転職の面接で聞かれる答えづらい質問ベスト6と回答例16選

転職の面接で、何を質問されるのか気になる人は多いと思います。

事前にある程度、質問内容が予想できれば、回答を準備することができますよね。

でも、答えづらい質問をされたらその場でうまく回答できるかな・・・

どんな質問が多いんだろう・・・

などで不安に思う人も多いはず。

そこで今回は、面接で聞かれて答えづらかった質問のランキングを作成!先輩20名に聞いた、答えづらい質問への回答例もご紹介します。

参考にして、あなたの転職活動に活かしてください!

先輩に聞いた!転職の面接で聞かれて答えづらかった質問ランキングベスト6

第1位:数ある企業の中でなぜ当社なのですか?

20名中6票が集まったのが、こちらの質問です。確かに答えづらいですね!汗

うまく答えるコツと、先輩の回答例をご紹介します。

(先輩の体験談)転職先がどういう専門性が高いのかをチェックすること!

私が働いていたのは介護の業界で、転職先には認知症専門の精神病院を選びました。介護の業界は実際に求人がとても多いので数多くあるなかでなぜうちを、という質問はやはり答えにくいものでした。

そこで私は面接を受けた病院が認知症専門の精神病院という事で、介護の仕事は数多くありますが認知症専門という点に惹かれたこと、そこで働く事で役に立ちたいというのはもちろんですが専門の病院という環境で働く事で、自分自身の知識や経験もどんどん高めていけるのではないかと感じたからです。
という事を伝えました。

自分がどれだけ貢献できるか、という事を重視する人もいますがこれからも日々勉強をしていきたいという姿勢を見せるのは大切な事だと思います。結果としてこの病院はお給料も良くかなりの人数が面接に来ていましたが、採用させてもらえました。

(先輩の体験談)ホームページで徹底的に会社のことを調べ、OB訪問も行うこと!

私の場合は1番初めにインターネットなどでしっかりその会社の情報収集をした上で面接に臨みました。基本的な会社の情報もちろん、その職種内容や、会社の立地条件や雰囲気などもしっかりと調べたうえで臨みました。また会社のOBの方に知り合うことができたので、その方に会社の社風や現在の事業計画等を教えて頂くことができました。

私が伝えたのは自分のスキルと会社が募集している内容がよくマッチしていること、自分のスキルを最大限に活かせそうなところ、インターネットのページで見た会社の情報から、この会社にとってとても良いイメージを持ったこと、実際にその会社に勤められている方から会社についてとても良い雰囲気の会社だと言うことを聞いたことなどをお話ししました。好印象を持ってくれたようでよかったです。

(先輩の体験談)業界に対する不安を伝える⇒会社の強みや特徴を評価する!

その会社はバナナなどの果物を海外から輸入し販売している会社だったので、最初は扱っているものが身近で親しみやすく感じた事と、生もので特に傷みやすい果物なので間違えたら返品したり在庫として長期間の保存がきかない事、口に入れるものなので万一食中毒や品質に問題があるなどの事態が発生した場合は会社が一気に傾くであろうという不安も感じた事を正直に伝えました。

その上で、御社のホームページを隅々まで拝見し品質管理が徹底されており、御社なら安心だと確信したので応募しましたと伝えた所、採用の連絡を頂きました。面接の前にホームページを何度も見て研究し、おそらく面接官の方も感じている会社の強みと働く上で心掛けておくべき生もの、食品を扱っているのだという緊張感について答えた事で、採用に繋がったのだと思います。

(先輩の体験談)実際に商品やサービスを購入したり、体験してみて顧客としての魅力を伝える!

私が志望していた出版社は正直行って全く名の知られていない零細企業だったので、「どうして他の会社じゃなくてうちで働きたいんですか?他でもいいんじゃないですか?」と質問されるのが最も怖かったです。実際、早く転職先を決めたかったから出版社ならどこでもよかったというのが本音ですし。

ただ、その質問は面接では必ず聞かれるだろうなと見当がついていたので、事前にかなりの時間を費やして企業研究をしました。どういう理念で、どういう社風で、どういう媒体を発行していて…など、ネットで検索しまくったり、発行媒体を実際に購入して読み込んだりしました。

その甲斐あって、面接ではその企業のいいところを具体的にたくさん挙げて「そういうところに魅力を感じてどうしても御社でなくてはならないと感じました」と力説することができました。そのおかげで、面接を無事通過することができました。

(先輩の体験談)スタッフや働いている人の雰囲気をチェックしておく!

私は医療系の国家資格を持っています。子供はまだ小学生で、季節の変わり目などに風邪を引く事もあり、家の近くで仕事を探せられたらいいと思いひとつ前(現在の職場のひとつ前)のクリニックを見つけました。そこで面接をお願いした時、「なぜ当院を希望されましたか?」と質問され、少し言葉につまりました。まさか子供がいると、職場が家に近い事が何かと便利だからとは答えられませんから。

それなので、近所に住んでいますが、日頃からスタッフの方が気持ちよく働けているように見えて、感じの良い病院だと感じていた事、また、高度な医療を行っていると評判で、自分もそういう職場に入り、知識を深めていきたいと思い志望した事を伝えました。

第2位:将来の夢は何ですか?

第2位がこちら。これも答えにくい!!汗

こちらには20名中4票が集まりました。実際にどうやって答えたのか?コツと事例集を見ていきましょう。

(先輩の体験談)仕事に繋がりそうなスキルアップを短期目標でサラッと説明!

私の場合、インターネット業界という比較的新しい業種に従事しており、諸先輩方のキャリアモデルに明確なものがありません。そのため、仕事そのものの夢ではなく、人生の夢、短期目標を毎回話しています。

「新しい分野におりますので、仕事の中で求められるスキルは多種多様と考えております。そのため、まずは何を求められても対応できる柔軟性を常に持ちたいと思っております。私自身、専門学校卒業ですので持っている知識に偏りがございます。仕事にも生かせるよう、なるべく早い段階で通信制大学に入学することが夢です。」

と、このように職務とバランスのとれた少し間接的な表現でこういった質問は切り抜けています。今のところ、この答えで不採用にはなっていません。

(先輩の体験談)他の社員のロールモデルになるのが夢です!

母として妻として家庭を支えながら、仕事でもさらなるキャリアアップを目指して努力していきたいですし、この私の夢を叶えることができる環境が整っている御社でぜひ働かせていただきたいと思っています。これまで私が積んできた経験を存分に活かして何事にも効率よく上手に取り組んでいき、定年まで勤め上げる覚悟でいます。さらに、このような私の姿を見て、キャリアアップを目指す女性社員が増えてくれれば、と思います。女性社員の目標となる女性になることもまた私の目標であり、将来の夢のうちのひとつです。私は面接で、このように伝えました。自分の将来の夢が今回の転職に関係していることをアピール出来ればなお良いと思います。

(先輩の体験談)店長になりたい!仕事での出世を夢として伝える

自分の場合はアパレル店舗の販売員だった為、ゆくゆくは店長になりお店のマネジメントを行なっていきたいと答えました。質問的には将来の夢はなんですか?と漠然とした質問だった為、少し答えには詰まってしまいましたが、仕事をする上での目標が将来の夢につながるんじゃないのかと考えて店長になりたいと答えました。

面接官の方もどんな店長になりたいか?店長とはどんな仕事をすると思うか?あなたが思う店長像は?など業務上の質問をしてくると思うので、その先の質問の答えも考えて言ったほうが良いと思います。

実際に転職は成功し、会社側も私自身を店長にしようとして応援してくれているので、採用された後も気にかけてもらえると思います。

(先輩の体験談)しっかり仕事を全うしてから、先のことを考えたいです!と素直に伝える

私はセラピストとして手に職をつけて人を癒やしたいと思いアロマの勉強を経て面接を受けました。セラピストの業界は初めてで前職は事務だった為、後々は自分のお店ももてるくらいの技術を習得し、まずは会社である程度のスキルを学びたいとその時は漠然と考えていました。

将来の夢を聞かれた時に私自身が漠然とした考えでしたので自信を持って自分の店を持ちたいです。という事もいえず、もし仮に言ったとしたらこの人はそのまで長く勤める人ではないのだろうかと頭をよぎりました。私は、面接官に対して、セラピストとしての仕事をしっかり学んだ時に先の方向性を決めていきたいと答え、自分の店も考えているという事をお伝えしました。結果として転職に成功しました。

第3位:今後のキャリアプランをお聞かせください

20名中4票を獲得したのが、こちらの質問。キャリアプランという言葉が曖昧で、何とも答えにくいですね。

実際に先輩たちがどう答えたのか?事例をご紹介します。

(先輩の体験談)正直にこれまでの経緯を伝えて、これからは長く勤めたいことをアピール!

私の場合は、前職が特殊だった為か、面接官は「何故我が社なのか?」とすごく疑問を抱いていたようで、今後のキャリアプランに関してとても細かく質問をされました。面接官の疑問を解消しないと採用されないと気がついたため、私は素直に「前の仕事がしたくて、学生時代学び、その後夢を叶え働いていましたが、父の働いている業界にも興味を持ち始め、意を決して辞めた後、派遣として似たような仕事をしている」という事を素直に打ち明けました。

その派遣先がたまたま面接官の前の職場だったようで、そこで親近感を持たれ、雰囲気が変わった事を覚えています。私はその後、「長い間働きたいので積極的に色々な事に挑戦したい」という事を伝え、できる限りのアピールをしたところ、最終的に採用していただけました。自分が答えにくい質問こそ、面接官が聞きたい事だと思うので、そこは素直に面接官を納得させる位の思いを伝える事が大事だと思いました。

(先輩の体験談)仕事と家庭の両立をしたいと伝えたうえで、投げ出さずに両立できることをアピール!

これから、出産や子育てをして行く上でキャリアプランというのはすごく難しかったです。ゆくゆくは育児休暇を取得し、両立してやっていきたいということや、働くことが好きで、人のために何かをしたいなどを言いました。

面接官の方は、女性をバックアップされている方だったので是非頑張ってくださいという返事でした。また、そこから「大変だと思いますが続けられますか?」という質問をされたので、現在両立している方はたくさんいる中で、私にとって仕事と家庭の両立は当たり前だと思っていますので、投げ出すことはありませんという風に答えました。

また、仕事をいて行く上でやはりどんどん責任がある仕事をしていくことがモチベーションややりがいに繋がると思っていますので、皆さんに頼られるようになりたいと思います、とまとめました。

第4位:強み・長所を教えてください

20名中3票を獲得したのが、強みや長所を聞いてくるこの質問。自分のことを自分でうまく伝えるのは難しいですよね!先輩の事例と回答のコツを参考にして準備しましょう!

(先輩の体験談)過去の仕事や業務で、自分なりの手法や工夫で解決できたストーリーを話す!

あなたの個人的なほかの人とは違うとんがりは何ですか?と聞かれた面接があり、その時が非常に困りました。資格といった誰にでも持てるようなものですと、ほかの人とはちがうと表現することができませんし、何かを頑張ってきましたというのはただの経験なのでオンリーワンな個性やアイデンティティとは別物だと考えたからです。

しかし、その場の面接では過去のことをまだ深く聞かれていなかったので、前職でのトラブルのなかでマニュアル化していなかった対応方法を私個人の方法で解決しました、といった、抽象的ではなくある程度具体的で専門的なことを答えることでその場をしのぐことができました。私の答えが正解だったのかはわかりませんが、無事によいお返事をいただくことができました。

(先輩の体験談)自分では気づきにくい強みが、周りの人に聞けば見つかることも!

自分の長所や強みが何かを自己分析できず、面接で聞かれてうまく言葉にするのが難しかったです。自分の長所や強みは面接で聞かれることが多いことに気付いたので、友人や知人、先輩など自分より目上の人など、色々な人に自分の長所や強みについて聞いて、答えてくれた中で一番多かった点を自分の長所や強みとしてアピールしました。

自分1人で長所や強みを考えても、思いつかずアピールできず悩んでいましたが、周りの人に聞いてみたことで「こんな風に思ってくれているのだな」と気付かせてくれました。自分以外の人からの評価を面接でアピールできたことは自信にもつながりました。

(先輩の体験談)興味を持たれて突っ込まれたことは、とりあえず盛り上がって答えておく!

特技欄に記載した「少林寺拳法初段」というところに興味を持たれ、なぜかそこばかり質問をされたので、用意していたありきたりの答えが何一つ使えず、慌てました。「今まで実戦で使えたことは?」や、「実際に人を殴ったことはありますか」など、結婚して子どもまでいる主婦になぜ聞くのだろう、キレたら危ない人間と思われているのかしら、などとても不安になりました。

入社してから、その試験管が単に格闘技好きな人だっただけだとわかりましたが、まさか面接で聞かれるとは思わず、あせりました。ただ、私も後半はうんざりして、そして「これはもう落ちたな」とヤケになって、「よろしければ技をおかせしましょうか」と返したことが、採用の決め手だったそうで、何がきっかけになるかわからないものだと思いました。

第5位:まわりの方のあなたへの評価は?

地味に得票があったのがこちらの質問。周りの人に聞いたことが無いと、答えようがないような質問ですが、自分を客観的に評価できているか?前の職場をなぜ退職したのか?などを聞きたいという意図を感じますね。

さぁ、、この困った質問に、先輩はどのように回答したのでしょうか?

(先輩の体験談)評価は高かったです!⇒突っ込まれるので要注意!

勤めていた会社での、まわりの方からの評価について聞かれました。正直、周りに聞いてみたことはありませんでしたが、絶対に採用されたかったので、職場内では「仕事の飲み込みがはやい」と感心されたり、取引先からは「また一緒に仕事をしたい」と言われたことなどをアピールしました。

そこで、「では、今の会社でもっと活躍した方が良いのでは?」と面接官から言われることも想定していたので、転職先で自分が取り組んでみたいと考えていることを熱心に伝えました。当時、勤めていた会社に恩を感じているが、転職先の会社で会社のため、社会のために貢献したいことを伝えました。

第6位:この業界の今後をどうお考えですか?

最後にこちらの質問。得票は1票と多くありませんでしたが、これも答えにくい質問です。あまり知った顔で答えるのも気に障りそうだし・・・と気にしてしまいそう。

先輩の回答例を見てみましょう。

(先輩の体験談)業界に変化の波が押し寄せた時に、対応できる自分でいたい!と自分のアピールにつなげる

聞かれたときは正直そこまで考えていませんでしたが、とっさにこのように答えました。今は一般的に受け入れられている業界ですが、これが20年30年と続いていく保証はありません。ですのでその時代に合わせた動きが必要だと思います。ですので普段から世の動きをキャッチできるように、常にアンテナを張っていきたいと思っております。そのためにも今現在の求められているもの、廃れてしまったものを見て、何でそうなったのかを考える癖をつけていこうと考えています。全く必要のない業態は無いと考えています。時代に合わせたものを産み出していけばおいていかれることはないと思います。そしてそれはどの業界にも当てはまる事だと思っております。

まとめ

今回は、面接で聞かれて答えづらかった質問をランキングでご紹介しました。

先輩の回答や、よくある質問の上位のものを見ている感じだと、

「周りの人からの評価をこっそり聞いておいて、準備しておく」

「相手の会社のことを調べつくしておく」

の2つが、非常に便利で使える準備になりそうですね。

夢やキャリアプランなどは、短期的な目標を素直に話したり、職場で出世したり活躍する未来を話したりすれば、ある程度うまく回答できそうです。

あなたも転職に成功した先輩の事例を参考に、自分なりの回答を準備してみてください。