「転職しても希望の会社に就職できないかも」
「今よりいい会社はないから転職しないほうがいい?」
という心配をした経験はありませんか?
あなたと同じ悩みを持っている人は1人ではありません。
そこで、今回は「転職で失敗した」方々に
「失敗したエピソードと失敗を回避して成功するコツ」について伺ってきました!
ネット上でも同じことで悩んでいる人もたくさんいたので
「転職で失敗したくない!」という方は
是非、今回の記事を参考にしてください!
登場人物の紹介
転職に失敗したと話すKさん
キャリアアドバイザーエス
給料体系を一切確認せず転職して大失敗…
本日は、転職で失敗してしまったKさんにお越しいただきました。
Kさんありがとうございます。
転職に失敗した職業を教えて下さい。
土木業なんですが、詳しくは控えさせてください(笑)
わかりました!では、Kさんが転職に失敗したと感じた最大のポイントは何だったのですか?
はい。それは、給与体系の確認を一切せずに入社してしまったことです。
確認しなかったのですか?
ええ。とりあえず働き先があれば良いという考えで入社してしまったんです。
では、給料体系がおかしいぞ、と感じたのはいつだったのですか?
入社後かなりたって、とりあえず年収をきいてみたところ今まで働いた会社の中で一番低い年収でした。
給料の他、勤務体制などはどうでしたか?
週休一日制で自宅に帰ってからも仕事に追われた状態でした。車や携帯電話はすべて自費でやりくりさせられていたし、外部の評判もかなり悪く、会社名を言うだけで敬遠されたこともありましたね。
それは、かなりの会社ですね。
一番危険だったのは社印を持ち出して請求書などの処理をさせられたこと、後で問題が発生した時にどのような目にあわされていたのか、今考えると恐ろしいです。
たしかに、何もなくて幸いでしたね!では、これから転職しようとしている人に転職で失敗しないためのアドバイスをお願いします。
はい。まず最初に待遇面をきちんと確認すること。
極端かもしれないですが、書面にて待遇面を記してもらうことも必要なのではないかと思います。
会社の規模なども十分に考慮しておくこと。
生活・住宅ローンなどの将来の計画をしっかり決めておき、その計画に沿うような会社を選んだ方が良い。
どんな小さな会社でも労働条件など曖昧にしておくと、あとで泣きをみます。
Kさん、貴重なお話ありがとうございました。
他の先輩の事例も見てみよう!
★ハローワークの求人を鵜呑みにしたのが失敗だった
【警備員から運送業へ(30代男性)】
ハローワークの求人を鵜呑みにして、働きたい一心で相手会社側の言いなりで働いてしまったのが失敗でした。
労働時間も環境も求人と違うままに我慢してはたらき体を壊しました。
求人には地元勤務、休日も月8日とあったのに、面接時に地元勤務ではなく地元から離れた場所というのがわかりました。
勤務内容も求人と違いましたが、職が無く早く働きたい気持ちで、はいと答えてしまい、今でいうブラック企業で働いてゆくこととなりました。
シフトもメチャクチャで残業も100時間は超えていました。
休日も月8日ではなく4日ぐらいでした。体もぼろぼろになり退職しました。
◇転職に失敗しないためのアドバイスはこれ!◇
これから求職をして働くみなさんへ私が経験した事から言える事は、求人条件を鵜呑みにしないことです。
働きたい気持ちを冷静にして面接まで漕ぎ着けたらしっかりと求人条件と内容をきちんと会社側と話し合い納得するまで話す事、時には求人内容と違う場合は辞退する勇気も必要です。
働く人を消耗品と考える企業では働かないで下さい、体も心も壊れます。
労働条件の確認を相手側としっかり行い納得いく環境で働いて下さい。
★求人票を信じ過ぎてしまったのが失敗
【介護系から介護系へ(30代女性)】
単刀直入に言うと、求人票を信じすぎてしまったことと、自分のキャリアが邪魔になった事です。転職先の会社を自分の目で見て、雰囲気を感じたい、と求人票だけの情報をうのみにせず何回か足を運びました。インターネット上には、求人サイトやホームページで会社の情報は載っていても、実際働いてどうか、はどこを探しても見つかりません。だから求人票や現地に赴く事を大切にしました。しかし、実際働いてみるとやはり求人票がすべてではなく、書かれていない残業があったり、ボーナスがなかったり、と寝耳に水ばかりです。また、変に経験を重ねてしまった為、働き方になじめず、孤立してしまいました。
◇転職に失敗しないためのアドバイスはこれ!◇
まず、求人票の情報はあまり信用してはいけないという事です。求人票の情報は、その時は守られるかもしれませんが、職場環境が変わればいずれ働き方も変わっていきます。早かれ遅かれ求人票の情報からは勤務体制がずれていくという心構えをしておいた方が良いと思います。それを承知の上で、その職場が自分にとって居心地がよく、働いても良いと思う会社であれば良いと思います。
☆ネットではこんなアドバイスも!☆
企業は人員を採用したいために採用活動を行います。
また、採用したい、転職してほしいと考えている企業が自社の悪い部分を積極的に言うと思いますか?
私の人事経験や、他の企業の人事からの話を聞いても、採用でその企業の本当のマイナス面を言うことは絶対にありません。
★仕事はうまく行ったのだが、人間関係て失敗
【中堅会社のセールスから人事外車の広告担当(20代男性)】
私は、セールスにて働いていた中堅会社を、個人的な事情により転職せざるえなくなりました。
その際、比較的に入社難関度や、業務難易度の低い同業のベンチャー企業に転職いたしました。
ベンチャー企業だし、業務も高度ではないし、順風満帆にいくだろうと思いました。
事実、仕事自体はかなり上手くいきました。社内のミドル層からは、非常に感謝されていました。
しかし、同業出身で、現職でも業務フローにのりすぐに活躍できることから、ベテランの若手社員からは、飲み会に呼ばれなかったり、人間関係に壁ができてしまって、社内で非常に苦しみました。
◇転職に失敗しないためのアドバイスはこれ!◇
仕事内容、給与、条件もさることながら、やはり社内の環境はすごく大切だと感じました。
ベンチャー企業に入社する際は、会社の雰囲気、社風をよく理解する必要があると思います。
また、やはり若手には、同期の結果や、立ち位置に感して非常に敏感に気にする人もいます。入社後は、結果もさることながら、はやく人に馴染む工夫が大切だと思います。
☆ネットではこんなアドバイスも!☆
職場の雰囲気や同じ部署の人と肌が合わないというお悩みは非常に多いです。企業の採用ページや面接官との会話から社風をつかんだつもりでも、現場での実感と違うこともあり、正確な情報を得ることは難しいもの。その会社に知り合いがいて、話を聞ければベストですが、そうでない場合は、現場を見せてもらうように交渉するのも、ひとつの手段です。
★バーテンダーという響きだけで決めてしまって失敗した
【バーテンダーからフリーランサーへ(30代女性)】
バーテンダーの仕事という響きだけで、夜の仕事についてしまったことは今でも後悔しています。
夜の飲食店という事で、お客様の愚痴話が多いので、こちらも疲れてしまったり、気分が落ち込んだりしやすかったです。かといって自慢話も疲れますし、自慢については年代によって価値観が違うので全く理解できないものも多く、すべてのお客様に満足してもらうというのは大変難しいことだと思いました。ただ、その分成長はしたと思います。
しかしそれを差し置いて、一番の問題は賃金関係でした。
自費でお酒を用意したり、お客様へサービスしたりするのはもちろんですが、それよりも深刻なのが、どこまでが営業時間でどこまでがオフとしての時間なのか曖昧になりがちだったことです。拘束時間と賃金の発生時間があいまいなことが大変苦痛でした。
◇転職に失敗しないためのアドバイスはこれ!◇
飲食やサービス業は必ず自分でそのお店を体感してから転職をするべきだと思います。
マニュアルが店によって、またオーナーによって違いますので、とにかく自分にとって不利な項目がないかを入店前、細かく自分を納得させることが大事だと思います。
自分でここまでは許せる、というボーダーラインが出来ないと環境の悪いままにずるずると働くことになるので、線引きをしっかり考えて転職することが大事だと思います。
納得できるラインをキーワードに、転職を検討するというのも一つの手です。
★手先が器用でないとできないことに、転職してから気がついた
【会社員から自営業へ(40代男性)】
当初、会社員としてシステムエンジニア・プログラマーを14年間していました。現在と比較すると給料も残業が多かったためそれなりに多かったです。35歳くらいのときにシステムエンジニアとしてこの先もやっていくことは困難であると判断した私は、実家の木工業に転職を考えました。そのために住宅リフォームの勉強をするため職業訓練学校まで通いました。これが大失敗でした。住宅関係の仕事は、職人と言われますが、手先が器用でないとできないことに気が付いたのです。結局、職業訓練学校を卒業しても、住宅関係の仕事にはつきませんでした。しかしながらシステムエンジニアはできないと思い、データ入力や事務関連の会社に入りました。そこも慣れることが出来ずに解雇になり、現在は自宅で個人事業主としてパソコンを使用しています。
◇転職に失敗しないためのアドバイスはこれ!◇
隣の芝生はよく見えるということわざがありますが、他の全く異なった業界への転職は、相当な努力がないとなかなか成功しないものだと考えます。転職するなら、現職で身についているスキルを応用できる職種を慎重に選ぶべきではないかと思います。また興味のある仕事でなければ、その仕事の奥深さを探求することも少なくなると思います。
☆ネットではこんなアドバイスも!☆
転職を考えるときは、新しい会社で働く自分を具体的にイメージしてみましょう。そこで、理想と違う状況になりそうだと感じたら、その会社には転職しないことをおすすめします。そのためには、地道な情報収集が必要です。同世代や中途入社の社員がどんな働き方をしているのか確認しましょう。面接の前などに「こんな人に話を聞いてみたい」と企業に申し出ることもできます。そして起床や帰宅の時間、プライベートの過ごし方など、1日の流れを想像してみましょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「転職に失敗してしまった人」にお話を伺わせていただきました。
「ハローワークの求人を鵜呑みにしたのが失敗だった」
「手先が器用でないとできないことに、転職してから気がついた」など、「転職に失敗」について悩んでいる人はたくさんいますね。
是非、先輩の体験を無駄にせず、自身のこれからのキャリアや転職に活かしてくださいね。
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