転職を成功させて、給料アップしたい!
人間関係の良い職場に転職したい!
でも、
・初めての転職だから失敗しそうで不安
・後で「やっぱり辞めておけばよかった」なんてことにならないかな
なんて不安もあると思います。
そんなあなたのために、今回の記事では「転職の失敗談あるあるランキング」をご紹介しながら、どのように転職を成功させればいいのか?というコツをお伝えします。
ちなみに、ベンチャー企業に入社や転職を検討している方は、こちらの記事でベンチャー転職の失敗あるあると事例もご紹介していますので合わせてごらんくださいね。
登場人物
キャリアアドバイザー エス
転職に失敗したSさん
転職のリアルな失敗談!なぜ失敗してしまったの?
今日は転職に失敗した!という体験談をお聞きします。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
転職のきっかけは何だったのですか?
広告会社でグラフィックデザイナーをしていまして、景気の悪化に伴い社内環境が悪くなっていったのと、残業代も出ないような企業の姿勢に疑問を抱いたのがあって、転職をしようと思いました。
なるほど。景気の悪化はどうしようもありませんから、辛いところですね。転職先はスムーズに決まったのでしょうか?
実は転職先自体はとてもスムーズに決まりました。インターネットの転職サイトで求人を見つけ、通勤時間や業務内容も自分の望むだったため、早々にそこに決めて面談を受けました。すぐに内定をいただき、転職したという流れでした。
おお!素晴らしいですね。景気の悪化で業界が厳しくなっているのに、スムーズに転職できたのであれば、転職成功!というイメージなのですが・・・
いえ、結局自分の希望は全然叶えられませんでした。新しい職場は、前の会社と違って残業代こそ出たものの、そもそも残業はほとんどなく、その上生活していくのにやっとの水準の給料しか貰えなかったんです。
なるほど。前の会社は残業代が支給されずに、新しい場所は給与が低水準だった・・・なんとも微妙な転職になってしまったんですね。
そうです。完全に失敗でした。転職を急いだあまりに、給与面をあまり重視しなかったのが原因だと思っています。正直、前の勤務先がどんどん仕事が無くなったりリストラが始まったりしているのを見て、かなり焦っていました。
確かにそれは焦りますね。。。でも、うまく次の職場が決まっても、それが転職の成功につながるわけではないということですね。
ではここで、転職の経験者である先輩たちの、他の転職失敗談も見てみましょう。
転職失敗談!あるあるランキングベスト3
失敗あるあるランキング1位:とにかく焦ってた!!
転職の失敗談で一番多かったのは、「とにかく焦って決めてしまった」という話でした。お金の問題もあり、とにかく入れるところに入って・・・という行動をした人は、やはり失敗しやすいようです。
(先輩の体験談)ハローワークの職員のおすすめに直行
転職すると決めたものの、家庭がかなりの貧乏だったので、早く就職先が決まらないといけないと思い、ハローワークの職員の方に勧められた会社に応募し、すぐ採用になりました。ですがそこの会社はいわゆるブラック会社と呼ばれる会社で続くこともできなく1年ちょっとで辞めてしまいました。
(先輩の体験談)とにかく家から近くてすぐ働ける場所に!
お金に余裕がなくて、すぐに働きたい状況でした。家から近い場所で、すぐに働けるところで就業しました。すぐに働けたことは良かったのですが、その会社に、馴染むことが難しかったです。最初は優しかったのですが、時間がたつと強変する上司がいました。すぐに働ける場所は、従業員の出入りが激しいところ、だと思いました。
先輩からのアドバイス!ここに気をつけろ!
ちゃんと調べたら絶対入社してなかったのに
どうしても「早く就職しないといけない」とほとんどの方が思ってしまうと思います。ですがそういう気持ちに負けず慎重に会社選びをした方がいいです。絶対。私は家が近い、好きな職種というだけで会社を決めました。私はもう少しちゃんと内容と、ネットでの評判をみれば良かったと後悔しています。近所にの方々に聞いてみる、ネットで検索してみる、様々な方法でその会社を知ることも出来ます。その方法をやっていれば、多分入社していなかったと思っています。
そもそも時間がかかると覚悟しておくこと!
就活はかなりの時間がかかることを最初に覚悟する必要があります。とくに私は20代後半での転職だったので、なかなか次が見つからず、かなり焦っていました。もとから、ある程度の余裕を持って臨めば、もっと面接でしっかり吟味したり質問をして選ぶことができたと思います。
こんなはずじゃなかった!を防ぐ対策!ネット記事にも。
「採用されればどこでも…」はNG!
応募する際には、転職先に期待を寄せるあまり、あるいは「採用されること」だけに気持ちが集中して、入社後の仕事内容に対する認識が甘くなってしまうケースがあります。「こういう仕事をするのだろう」という想像が、単なる思い込みであることも。企業や所属部門、ポジションによって任される範囲は大きく異なります。面接時にしっかり確認し、自分のスキルで対応できるのか、自分が望む経験を積めるのかを見極めるようにしたいものです。
「安定」にこだわりすぎて選択を誤る|転職ケーススタディ|転職成功ガイド
選ぶ「軸」を持とう!
会社の制度や社風、あるいは知名度や給与などの面で希望通りの転職を実現できたにも関わらず、仕事内容への不満から強いストレスを感じ、再度転職を図る人は少なくありません。逆に、仕事がおもしろいから条件や環境面での不満はそれほど気にならない、という声もあります。転職先を選ぶ際、どんな「軸」を優先するにしても、仕事内容においてもこだわりたい「軸」を意識しておくと、入社後「こんなはずではなかった」という事態を防げるでしょう。
社風だけで入社を決意。仕事内容に不満を抱く|転職ケーススタディ|転職成功ガイド
失敗あるあるランキング2位:人が定着しない場所に飛び込んでしまった!!
人が定着していない職場に、良く調べずに飛び込んでしまった!という失敗談も多く集まりました。やはり、人が定着しないのには何かしらの理由があるのでしょう。結局、短期間でまた転職してしまったという人が多かったです。
(先輩の体験談)新人がなじみにくいような職場の雰囲気になっていた
私は30歳の時に、もっとやりがいのある仕事をしてみたいと思って、簿記の資格を取ったのちハローワークの紹介で会計事務所へ転職しました。そこは小さな事務所で、税理士である所長のほかは私を含めて女性5人の従業員で仕事をしていました。その従業員の方たちは古くからそこで働いている方ばかりで、すでに一つのグループが出来上がっており、私はその中へ入ることができませんでした。
(先輩の体験談)新人を冷遇するのが当たり前という風土だった
将来的な事を考え、土日のどちらかはお休みになる職種を優先に考え、医療事務を選びました。面接で色々と説明を聞き、ここなら長く頑張れると思っていたけど、入社してみると、就業時間すら違っていました。新人に対しての扱いも古い考えで、冷たくされるのは当たり前といった様な場所です。面接の時に、なかなか続けてくれる人がいないと言っていたのを後で思い出したんですが、それが何故なのか、その時は焦っていて流してしまっていました。
先輩からのアドバイス!ここに気をつけろ!
人の出入りが激しい、頻繁に求人を出しているところは要注意!
退職したのちに知ったのですが、その会計事務所は新人がなかなか居着かずに頻繁にハローワークで募集をかけているところだったそうです。当時の私はとにかく早く就職したくて、一番早く採用の返事をくれたその事務所へ飛びついたような形でしたが、完全に失敗でした。経験上、頻繁に求人を出しているところというのは人が居着かないということで、何らかの問題を抱えていることが予想されますので注意したほうがいいかもしれません。
こんなはずじゃなかった!を防ぐ対策!ネット記事にも。
自分の目で見て判断しよう!
転職先を選ぶ際は、事業内容や仕事内容、年収や勤務地といった条件面に気をとられがちですが、「社風」に注目することも大切です。可能であれば、職場を見学させてもらったり、社員と話をさせてもらって、社風を確かめたいものです。「この仕事のやりがいは何ですか」「この仕事で大切なことは何ですか」といった質問をすることで、その会社の考え方や社風がわかることもあります。
理想の転職を実現したはずが、不満を抱く結果に…|転職ケーススタディ|転職成功ガイド
自分に合うかどうか?を考えよう!
他の人が満足していたとしても、自分にとっても満足な職場であるとは限りません。企業の知名度やブランド力、収入だけで選ぶのではなく、人の主観的な意見にとらわれないように、「自分にとってどうか」という視点で選ぶことが大切です。このケースとは別に、噂などで「この会社はよくない」と判断する人も少なくありません。一部の人には合わない職場でも、自分には合っている可能性もあります。「自分にとって、この会社はどうか」という視点を忘れないようにしましょう。
憧れの大手に転職したものの、社風についていけず…|転職ケーススタディ|転職成功ガイド
失敗あるあるランキング3位:形だけの好条件につられた!
募集要項に書かれている条件や、軽い口約束などの好条件につられて入社したら、実際には全然実態と違った・・・というケースも多かったです。面接で事例を聞いたり、実際の社員の人に確認をしてみたりなど、条件面の確認は事前に慎重に行いたいですね。
(先輩の体験談)小さい会社で実権を握っている人に嫌われた!
務めていたところは歩合制の給料で、安定した給料が欲しかったので、知人社長から好条件を提示され安定した給料を得られると思って転職をしました。しかし、専務である奥様の反対もあり、あとから給料は下がってしまいました。結局1年務めましたが、給料が上がる見通しもなく、専務にも嫌われていたのもあり、嫌がらせもされて、また転職するはめになりました。
(先輩の体験談)妊娠してもサポートするって書いてたのに・・・
転職し、2ヶ月が経とうとしたとき妊娠が発覚しました。報告した翌日、上司に「仕事柄重い荷物を持つことも多いし、お腹が大きくなって人前に立たれても困るから仕事を辞めてくれないか」と言われました。出産のお金も必要なので辞めないと上司に伝えましたが、「会社内に妊婦がいることでみんなが気を遣って仕事に集中できなくなるから辞めろ」と強制的に辞める方向にさせられ、仕事を辞めました。勤務条件には妊娠しても続けられるサポートがあると書いてあったのに、サポートすらなく強制退社させられました。
先輩からのアドバイス!ここに気をつけろ!
同族会社の好条件には注意!
転職の際の好条件は、内容を吟味することが大事だと思いました。そして、内容が良くても、同族会社だった場合、会社のお財布を握ってる方に嫌われてしまうと、給料が上がるというのは望めないです。
妊娠しても働ける環境かをチェック!
女性の場合、妊婦でもしっかりサポートしてもらい働けるような環境作りがされている会社に転職するべきだと思います。特にこれから妊娠する可能性がある方は、賃金や労働時間より「妊娠しても働けるようなもの環境であるか」を重視した方が良いかと思います。いくら賃金が安くても妊婦が働きやすい環境にあれば出産ギリギリまで働くことも出来ますし、何より少しでも出産費の足しになります。
こんなはずじゃなかった!を防ぐ対策!ネット記事にも。
表面的な情報に惑わされない!
経営の実情はどうあれ、人を集めるために良い条件を提示する会社はあります。そして、転職しようとする方は、どうしてもそういう表面的な情報に流されがちです。でも、それこそが失敗の原因になることが多々あるのです。
転職先を選ぶ際は、経営の安定性や成長性、さらには社風などを、客観的な情報に照らし合わせながら知り入社すべきか否かを総合的に判断することが大切になります。
勢いだけの転職、いいことは何もありませんでした|転職ケーススタディ|転職成功ガイド
中長期の視点が大事!
目先のメリットだけにとらわれてしまうのは典型的な失敗例です。転職を考える際は中長期でのイメージを持つことが大切といえます。
年収アップを追い求め、本当にやりたいことを見失いました|転職ケーススタディ|転職成功ガイド
転職に失敗しないために!何に気をつけて転職すればいいの?
いろいろな失敗談がありますね。Sさんからも、何かアドバイスをもらえると嬉しいです。
自分も、やはり焦っていたのが一番の失敗だと思います。当時私は自分の望む仕事が出来て人間関係のよさそうな会社ならどこでも良いので、一刻も早く転職をしたいとばかり考えていました。そこで給与面での条件を見逃したのが失敗の元だったと思います。
焦ると、条件の確認も荒くなるし、どちらかというと「選んでもらえるならどこでも!」という感じになっちゃいますよね。
ほんとその通りです。でも、結局後から後悔するので絶対に焦って適当な転職はしないほうが良いと今は思います。転職時には、最悪の場合少しの間無職になる事も覚悟して、生活資金を貯めた上でじっくりと時間をかけて会社を選ぶようにしてください。
そうですね。お金の余裕が少しでもあれば、動き方や企業の選び方にも余裕が出てきそうです。
あと、あまり自分を安く見積もってはいけません。自分を商品だと思って、しっかり「売れる武器」を固めて、企業に足元を見られるのではなく、逆に高く売りつけるつもりで面接に臨むといいと思います。自分自身に価値を見出して自信を持つ事が重要です。
共感です。働く方も、当たり前ですが企業と対等な関係なんですから、しっかり「こちらが選ぶんだ」という意識で企業選びをしてもらえると、失敗を避けられるんじゃないかと思いますよね。
Sさん、今日はありがとうございました!
転職失敗談と成功のコツまとめ
今回の記事では、転職に失敗した方の体験談と、成功のためのコツについてご紹介しました。
とにかくすぐに入社したい!という雰囲気を出してしまうと、企業側も足元を見てくるので、ある程度の余裕を持った転職活動をしたいところです。
あと、長く働きたい人は、人の入れ替わりが激しくないか?や、勤務条件が実際に守られているか?などは、調査しすぎることはない、と言えるくらいしっかり見るべきだと思います。
先輩の失敗談を活かして、転職活動を成功させてください!
読んで納得!転職失敗談!
こちらでご紹介している失敗談は、どれも「あるある」事例ですので、是非とも合わせて読んでみて下さいね。