのですが、サービス業としてのお客様への振る舞いは最低限「普通に」行ってほしいところです。時間をかけて教育していくしかないのですが、ゴルフしかやってこなかった若者のこれまでの教育にも問題がありそうですので行ってみればゴルファーを育てる我々の責任が大きいと感じています。
☆そんな時!私のおすすめ対処法はコレ!
実際の問題点を指摘していると憂鬱になってしまうので、まずは本人たちと通常の会話を行いスタッフ間のコミュニケーションを深めています。スタッフのみでのゴルフコンペを行ったり飲み会を開催する等の工夫をしています。きちんと話せばまともな答えは返ってくるので決して頭が悪いわけではないことはわかっていますので根気よく教育しようと考えることが気晴らしにつながっていると思います。
★幼稚な嫌がらせをしてくる先輩が憂鬱
求人情報誌の編集担当(30代女性)
先輩よりも多く担当のページを持たされたので、おそらくそのことを面白く思っていない先輩から、原稿を隠されたり、完成したページを捨てられたりしました。周囲に誰かがいる時は挨拶をしてくれますが、誰もいない時は絶対に挨拶してくれません。お互いのことをよく思っていないので、それは仕方ないと思いますが、仕事上で会話をしなければいけない時も、まともに話してくれないので困っています。メールなら返信してくれるかと思っても、それもほとんど無視されるので、また嫌がらせをされるかもしれないとびくびくしながら、できるだけ周囲の人に聞こえるように「あのメールのお返事をいただけますか?」と尋ねるようにしています。毎日、胃が痛いです。
☆そんな時!私のおすすめ対処法はコレ!
嫌がらせをする先輩に面と向かって文句を言うわけにもいかないので、毎日、コンビニのスイーツを買って、家に帰って、食べることで、なんとか憂鬱な気分を薄めるようにしています。それでも、憂鬱な気分が消えない時は、ビールを飲んだり、おススメの焼酎を飲んだりしています。出費も増えて、体重も増えましたが、憂鬱な気分を紛らわせるためには仕方ないかなと思います。
ネット上にはこんな記述も!
・モチベーションを高める
美味しいものを食べる、ショッピングをする、銭湯に行くなど、仕事が終わった自分にご褒美を用意しておくと、目標に向かって頑張りやすくなります。この仕事をしたらスキルアップできると思えば、この先自分が活躍するビジョンが見えてくるかもしれません。
★百戦錬磨のバアさんにかなうわけないでしょ
テレホンアポイント営業(60代女性)
大変な仕事、メンタルが強くないとできない、そんなことは百も承知で始めてみました。
電話で不良品の買い取り、できれば貴金属の買い取りをしたいという仕事内容。
マニュアルはあるけれど、一応仕事の手順を社員から教わるのですが、その社員が30代そこそこの女子、なんともけだるそうに教え始め、何度かの質問の時、おもむろに椅子に片足を上げながら答える始末、まあまあ今時の子は、と仕事に専念、午後一のミーティングもどきの時、他の若いお母さんが経験を語った
耳が遠いバアさんが電話に出た!聞こえなくて何度も聞き返してくる、補聴器つけろよ!って感じでぇす、
これが第二のカルチャーショックとでもいうんでしょうか?
会社には、社員とされる女子が三人、男性か三人、あとはパートが数十名、私に仕事を教えた社員以外の女子二人はかなり営業成績がよく、パートから社員に昇格したらしい。それが彼女達の自信なのかプライドなのか、挨拶もできない。
私が年だからか?などなど考えていたら、同じ歳回りのオバさん(おばあさんかな?)がその社員に差し入れ、それも、こそこそと、え〜今時それ?って感じでした。
入社一日、電話のガチャ切りにメンタルはやられないけれど、なんともお行儀の悪い、柳の枝ほどのプライドをもつ女子三人にメンタルやられ、毎日憂鬱でした。
☆そんな時!私のおすすめ対処法はコレ!
多分、きかなそうな私の顔と、電話業務豊富な私が気に入らなかったのでしょう。
へこへこすることも、差し入れすることもせず、意味ありげな笑みを浮かべ、たまに来る幹部に親しく話をするようにしました。彼女達は、私が、何か言いそう、とビクビクしてるふうで、私が動くたびに目で追い掛けています。
今時の女子ごときが、百戦錬磨のバアさんにかなう訳はないのです。
ネット上にはこんな記述も!
仕事には根をつめすぎずにどこかで『まあ、いいや』と妥協点を見つけて力を抜いたり、人に任せる部分が欠かせません。つまり長期的な視点で見ると『上手にさぼる力』は仕事を健康な心身で行う上で必要不可欠なのです。それがどうしても不得意な人は、自分の生活の中で仕事のことを100%忘れられる時間を確保するように心がけることが大切です。
もし今仕事にストレスを感じているのであれば、自分がどの要素でストレスを感じているのかを理解して、それを軽減させるすべを建設的に考えましょう。それが息長く仕事を続けるテクニックです
引用:産業医に聞いた! うつ病にかかりやすい人に共通した3つの特徴とは?
★無理やりほかの仕事を持ってこられ、定時に帰れない
東証一部上場企業のSE兼プログラマ(20代女性)
知識が一般レベルのお客様が相手の場合に、仕様変更や期限を守らないことがどれくらい現場にとって辛いことかが伝わらずに「なんで出来ないの?」と言われて説明しても伝わらないことがしんどいです。
また、上司もパワハラ気味に接してくるので「こうやったら出来るだろ!」と打ち合わせ中にお客様の前で言われると出来ないことでも出来ますとしか言えないこともあり、現場に迷惑をかけてしまう自分がとても嫌になってしまいます。
自分の案件がしっかりと回っていて時間に余裕があって定時退社しようとしても、炎上案件にアサインされるので結局毎日終電で帰ることになってしまいます。
仕事を終わらせていても、無理矢理他の案件にアサインされて定時に帰れないなら仕事を終わらせる意味ってなんだろうと毎日考えて憂鬱になります。
☆そんな時!私のおすすめ対処法はコレ!
休日出勤させられることも多いですが、休みの日は絶対に上司からの連絡は無視して、後日何か言われたときに「疲れが溜まりすぎてて体調が悪くて動けませんでした~」のような嫌味で返して地味な反抗しています。
本当は休日には、スパに行って岩盤浴したり温泉やサウナで交互浴をして気持ちをすっきりさせてます。
寒い時期にはいけませんが、温かい時期にはゴルフの打ちっぱなしでひたすら打つことで気持ちを切り替えてます。
★口が悪い、高圧的な職人さんが憂鬱。
大手塗料店地方営業所の小売販売担当の営業事務。(30代女性)
昔ながらの職人さん相手に塗料販売をしているので注文されるときに口が悪い人が多く普通に頼めば良いのに「早くもってこい。」とか「今すぐ来い」など言われた時にいつも憂鬱になります。また納得のいかないクレームなどもされる事も多いです。就職したばかりの頃も、まだ若かったので慣れておらず泣かされた事も何度もあって、その度に辞めたいと思いながらでも毎日仕事していました。幸い回りの社員さんには恵まれていたこともあり、慣れてきたので最近は適当に受け流していますが、あまりにも腹立つ事もやはりあるのでそんな時は回りのみんなでそこの会社の悪口をいいまくります。
☆そんな時!私のおすすめ対処法はコレ!
同僚の女の子と飲み会とカラオケを企画し朝までひたすら文句を言ってストレス解消しています。あと、中学生みたいですがムカつく客がきた時に陰でこそこそ暴言を吐きまくり、容姿までバカにしたりすることもします。人の悪口は良くないとは思いつつも同僚のみんなで悪口言われる方が悪いと開き直ることが解消できる方法です。
ネット上にはこんな記述も!
一人一人に正面から付き合ってしまうと、イライラは募る一方でしょう。だからこそ、他人に過度な期待はせず、あくまで仕事仲間と割り切ってしまうのです。他人に期待してしまうと、その分できなかった部分に対してイライラしてきます。そのため、最初から期待せずに構えておくと、ストレスフリーで働けるはずです。
引用:仕事中にどうしてもイライラしてしまう・・・。あなたがストレスフリーで働くために意識したい5つのポイント
★言われたことができない、聞かない、ミスを繰り返す後輩の指導が憂鬱
コンサルティング会社の経理総務担当(40代女性)
専門的な知識はないけれど工夫して効率的に仕事をしてきたので上司からは信用してもらえている方でした。後輩ができても専門的なことは教えてあげられませんが、ミスをしないように誰でもできるような仕組みづくりなどサポートしてきました。しかし、近年は言われたことができず、教えてもすぐに忘れて同じミスを繰り返す、ミスしても人のせいにするなどイライラすることが多くなり、人間関係が悪くなってきました。上司に訴えてもみんな頑張っていると理解してもらえませんでした。後輩は上司の前では仕事をしているふりをしてごまかそうとするので余計にイライラしました。そんな後輩を指導するのが憂鬱でした。
☆そんな時!私のおすすめ対処法はコレ!
後輩は言われたことが理解できないのか無視してそのままにしようとするので、毎回リストを作成して渡し、上司にも共有のメールを入れて言い逃れができないようにしました。それでもできないことを相談に来ることもなく無視し続けたので上司にこれ以上この子に私が教えてあげられることなどないから仕事を離してほしいと訴えました。少し仕事を離してもらうとようやく現状に気付いてもらえました。
★アルバイト店長が幼すぎて憂鬱
カフェ、子供の遊びの受付(30代女性)
全国チェーンの会社ですが、私がいた会社は社員がいません。アルバイトの25歳が店長代理をしています。朝番、中番、遅番のシフト制ですが、この店長代理は中番しか出来なく、遅番の作業で分かる人が居なかったので本社に相談の電話するように頼んでも中々、電話はしませんでした。2ヵ月以上放置され、下水道が詰まり営業時間中に汚水が出てきた時、何故か私に電話をしてきました。シフトで一緒に入ってた主婦が本社に電話するよう言っても人の話を聞いてませんでした。人によって、言うことが違ったり聞いてなかったりと困りました。それに緊急じゃないのに店長代理の親御さんからお店に何回もかかってきます。私が緊急以外は電話はしないように言いましたが、それでもお店にかかっていました。小口のお金が合わなかった時は学生を犯人扱いをしてました。
☆そんな時!私のおすすめ対処法はコレ!
イライラしたり憂鬱の原因は消せないので、ご飯をたくさん食べたり、店長代理以外のアルバイトの人や家族、本社の担当者に色々と言ったり話をしました。店長代理とシフトで一緒になったら好きなアーティストやお店の掃除などをして、なるべく一緒に居ないようにしてました。何もすることがなければ黙っている感じが多いです。
ネット上にはこんな記述も!
「前提として、誰かをコントロールすることなんてできないものです。もしあなたがリーダーとして指揮を執る場合は、率先して模範になることを意識してみてください。人間関係とは鏡のようなもの。自分が見本を見せることがもっともやる気を引き出すのに効果的だと思います」
引用:モチベーションを操る! やる気が出ないビジネスパーソンのための10の極意
★均等でない仕事量をコントロールできないことが憂鬱
製造工場での品質管理職(20代女性)
仕事をしていて、品質管理で、受け入れ検査をするのですが、毎日入荷する品物がおおかったり、少なかったりして、入荷する品物が多いときは忙しく、時間も早く過ぎるのでいいのですが、入荷する品物が少ないと早く終わってしまい、検査する仕事がなくなってしまったとき、何をしたら良いのかと憂鬱になります。
また、パソコンでの作業もあるのですが、何十年も前のデーターがなく、最初から打ち込みをしていかなければならないときは途方に暮れる作業、細かな文字を見ることで肩が凝ったり、まだあるのかと山のような書類を見ると憂鬱になります。
☆そんな時!私のおすすめ対処法はコレ!
受け入れ検査の場合は、なるべく均等に仕事ができるよう考えて大丈夫なものは次の日にまわしたり、時間がかかるものを先にしたり、丁寧過ぎるくらい検査をしています。
パソコンでの作業ではキリのよいところで一度温かい飲み物を買って一息いれたり、肩をまわしたり足を動かしたりデスクで簡単にできるストレッチを取り入れて気晴らしをしています。
ネット上にはこんな記述も!
やはり「不安の感じ方」は人それぞれ。ある一つの出来事に対して不安に感じる人もいれば、全く感じない人もいる。そして、不安を感じ始めるボーダーも、人それぞれ違うものなのだ。不安がないことが素晴らしいことだとは言い切れないが、不安というものは一つのエネルギーにもなり得る。不安解消のために何かしらの努力をしている人がいたように、自分を変えていくためのきっかけにもなるのだ。
★巫女さんの仕事は見えない部分でのきつさが憂鬱の原因に
大きな神社での巫女さん(30代女性)
神社の仕事は朝が早く、白衣の下には見えるとみっともないのであまり厚着もできません。なので、冬場の仕事はとても寒くて行きたくないなぁと憂鬱になります。
朝一で御殿の掃除をするのですが雑巾が冷たいし、霜焼けになって手は痛いし…。
外の掃除は下の子がしないといけないのでご奉仕の年数が経てばだんだん楽にはなるのですが下の時はきつかったです。
授与所も外なので暖房はきかないし、ずっと正座をしていないといけないので足が痺れます。
体重が増えると足の痺れるのが早いので常に私はダイエットしていた気がします。それもまた憂鬱です。
☆そんな時!私のおすすめ対処法はコレ!
朝の寒さはどうにもならないので、職場に着いたらできるだけ目立たないようなヒートテックやタイツ、足袋の中には足用ホッカイロを入れた上に更に足袋を重ねて履いたりしました。
腰や背中にもホッカイロをたくさん貼ってなんとか朝の掃除に行っていました。
普段の授与所では参拝者には見えないようにホッカイロを持ったりしていました。
まとめ
いかがでしたか?
憂鬱と言っても、仕事や人間関係、また受け取り手により様々ですね。
今回は10人の仕事にまつわる憂鬱とその対処法を見てきました。
あなたの憂鬱に近い先輩の体験談が参考になれば幸いです。
憂鬱な気分を払拭!仕事のモチベーションに関しての記事はこちら。