「転職活動に嫌気がさしてきた。」
「スグに転職できると思っていたけど、なかなか上手くいかない」
自分だけなのかな?
他の人はどう思っているんだろう?と 思ったことはありませんか?
あなたと同じ悩みを持っている人は1人ではありません。
そこで、今回は「転職に対してやる気が出ず、止めて現職にとどまった」という方々に、「やる気が出なくなった原因、また現職にとどまってどうだったのか?」について伺ってきました!
「このまま転職活動を続けていいものなのか?やめ時に迷う」と悩んでいる方は
是非、今回の記事を参考にしてください!
登場人物
転職活動を途中で挫折したAさん(30代/男性)
キャリアアドバイザー エス
時間的余裕がなく挫折したが、今は後悔!
今回は、転職活動を途中で挫折したAさんに、お話を聞いてみようと思います。
よろしくお願いします。
転職活動はどれくらいの期間されていたのですか?また、止めた理由は何でしょうか。
約3か月です。この期間でいくつもの企業に何十回と面接を受けましたが、ダメでした。そういった精神的なことも理由の一つですが、やはり大きかったのは、活動のための時間が限られていたことです。接客業の仕事との両立が難しくなり、やめてしまいました。
時間のやりくりが大変だとは、よく伺います。転職を止め、今の仕事を継続することになって、何か思うところはありますか?
やはり転職を断念したのが、間違いだと今更ながら思っています。本当に後悔しています。なぜ転職を諦めたのかと言うことばかりが頭をよぎっています。(今の会社では)安い給料でいいようにこき使われて、毎月の生活が苦しいです。転職をし、よい条件の企業に勤めたいという思いは…簡単にはぬぐえません。
なるほど。では最後に、今、転職活動にやる気がでない人へ何か伝えたいことはありますか?
やる気が出ないからと、活動を止めてしまって、後悔だけはしないようにして下さい!転職サイトや転職エージェントはフル活用していますか?一人でうまくいかないのなら、転職エージェントの人と相談して探せば良いと思います。
「転職活動、やる気でない…」と挫折した先輩の体験談!
Aさんは、転職活動と仕事との両立が難しく、採用されない時期が続いたこともあって、やる気が出ない状態になってしまい、途中であきらめてしまいました。しかし、今の仕事には不満があり、あの時止めなければよかったと後悔されています。
他にも、「転職活動に対してやる気がでないから、止めてしまった!」という経験がある方々に、「転職活動に挫折した理由と今の心境」について教えて頂きました!
Aさん以外の先輩たちのエピソード、是非、ご覧ください!
★精神的、金銭的苦痛に押しつぶされた!
- お仕事:教育関係 塾講師
- 活動を始めてから止めるまでの期間:3カ月~半年
転職活動を止めたのはなぜですか?
何度面接を受けても落ちてしまい、それを繰り返しているうちに、どうせ採用されない。という気持ちになり、鬱のような症状が出始めました。また、面接に行く交通費だけがかさみ、さらに精神的につらくなったのでやめました。
転職せず、現職に留まって感じたこと
帰りが夜遅く、不規則な生活になりがちですが、仕事を続けることにより、やはり自分にはこの仕事が向いているということを改めて実感することのできる場面も多々あり、自分を再認識するいい機会になりました。向いていることに気がついた今は、転職活動に費やした時間を仕事の能力の向上につなげていけば良かったとさえ思っています。
転職活動にやる気が出ない人へのアドバイス
転職活動が上手くいかないのなら一度、立ち止まって自分を見つめ直す時間も持っていいです。まず、転職したい理由から考えて、本当に心から望んでいることなのかをゆっくりと考えててみましょう。あまり焦りすぎずに、確実に自分に合っていると思える仕事を見極めていってください。
★活動のために、休日が潰れてしまった!
- お仕事:娯楽業の営業
- 活動を始めてから止めるまでの期間:1カ月~3カ月
転職活動を止めたのはなぜですか?
仕事しながらこっそり転職活動をはじめたんですが、なかなか転職先が決まらないことで、休日がつぶれてしまった。ほとほと、疲れた。
転職せず、現職に留まって感じたこと
いろいろな会社の面接へ行ったりしているうちに、まあ、いまの会社もそんなに悪くないんじゃないかと思うことができ、もう少しここでがんばってからまた他を探してみるのも悪くはないんじゃないかと思いました。結局、いまの時代にそんなにいい仕事はないのだなと悟りました。
転職活動にやる気が出ない人へのアドバイス
どのような理由で転職活動をされているのかわかりませんが、わたしのように、現職を続けながら転職活動を続けているのであれば、いまの会社でもう少しがんばってみるのも悪くはないと思います。現在無職で転職活動をされている方は、気持ちの焦りもあるとは思いますが焦って変なところへ就職するよりも、じっくりと選んだほうがいいと思いますよ。
★新しい環境への不安が先行してしまった!
- お仕事:医療機関
- 活動を始めてから止めるまでの期間:1カ月~3カ月
転職活動を止めたのはなぜですか?
面接までいっても、いざ給与面をきくと、応募広告よりも低い金額を提示され、転職するメリットが半減していった。また、いざ転職しても子供を育てながら新しい職場でやっていけるのか不安で辞めてしまった。
転職せず、現職に留まって感じたこと
子供が小さいため、慣れた職場、仕事内容であることは心のストレスが少ないというメリットがある。体調不良で突発的な休みでも、周りの人には理解してもらいやすい。違う仕事がしたくて転職を考えたが、結局、タイミングを逃してしまった。ルーチンのかわらない仕事なため、マンネリ化していて楽しさなどはほとんどない点はデメリットです。
転職活動にやる気が出ない人へのアドバイス
モチベーションが下がっているなら無理に転職する必要は無いと思う。そのときによい条件があるとは限らないから。気持ちがあがって、よし、やるぞ!というときのほうが転職はうまくいく気がする。転職はいいようでデメリットも大きいので、リサーチをしっかりしてからのほうがよいと思う
★平日に休めず、行き詰った!
- お仕事:工場の事務員
- 活動を始めてから止めるまでの期間:3カ月~半年
転職活動を止めたのはなぜですか?
平日がなかなか休めないということが大きいです。
転職せず、現職に留まって感じたこと
メリットとしては給料が大幅に下がることがないので結果的には人生の計画が立てやすいと思っています。また嫌いな人間関係も歳を重ねていくうちにだんだん鈍感力になりあまり人間関係は気にしなくなってきます。デメリットとしてはずっと同じ会社に入ると少しマンネリ化してしまうので毎日刺激が足りないと言うことです。またずっと同じ仕事をやり続けるため年齢が行き過ぎてしまうと新しいことを覚えるのは一苦労なのかもしれません。
転職活動にやる気が出ない人へのアドバイス
長い人生なんですから、やる気があるときにやればいいですし転職に成功も失敗もありません。思い立ったら吉と言う考え方で人生を歩んでいってはいかがでしょうか?ほとんどの方が人間関係に悩まれていると思いますが石の上にも3年と言う言葉があるように3年以上は最低限我慢すれば人間関係なんてほんのちっぽけなものですから気にしなくていいんですよ。
★想像を超えた厳しさに、自分を見失った!
- お仕事:食品製造
- 活動を始めてから止めるまでの期間:3カ月~半年
転職活動を止めたのはなぜですか?
30代の転職は、思っていたよりも厳しく、希望する会社には書類選考で落ち、その後もうまくいかなかった。そんなことを繰り返すうちに、何がやりたいか、自分に何ができるのかわからなくなってしまった。
転職せず、現職に留まって感じたこと
メリットにもデメリットにもなり得ますが、転職前と同様に、何ら変わらない生活を送れるという点。待遇への不満と将来への不安、それ以外でも転職を希望するのであれば、年齢も若く選択肢が多い時に行動をした方がいいと思います。新しいことを始めるのに、年齢なんて関係ないといいますが、求人先がそれを良しとしなければ成立しないことです。今回の転職活動ではそんな事を思い知らされました。
転職活動にやる気が出ない人へのアドバイス
転職活動は根気のいるものです、1、2ヶ月で決まれば良い方です。本気で転職したいのであれば、在職中になるべく早く行動を起こし、転職サイトなどに登録したり、活用できるところは存分に活用する。異業種への転職なら、なおさら善は急げです。
★生活水準を落とす転職は避けたかった!
- お仕事:飲食業の営業
- 活動を始めてから止めるまでの期間:3カ月~半年
転職活動を止めたのはなぜですか?
やめた理由は、どの求人も、今働いている会社よりお給料が10万円以上も減ってしまうからです。生活水準を落とせなかったです。親が病気になっていて、面倒を見ないといけないとなるとお金が必要でした。
転職せず、現職に留まって感じたこと
活動をやめて、やはり希望のお給料が貰える所はすぐ見つからないことに気がつきました。また仕事を終えて親の面倒を見たかったのですが、お給料がある程度貰える現職は残業がかなりあります。転職すれば残業なく帰れますが、お給料は低いです。このようなメリットデメリットがある中で、私は安定してお給料が入る現職を選び、時間をお金に変えることにしました。
転職活動にやる気が出ない人へのアドバイス
アドバイスとしては、この先結婚や出産して自分にこの会社がメリットがあるかどうか考える事をお勧めします。今頑張れば後々優遇される事もあります。若い時は会社からも都合よく使わられてしまうので、きちんと自分のワークスタイルを持っていて会社に伝えられているか考える事をお勧めします。それでも合わないのであれば転職という手段に入るという流れでも悪くありません。
★不安定雇用の求人しかなった!
- お仕事:教育業界の広報
- 活動を始めてから止めるまでの期間:半年~1年
転職活動を止めたのはなぜですか?
応募をして面接を受け、即採用になったが、条件面を確認すると、いずれも非正規雇用または教務委託契約であり、不安定雇用だった。正規雇用を主張すると良い返事は得られなかった。また、業界内の人間に聞いても正規雇用はほとんどなかった。
転職せず、現職に留まって感じたこと
世の中では人手不足といっているが、低賃金と非正規雇用の人員不足しかないことがわかった。現状もパワハラと長時間労働の状況にあるが、どこの教育機関も私学では似たりよったりであることが判明した。現在の契約が正規雇用であり、転職しても不安定雇用しかない現実なので、転職活動を断念した。教育業界には明るい展望がないことがわかった。
転職活動にやる気が出ない人へのアドバイス
2018年問題で、雇い止めなどの問題や、人手不足の問題はあるが、現在が不安定の非正規雇用の方が正規雇用に転職する場合の年収の下限を設定しておくべきだと思う。せっかく安定した職場であっても、日常生活を送れないほどの低賃金やパワハラが理由で人員不足になっている企業が多く、それが理由で募集していることが多い。転職サイトなどで、事前にその業界や企業の状況をチェックする必要があると思います。
★希望した企業は不採用、無気力状態に陥った!
- お仕事:不動産業
- 活動を始めてから止めるまでの期間:1年~2年
転職活動を止めたのはなぜですか?
行きたい企業に落選してから、転職する気がなくなった。それからは、無気力状態が続き、今のままでいいやと思った
転職せず、現職に留まって感じたこと
メリットとしては、収入面です。転職活動にはお金がかかります。そして、いつ転職できるかどうかもわかりません。そのような状況において、収入面は特に切実な問題です。特に、家族を養う世帯主の場合、会社を辞めることはリスキーな判断になりかねませんので。ただし、将来への悔いは残りました。転職したいと思うきっかけは何であれ、現状に満足していないからなのです。あの時こうすればよかったという思いは、これからずっと思い続けるでしょう。
転職活動にやる気が出ない人へのアドバイス
行きたい企業に就職できるのは、ほんの限られた人だけです。あなたが知らない、興味が持てない他の企業にも、あなたが知らない良い・素晴らしいところが必ずあります。そのいいところを探す、出会えるのも転職活動の醍醐味ではないでしょうか。
★希望する職への高い壁を感じた!
- お仕事:営業
- 活動を始めてから止めるまでの期間:活動開始から、1カ月未満
転職活動を止めたのはなぜですか?
現職をやめたい気持ちがとてもあり、これから需要が高まるであろうシステムエンジニアに転職をしたかった。しかし、自分の転職活動にも思った時間が使えず、またエンジニアになるために色々なことを調べたがとても高い壁を感じ、不安になりやめました。
転職せず、現職に留まって感じたこと
現職にとどまったメリットは、転職活動をやめてもう一回頑張ってみよう!という気持ちのリセットがついたので、「辞めたい」と思っていた時期より、仕事に対する姿勢が良くなった。ただ、もう少ししっかり考えて転職活動をするべきだったなぁと少し後悔はしています。それに、一度は「辞めたい」と思った仕事なので、精神的に辛い時があるのは否めない。
転職活動にやる気が出ない人へのアドバイス
転職活動を行うということは今の現状を打破したいという気持ちがあるからだと思います。そこに対してやる気がでないのであれば今の現状を少しずつ良くしていくという方向に変え、現職をより良きものにする努力をして見てもいいかもしれません。しかし1番大事なのは自分の気持ちと体です。色々な情報をまずは仕入れることが重要だと思います。インターネットで情報が豊富にある時代なので自分の同じ境遇の人、それから成功された人の経験談とかも調べてみることが次の道が拓けるきっかけになるとおもいます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「転職に対してやる気が出ず、止めて現職にとどまった」という方々に、「やる気が出なくなった原因、また現職にとどまってどうだったのか?」について、お話を伺わせていただきました。
「現在の仕事との両立が出来なかった!」
「転職の厳しさに直面して、自分を見失ってしまった!」など、「転職に対してやる気がでないことで挫折した」を経験を持つ人はたくさんいますね。
是非、先輩の体験を無駄にせず、自身のこれからのキャリアや転職に活かしてくださいね。