こんにちは!キャリアアドバイザーのエスです!
「転職したい!」
「現職には不安がある」
「これからのキャリアについて、全然考えられていない」
このメール講座に登録していただいたあなたは、きっと何かしら今のキャリアに不安を感じているはずです。その不安をこのメール講座で是非拭い去っていただきたいと思います。
今回のテーマはこちら!
転職市場から考える「転職活動を成功させる戦略の考え方」についてお伝えしたいと思います。
自分を高く売りたければ、市場を意識せよ
転職活動をする場をあえて、市場という言葉を使って、「転職市場」とお伝えをしました。市場、つまりマーケットです。
転職とは、自分という商材を売り込む活動です。つまり、お客様がいてお金を払って買ってもらうのが転職活動なのです。ビジネスと同じです。
ビジネス | 転職 | |
商材・サービス | 商品 | 自分自身 |
売上 | 報酬 | 給与 |
取引契約 | 契約 | 雇用契約 |
この発想で転職を考えてみると、どうすれば自分が高く売れるのかを考えることができます。ビジネスや営業をするとき、競合他社が誰もいない状況はほとんどありません。ライバル企業があなたの会社のシェアを奪おうと、日々狙っています。また、お客様自身のお財布事情・市場の動向もしっかりと考えなければいけません。
つまり、マーケティングの分析方法である「3C分析」と同じことができるのです。
Customer:市場・顧客
Competitor:競合
Company:自社
この観点で、転職したい市場や企業をみれば、自分の市場価値がどう判断してもらえるかを考えることができます。もちろん、これは今自分が所属している会社でも同じように考えてみてください。
自分を高く売るためには、
Customer:市場・顧客 → 今伸びている・これから伸びる市場・業界に属しているか
Competitor:競合 → 競合が少ない(同じスキルや経験を持っている人が少ないorやりたい人が少ない)
Company:自社(転職希望先・現職) → 伸びているor伸びる見込みのある企業か否か
この3つを抑えることが重要になるわけです。
どれかが欠けてしまえば、結局支払い先(入社した企業)の支払い能力以上に給与も支払われない、またライバルが多ければ価格勝負になって安く買い叩かれることになります。だからこそ、この3Cの視点で転職活動することが重要なのです。
今の転職市場はこうなっている
転職サイトDUDAの調査では、採用の状況はこうなっています。
全11分野のうち求人数が「増加」は7分野、「ほぼ変わらない」が4分野、「減少」する分野はなしと見込んでいます。「ほぼ変わらない」も、既に求人ニーズが飽和状態になっているためこれ以上増えようがないというニュアンスが近いでしょう。
■増加(7分野)
電気・機械 化学・素材 メディカル 人事・経理・法務 企画・マーケティング 販売・サービス クリエイティブ■ほぼ変わらない(4分野)
IT・通信 建築・土木 金融 営業
求人倍率のデータもこうなっています。
業種 | 求人倍率 |
全体 | 2.46 |
IT・通信 | 6.24 |
メディア | 2.75 |
金融 | 1.59 |
メディカル | 2.22 |
メーカー | 1.91 |
商社/流通 | 0.90 |
小売/外食 | 0.96 |
サービス | 2.82 |
その他 | 1.25 |
ただ、注意すべきは転職市場において重要なことは、「即戦力」が求められているということです。新卒や第二新卒、また未経験採用であれば”若さ”や”やる気”で良いですが、自分を高く売るための転職を間がるのであれば、「即戦力としての自分」をアピールすることが求められます。
転職活動を長期戦で捉えることも必要
人によっては、今のタイミングでの転職が自分を不利にするということもあります。
例えば、社会人1~3年目での転職で、現職よりも好条件の職場で働きたいというのは、なかなか難しいケースも多いです。その時に転職をしないという選択肢もありますが、今後を見据え、将来自分が高く売れる業界や職種を狙って、キャリアを積むという発想もあります。
ビジネスも転職も戦略を間違えなければ成功する
ビジネスは「誰のどんな悩みをいくらで解決するか」を考えることが何よりも大切です。
この発想は転職でも同じです。
誰の→どの会社・企業の
どんな悩みを→どんな職種で
いくらで→いくらで
解決するか→どんな働き方で解決するか
この相手と自分のできることを整理し、アプローチを組んでいけば、自分が求めているキャリアをしっかりと歩めるはずです。
転職もビジネスも同じ。3C分析を転職希望先や現職で落とし込んで考えてみることで、これからの自分のキャリアが見えてくる。