ふと気がつくと、もう30歳。
仕事もつらいし、まだ転職出来るだろうか?30歳だとむずかしいのかな…。
30歳のあなたはこう悩んでいませんか?
世の求人はまず30歳まで。その次は35歳まで。
仕事に年齢制限があるなんて、とつい愚痴をこぼしてしまいそうになりますが、やはり若さは武器なのです。
とはいえ、30歳は会社からすれば若いのではないでしょうか?
今までの仕事経験、スキルなどを活かせば転職は可能です!
今回はそんな30 歳で転職をした先輩方のリアル体験談をご紹介したいと思います。
ぜひ転職に悩む30歳のあなたの参考になれば幸いです。
登場人物
30歳の時に転職に成功したYさん
キャリアアドバイザー エス
30歳の転職では経験とスキルが問われる
今回は30歳のときに見事転職を果たしたYさんに色々聞いてみようと思います。
Yさん、よろしくお願いします。
まず転職前、転職後の職業を教えてください。
建設業の経理から鉄鋼業の経理へ転職しました。
業界は違えど、職種は同じ経理だったんですね。
そうです。
転職しようと思ったのは何故ですか?きっかけとかありますか?
建設業の経理職を5年程度やっておりましたが、残業代も払われず、毎日ほぼ終電、年収は400万程度という状況に疲弊し、転職を決意しました。
残業代が支払われないのはひどいですね。私でも強く転職を勧める案件ですよ!
そうですね(笑)よく5年も頑張ったなぁと思います。
転職活動はどうでしたか?大変なこととかありましたか?
転職サイトでたまたま見つけた鉄鋼業界の経理の求人を見つけて、その一社だけ受けました。運良くその会社に採用されて、現在にいたっています。
それはかなりのレアケース!これが良かったと言えるアピールなどありますか?
そうですね。私の場合、志望動機は職種も一緒だったこともあり、鉄鋼業界に興味があったこと、前職があまりにブラックであることを正直に話しました。
面接などはどうでしたか?
スキルに関しては前職の経験がありましたので、面接での質疑応答はスムーズに出来ました。
面接でも志望動機よりは経験とスキルを問われる内容ばかりでした。
30代は若さでは勝負にならないですからね!今までの経験とスキルが大事ですよね。
給料の面は?残業代、もらえていますか?
はい(笑)転職した後は年収は660万まで上がり、残業も月30時間以内でかなり好条件で働かせてもらっています。
転職して正解でしたね!
本当に!
最後に、30歳て転職しようか、または転職に迷っているという人に向けてアドバイスをお願いします。
転職したいと思ったら、まずは転職サイト等に登録してどのような求人があるかを見てみるといいと思います。現状に不満があるなら他社の条件と今の条件を見比べてみるだけでも気持ちの整理ができるはずです。また30歳という年齢はそれなりに経験を積んできており、同職種に転職する時期にはぴったりだと思います。また現職がブラックで転職しようか迷っているなら間違いなく転職するべきです。心も体も疲弊する前になんとかしましょう。しっかりとしたスキルがあるなら転職理由もブラックだからで通ります。
しっかりしたスキルがあるなら、転職理由はブラックだからで通る、というのは覚えておきたいですね!
他の先輩の体験談も聞いてみた!
★入社してしまえばこっちのもの。面接では笑顔を振りまけ
福祉業界から建築系のプランナー兼営業(30代前・男性)
前職では介護職をしており、おもには現場で身体介護をしておりました。6年間現場で働き徐々に体力的にきつくなってきたのと、ずっと定年まで介護士として働くことが出来るのかが疑問に感じ一度違う世界に行きたいと思い、介護を活かせる仕事として人と接する仕事がしたいと思い営業職を一度してみたいと思い今の仕事に転職することになりました。転職活動中はまず介護士というと大変な仕事ですねを必ず言われるのと、介護は給料が安いのと下に見られる傾向にあることを感じました。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
転職をする際に気をつけることは、当たり前だがたかが30分程度の面接でわかることなど知れているのでとりあえず愛想を振りまくこと。入社してしまえばこちらのものなので、最初の印象が大事です。人は最初の第一印象で決まると言われております。爽やかで清潔感を心掛け、面接では笑顔をたくさん作ること。それが一番だと思います。
参考にしたい、ネット記事!
あいさつの時、顔がこちらを向いていなかったり、声が小さいと、そもそものやる気を疑ってしまいます。面接全体の流れに影響することもあるので、ハキハキと明るい表情で臨んでほしいですね
引用:【それってマイナス印象かも】面接マナーで私が不採用を決めたワケ|面接対策
★腰を痛めて転職
倉庫作業のラインの仕事から食品工場のラインの仕事へ(30代・男性)
まず倉庫作業のラインの仕事は流れてくる500mlのペットボトルに商品を付ける作業をしていまいた。私は男性でしたのでパレットから30kgの箱を運ぶ仕事をしていました。人間関係は良かったです。みんな黙々と仕事をしていました。ただ30kgの箱を何百個と毎日運ぶので、腰がやられてしまい。転職を決意しました。ハローワークに行き、すんなり食品工場のコンビニの弁当を作るラインの仕事に就職することができました。ここは作業自体は体力はそれほど使うことは無いですが、オバサン達にグチグチいわれるという事もあり、人間関係は良くないです。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
一度、職場を見学してみることは必ず必要です。そこで社員の表情や怒号が飛び交ってないか、社員同士がうまくコミュニケーションを取れているか、事務の職員の態度はどうか、など注意深く見ましょう。社会保険や雇用保険の事も必ず聞きましょう。そして勤務時間が交代制かどうかなども、気をつけましょう。ポリテクセンターなどに行って資格を取ってからでも転職は遅くはありません。
参考にしたい、ネット記事!
同じ業種・職種であっても、会社によって、あるいは担当プロジェクトによって、活動スタイルや仕事の進め方は異なるものです。求人情報を見る際には、職種だけで判断するのではなく、組織全体の中の位置付けや仕事内容も確認しましょう。求人情報で判断できなければ、面接の場で質問し、自分が働くイメージが持てるように情報収集をしてください。
★結婚を機に規則正しい事務職へ転職
美容部員から車検の事務へ転職(30代・女性)
美容部員をしていましたが、結婚をして時間が不規則で体力的にもきつかったので時間が規則正しい事務へ転職しました。事務は給料はそこまで高くないですが、夕方には家へ帰れるので家事との両立がしやすかったです。美容部員は女性ばかりで気を使いましたが、男性の上司には言いたいことも言えたのでイライラが少なかったです。事務は正確さが重要なので適当な性格の私には少し苦痛でした。こなす作業が好きな方はやり遂げると気持ち良いかもしれません。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
私は30歳で転職をしたので、いじわるな年下の男の子には、オバサン扱いをされショックでした。笑 ですので、転職するなら早めが良いです。先輩も年下の子が多くなってしまいます。あと面接のときには落ちるのを覚悟してでも聞きたいことは聞いた方が良いかもしれません。いいように扱われることがあるかもしれません。私だけにたまに遅番を頼まれたりするので、面接のときにきちんと言っておけば良かったと思いました。
参考にしたい、ネット記事!
転職前では「うまくやっていけない」という不安の声はほとんどなかったが、転職後に人間関係の難しさを感じている人は10人に1人、存在する。頭では割り切っていても、新しい風土の中では思い悩むこともあるよう。柔軟な姿勢がポイントのようだ。
★転職で生活スタイルが一変。体調も改善した
学習塾の一般事務から手芸材料店の営業・販売(30代・女性)
もともと子どもに関わることがすきで、塾講師との人間関係も非常に良好で、学習塾での勤務は楽しかったのですが、勤務時間が夜間という点がネックでした。30歳になると、夜11時までの勤務は体に堪えることもあって、健康状態に不安を覚えることが増えました。そんな時に以前から趣味で続けていた手芸の材料店が職員を募集していることを知り、今後の生き方を考慮して思い切って異業種へ転職しました。勤務時間が、今まで14時から23時の8時間勤務から9時から18時の8時間勤務に変わり、生活スタイルが一変し、体調も改善しました。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
これから転職しようとする業界や職種が本当に自分が望んでいる世界なのか、冷静に自問自答してほしいです。憧れや、人の話、雑誌やネットでかいつまんだ程度の情報で安易に決めないことです。転職を希望している業務内容は、自分の能力で対応できることでしょうか。「自分がやってやってみたいこと」と「自分の能力でできること」はまったく別物です。この点を理解されていない方が多く見受けられますので、どうか冷静に自分を見つめなおして、転職を検討されたら良いと思います。
参考にしたい、ネット記事!
すべての希望を叶えることに固執してはいけません
転職を考えている方の多くは、一度にすべての希望を叶えたいと考えがち。しかし、現実的には、それはなかなか難しい場合がほとんどです。まずは、自分のなかで希望条件のプライオリティをはっきりさせ、なるべくそれが叶うような転職先を探していきましょう。
引用:上場会社にこだわり過ぎて、中途半端な状況に陥っています
★ハードなノルマに辟易。穏やかでコツコツ仕事ができ満足
保険会社の営業から情報サービス業の事務(30代・女性)
新卒で保険会社に就職し、営業を8年近く続けました。毎月ハードな営業目標を課され続ける日々に年齢と共に耐えられなくなり、「30歳を超えると、違う業種への転職は一気に難しくなる」という情報を耳にしたのを機に、転職を決めました。
保険会社では営業でも書類やデータの処理を頻繁にするので、正確な仕事が求められる事務職へ転職することに。お給料は月10万円近く下がりましたが、穏やかな職場で私の得意なコツコツした仕事ができて、とても満足しています。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
あれもこれもと追い求めても現実はそんなに甘くはないので、お給料・キャリアアップ・働きやすさなど、何を重視するのか自分の価値観をじっくり考えることが大切です。特に他業種への転職は、よほどのことがなければ待遇が良くなることはないので、中途半端な覚悟で会社を辞める前に、自分に合った仕事や給与相場など、しっかりリサーチしておきましょう。
参考にしたい、ネット記事!
慎重に検討した結果、「転職する」という結論に達したなら、妥協をせずに転職先を探してください。30代の場合、同業種・同職種への転職が一般的です。培ってきたスキルと実績を存分にアピールし、できるだけキャリアアップを実現したいところです。転職先が現職と同規模以上の企業なのであれば、現在と同等かそれ以上の職位で入社できるのが理想です。現職よりも規模が小さい場合は、職位の上昇を目指してもいいかもしれません。
★結婚を機に転職。正社員なのでボーナスが出る!
語学学校のカウンセラーから医療用内視鏡メーカーの事務職(30代・女性)
カウンセラーの時は業務内容は主にカウンター営業でした。雇用形態としては契約社員での中途採用で3年ほど勤めました。それなりにたくさんの世代の人などと交流することもあり、また営業の成績しだいでは報奨制度もあり充実していました。何もなければそのまま勤務し学校責任者になり正社員としてキャリアを積んでいたと思います。ただ、結婚することになり引っ越さなければならなくなり転職することにしました。女性の転職は30歳までとは聞いていて不安はありました。特に転居先がもとの場所よりも田舎であることもあり求人がどのくらいあるのか、どんな所があるのか不安でした。ハローワークで求人検索をする中、やはり条件に年齢制限で30歳以下というところも複数あったり、時期的にも求人数が多い時期ではなかったのでなかなかいいものがありませんでした。週に2、3回はハローワークに通いハローワークの方のアドバイスや紹介で今の職場に出会いました。事務職ということで営業の前職よりはどうしても給料的には下がりましたが、前職が契約でボーナスがなかった分、今は正社員なのでボーナスもあるのでそこはよかったと思っています。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
転職する時期として求人数が多い時期なのかどうかは事前に確認しておいた方がいいです。時期がズレてしまうと求人数が少なくなかなか自分が希望しているものに出会えません。あとは転職活動をする前に今の職場で身につけたことはどんなことで、次の仕事にはどんなことがいかせるのか、どんなことをしてきたのかなど自己分析をしておくと履歴書や職務経歴書を書く際にとても役立ちます。意外と履歴書や職務経歴書を作成するのに時間がかかります。
参考にしたい、ネット記事!
また、ライフプランに関しても慎重に検討しておきたいところです。キャリアを積むことだけが人生ではありません。家庭を持っている、もしくは将来的に家庭を持つ予定があるのであれば、家計を十分に支えられるだけの収入を安定的に手に入れる必要があります。子供の教育費、住居購入費用、老後の生活費なども、考慮しておくことをおすすめします。そのほか、将来的に地元へ帰ることを考えているのであれば、全国に事業所を持つ企業を探すといった視点も必要です。
★営業に転職したら営業手当が付き、やりがいが増した
一般の工場から、木材の営業(40代・男性)
前の工場の時は、同じことの繰り返しで、つまりワンパターンの仕事だったのですが、営業の仕事に就いて、ノルマはありましたが、いろいろな人と話が出来て
大変楽しかったです。前の工場の時は、給料も固定でせいぜいボーナスが楽しみだったのですが、営業に変わって、給料のほかに、営業手当が付くようになってやりがいがあって、楽しく仕事が出来ました。転職は大成功でした。
今は訳あってデスクワークの仕事をしていますが30歳の時の転職はして良かったです。
☆転職を考えている人へのアドバイス☆
人には向き、不向きがあって、いざ転職となると2の脚を踏むと思いますが、自分の適性を見極めて、自分がやりたいことが見つかった時に転職を考えるといいと思います。営業、飲食などのサービス業などは、完全に向き、不向きがありますので、その辺のところを良く考えて、自信が持てるようになったら転職を考えてはいかがでしょうか?
参考にしたい、ネット記事!
転職に成功したと感じている人は、転職に何を求めているのか、目的が明確だった人ばかり。転職に求める「成功」は各人によって違うものだからこそ、流されず、妥協せず、自分にとってのベストの一社を見つける努力を惜しまないようにしましょう。
30歳のリアル転職事例まとめ
この記事では30歳のリアル転職事例を紹介しました。
体験談を語ってくれた先輩の多くが30歳は転職の限界である、と言っていました。
同時に、30歳で転職してよかったと思っている人がほとんどであることも事実です。
様々な職種からの転職事例は、30歳のあなたの状況に近いものも合ったのではないでしょうか?
ぜひ参考になさって転職に役立ててくださいね。